複雑・ファジー小説
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- 花と愛と毒薬と {episode}
- 日時: 2015/01/28 23:50
- 名前: 朝倉疾風 (ID: CA3ig4y.)
1年弱の長い執筆がようやく終わりました。
執筆中、朝倉疾風から夜多岬に名前を変更しました。これからもし、また新しく書くときは、この名前ですので、お見かけした際はお声をかけていただけると嬉しいです。
小説というにはあまりにも拙く、私の私的感情を爆発させるため書いているようなものですが(所謂ストレス発散)……。
読んでいただき、ありがとうございます。
暇な時間があれば、また、ふらっと現れます。
どうぞその時は、「ああ、またこの人書くのか……」と、呆れながらも読んでいただけると幸いです。
(本編)
執筆開始 2014年 2月5日
執筆終了 2015年 1月25日
○現在、完結後の「彼女たちの物語」を書いております。本当は書くつもりはなかったのですが(ただいま実習中)、暇なときにちょこちょこやっていくつもりです。懲りずに(笑)
○あと、Twitterをまたまた始めました(既に4回消してる)。IDは@moto_asakuraです。ゆるゆる始めます。いろいろと。
(彼女たちの物語)
執筆開始 2015年 1月28日
夜多 岬 (元 朝倉疾風)
- Re: 花と愛と毒薬と ( No.23 )
- 日時: 2014/03/31 23:06
- 名前: 朝倉疾風 (ID: CA3ig4y.)
空雲 海 さま
お久しぶりです(実に一年ぶりかしら)。
コメントくださって感謝感激すぎて椅子から転げ落ちました。痛い。
少し個人的なお話になるけれど、まあよかったら読んでください。
朝倉がこうしてお話を書くとき、朝倉の中に溜まってあるストレスを消化していると思ってやってください。なにかイライラしている、そうだ、小説書こう……そんな具合で。
実際、朝倉の書くお話はキャッキャウフフな内容は少ないと思います。全部が自分の中のモヤモヤを文章にしてそのままぶつけているような感じ(笑)登場人物たちには少し申し訳ないけれど(;^ω^)
なので、書き終わったあと、自分の小説の内容のことを、朝倉自身、ほとんど覚えてないんです。
書いているそのときは一生懸命なんだけど、終わったらもう、自分の書いた内容を忘れてるんです。コメントくださった読者さんとかは覚えてるんだけど、自分の話だけはどうしてもダメなんですよね。
だから、読者に親切ではないです。思いっきり、朝倉の自己満足なんです。趣味というより、いっそ、ただのストレス解消だと言ってしまってもいいくらい。
なので朝倉は自分のお話が完結したら、即スレッドをブロックしちゃうんです。お話をひとつひとつ完結させていくうちに、朝倉のモヤモヤも消えていくような気がしているので、「これはもうオシマイ」といった気持ちは人一倍強いんでしょうかね…?
「あなたを失う理由」、よく見たら確かに自分で「カキコ卒業」と書いてますね(笑)そのことすら忘れてるので、たぶん心残りがあったんでしょう。自分の言った言葉に責任をとるどころか、発言を忘れているなんて……そろそろしっかりせねば……。
海さんのことは朝倉としても印象が根強いです。稚拙な朝倉の文章よりはるかに上手かったですもん、貴方の小説。
小説、また読ませていただきます。 (というか海さんって年いくつ)
- Re: 花と愛と毒薬と ( No.24 )
- 日時: 2014/04/01 19:17
- 名前: 空 ◆EcQhESR1RM (ID: 1CRawldg)
うーん。
出会った当初は確かにあたしの方がうまかった(そこは認める笑)だけど、今はあなたの方がうまいよ。
あの時に一旦小説から離れちゃったからブランクがあるんだよ。
作者が覚えてないなんて、流鏑馬笑日なかわいそうだ。
あたしだったら愛を込めて忘れないけどなぁ。
大昔も年齢の話をしたことがあるけど、その時あなたは高校生だったんじゃないかなぁ?
あたしは中学生だったけど。
あの時の天使の話本当に覚えてない?
面白かったのにー残念。結構、話のオチが意外でよかったのに。
たぶん大分はなれてるとおもうよ。あたしがやっと高校二年生だもん。それじゃぁ、テトは大学生かな?
- Re: 花と愛と毒薬と ( No.25 )
- 日時: 2014/04/02 16:30
- 名前: 朝倉疾風 (ID: CA3ig4y.)
空 さま
カキコ内で知り合った方からも「なんで忘れるんだ!俺らの方がよく覚えてるぞ!」ってよく言われます(笑)
申し訳ないけれど、覚えてないです……
天使の話……書いたのかなぁ。
今年で大学生です。二歳離れるのかなぁ。
あと、朝倉はここ三年ほど「朝倉疾風」なので、テトと呼ばれると一瞬、自分のことかどうかわからなくなります(;^ω^)けっこう昔に使っていた名前なので……(その頃のもう一つの趣味がテトリスだったからなんですが)。できれば今の名前で呼んでいただけると嬉しいです!
- Re: 花と愛と毒薬と ( No.26 )
- 日時: 2014/04/02 17:22
- 名前: 朝倉疾風 (ID: CA3ig4y.)
- 参照: http://ameblo.jp/xxxoo-nico
「母さんは文句のつけようがないほど、ぼくの母親だよね」
そう言うと、母さんの顔が一気に赤く染まった。恋でもしている女子中学生のような反応に、思わず笑みがこぼれる。ぼくは声や雰囲気が父親似らしいので、前々から母さんに「ドキドキする」と言われていた。まさか恋心を持たれてるんじゃないだろうな。
「なあにそれ」
「思ったことを言っただけだよ。母さんに感謝しないとなって」
「ちょっと。話をそらさないでよ」
「そらしてないよ。母さんこそ目をそらさないで」
俯きがちの大きな瞳がぼくを再び捉える。やっぱり顔はこの人に似ているなぁ。鏡越しに自分を見ているようで落ち着かない。胸がざわりと波打つ。…………ぼくも実の母親になに変な気起こしてるんだか。いや、そういう意味でなく。誰かにむけて必死で言い訳している自分がなんだか阿呆みたいだ。
「真矢がぜんぶ背負う必要はないのに」
「元はといえば、ぼくが招いた種だから」
「あのときの真矢は、まだ子どもだったのよ」
でもそれは言い訳にはならない。
子どもであれなんであれ、ぼくがしてしまったことは、明らかに殺人の片棒だった。
「庇ってくれるのは母さんだけだね」
何度、見限ってくれと思っただろう。この人が背負うほど、ぼくも押し潰されそうで辛くなる。母さんは父親が生きていた頃のように、難しいことはなにも考えずに、ヘラヘラ笑っていてほしい。ぼくが死んだ後も。
母さんを自殺の道連れにしようかと考えたこともあった。でももうだめだ。ぼくにとって、カオリより大切なものが見つかりそうにもない。簡単に言えば母さんよりカオリの方が大切だってことなんだけれど。それを言ってしまったら、この人は泣くだろうなぁ。いや本気でカオリを亡き者にするかもしれない。
また少しばかりの良心が痛む。
こんなことなら心も完全に殺された方が楽だったかもしれない。でも人間ってそう簡単に心死なないから面倒だ。
「でもカオリを庇う人は誰もいないから」
加害者側として捉えられることの多い彼女を守るものは、なにひとつない。周りから可哀想だとしみったれた同情すらしてもらえない。そんな彼女と世界からサヨナラできたら、してやったりな気になる。ざまあみろよって。そんな世界、こっちから願い下げだって。笑いながら死んでいきたい。
ぼくの答えを聞いて、母さんは納得いかないといったふうだった。
そりゃそうだ。
ぼくなんかの気持ちがわかってしまったら、人間としての平均値が限りなく底辺だよ。自分で言っていて凹むけれど、実際はネガティブな性格をしているぼくとしては、自分自身を過小表現しすぎてしまう。そこだけは子どものときから変わらないよなぁ。
「朝ごはん」
「は?」
「朝ごはんは食べたの?」
「いや、まだだけど」
カオリの寝顔を見ただけで朝食は摂っていない。ここに戻って軽く食べた後、またカオリのマンションに戻り、二人で学校に登校するつもりだったから。
いつもの明るい笑顔に戻った母さんは、足取りも軽やかに台所の方へ向かっていく。
「待ってて真矢。いま愛情いっぱいのお料理を作ってあげるからにゃん!」
「いや語尾がにゃんって……」
いろいろとイタイ母親だ。
宣言通り、愛情とやらが詰め込まれた、平日の朝の割には少し豪華な朝食を摂っていると、詩朱がやってきた。
お邪魔しますもなにもなく、和が家同然の顔で食卓に顔を出す。今日も学校に行かないくせにセーラー服だ。ちなみにこいつの中学校の制服ではない。
詩朱はなにも言わず席につき、母さんも微笑んだまま詩朱用の茶碗を出す。ごはんを並以下によそい、詩朱に手渡した。
「いただきます」
「おいこら。朝の挨拶とかないのか。というかなんでおまえがここにいるんだ」
あまりにも普通に日常に溶け込んできたのでこっちが面食らう。詩朱はポカンとして、「ああそうか」と独り言を言い、ぼくにむかって一礼した。
「おはよう、真矢くん。今日もいい天気だね。真矢くんも相変わらず綺麗な顔をしているけれど、その顔で今度は何人の女の子をたぶらかしてきたのかな」
「変なこと言うな。ぼくは遊び人じゃない」
「どうだろうね。外見がいいやつの言うことって、信ぴょう性ないから」
こいつはこの年で男に騙された経験があるのか。
箸を動かす速さがかなり速いので、負けじと筑前煮を頬張る。詩朱も意地になって味噌汁をずずっと飲み干した。朝から勢いのある食いっぷりのぼくらを見て、母さんが満足そうに微笑む。
「なんだか本当の兄妹みたいねぇ」
まあ、ぼくからしたらコイツは妹みたいなもんだし。詩朱はぼくのことを兄とは絶対に思ってないだろうけれど。
母さんの言葉になにか思うことがあったのか、何気なく詩朱が尋ねた言葉にぼくはギョッとする。
「おばさんはりーくんと結婚しないのかな」
りーくん、というのは詩朱の父親の名前だ。ぼくの母さんの高校時代の先輩後輩の仲だった人で、喫茶店「AOi」を経営している。いわば母さんの雇い人。この人も奥さんを先に亡くしたらしく、ぼくの父親が自殺して塞ぎ込んでいた母さんを、よく心配して訪ねてきてくれた。
そりゃあ、あの人のおかげで母さんが立ち直ったといっても過言ではない。でもあまりにも唐突な質問に母さんもキョトンとしていた。
「ん〜。いや、わたしは利人のことをそういう風には思ってないし…………。むこうもきっとわたしを“先輩”としか見てないと思うし。実際に彼とどうこうなったことは無いし…………ないわね!利人とはないない!」
「お似合いだと思うのだけれどね」
「まあ容姿端麗な者同士ですからねぇ〜」
自分で言うな、自分で。
ツッコミを入れたかったが、我慢して押しとどまった。
「それにね。わたしはいま、真矢ラブだから。真矢が恋人みたいな感じだから、べつにいらないのよ。そういう人は」
面と向かって告白されて多少戸惑う。この人がぼくに向ける視線は、母親が子どもに抱く愛情だとか母性だとかとは少し違っている気がした。きっとぼくを自殺した父親に重ねてるんだろうな。そんなに似てるのかな。
「本当に真矢くんが大好きなんだね」
「詩朱ちゃんも利人が好きでしょう?」
「いやあ、なんか父親を好きだと言うのって照れくさい感じがするな。普段言えないことだからね」
「わかるわ〜。すっごくわかるわ〜」
なんで母さんがわかるんだよ。あんたはしょっちゅう言いふらしてるだろ。
無言でご飯を口内にかきこんで咀嚼しつつ、壁にかけられている時計を見る。ちょうどいい時間だ。飲み込んで早々に椅子から立ち上がった。
「それじゃ、ぼくは学校に行ってくるから」
「ええっ。もう学校に行っちゃうの?お母さん寂しいわ〜。愛しの真矢ちゃんとの触れ合いがぁぁぁぁぁっ」
「いってきまーす」
カバンを持とうとして、そういえば学校に置きっぱなしにしていたことを思い出す。手ぶらで登校するのも初めてじゃないけれど、先生に見つかったらいろいろとやっかみを言われそうだ。ただでさえ成績のことで目を付けられているのに。自慢じゃないけれど、服装や髪型のことで指導を受けたことは一度もない。案外、勉強さえできれば真面目な好青年じゃなかろうかと思う。
- Re: 花と愛と毒薬と ( No.27 )
- 日時: 2014/04/02 18:15
- 名前: 空 ◆EcQhESR1RM (ID: 1CRawldg)
テトって言ったほうが昔からの馴染みって感じがするじゃん!
いいじゃん、呼んだって!!
そうなのかー、二回も離れてるのにそんな気しないなぁ。
あたし、敬語使わなくちゃいけないんだねー。
なんかごめん笑
お母さんのキャラ好きだなぁ。なんか、守ってあげたくなる。
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