二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

D-7 〜異常者達と十の魔王〜 (完結)
日時: 2021/02/12 09:53
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: 7qD3vIK8)

【どうしようも無いダメ人間でも、世界を救えるのか?】


どうもメタルメイドウィンです

結構久しぶりにストーリー・クロス系を書いてみようと思います

【注意】
時系列はSEASON1辺り
クロスオーバー
原作から外れた展開
マガイモノorオリキャラ

オリキャラor作者募集中
テンプレート >>2

シェリル・パルメルト(エイジア氏のオリキャラ) >>6
カルミア・ベゴニー(からあげ氏のオリキャラ) >>11
キース・メランジェ(葉月氏のオリキャラ) >>12
BAR-0666(生ブスカジ氏のオリキャラ) >>21
ファントム・P・プライム(シュンP氏のオリキャラ) >>26
フォルト(餅兎ユーニアス氏のオリキャラ) DM枠
黒井静華くろいしずか(フランソワーズ氏のオリキャラ) >>37
キカガク(幾何学模様氏のオリキャラ) >>63


【主となる参戦作品】
ドラえもん
まちカドまぞく
マリオ&ルイージRPG系
モンスターハンター
攻略本を駆使する最強魔法使い 〜命令させろとは言わせない俺流魔王討伐最善ルート〜
魔宝戦士ガーネット(オリジナル枠)

Re: D-7 〜異常者達と十の魔王〜 ( No.167 )
日時: 2020/10/27 20:13
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【第21話】
「めざせキラキラ漫画!」

数日後、ユージンと星金は大量の漫画原稿を詰め込みながら道を歩いていた

星金
「よし!これだけあれば今度こそ………」

ガーネット
「ええ、連載の暁には私の参戦を………」

星金
「分かった分かった、そういう約束だもんな」

たくっちスノー
「え、どういうこと?」

星金
「実はガーネットが初めてコミックから飛び出してきた時、物語を続けるために………新しい連載に自分を出すように言ったんだ」

たくっちスノー
「漫画のキャラがそれ提案するってどうなのよ…………」

ユージン
「この内のどれかは勝ち取れるだろうな!」

星金
「なんか………よくそんなに書けるな、羨ましいかも」

ミシャ
(内容は勇者すごいすごいって要素だけの話ばかりだけど………)

ミシャ
(あと露骨に魔法使いが悪役の奴ばかり)

ドラえもん
「それで肝心のキラキラコミックの編集部は?」

星金
「多分あるはずなんだよなぁ………俺の世界の部分」

ガーネット
「筆神!」


ガーネット
「私と同じエネルギーを感じるものが向こうから多く感じます!」

星金
「本当か!?」

ルイージ
「あ、待って!」

星金は一目散に走っていき、それをD-7が追いかけていくと…………




ミシャ
「な…………なにあれ!?」


道の奥から見えてくるのは、無数のビル郡に、動かない車………そして、電子看板


のび太
「こ、これってまさか!?」

シャミ子
「我々の街!?」


星金
「い、いや違う!!これは俺の街!!創作が溢れ出る理想郷!」



星金
「ジャンプリラだ!!!」


………

ユージン一行とドレッド達は慣れない景色を見渡すことしか出来なかった


ドレッド
「ひゃばババ!!!」

リグリー
「おいおい、あれが家かよ?あんなにでかくして大丈夫なのか?」

ミシャ
「………こんな所で暮らしてるわけ?外にいるのに城の中を歩いてる気分よ」

たくっちスノー
「なにあれ!?なんであそこだけガソリン車走ってんの!?別のところは馬車とかなのに!」

星金
「うちの車は水で走るんだ」

たくっちスノー
「ハイテクだなおい!!うちの世界に持ってきたいぐらいだわ!!」

星金
「兎にも角にもキラキラコミック編集ビルへ!」

ユージン
「よし!!!」

Re: D-7 〜異常者達と十の魔王〜 ( No.168 )
日時: 2020/10/27 21:19
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

………
D-7はデカデカと【キラキラコミック】と描かれたビルにたどり着く

星金
「ここがキラキラコミックの編集ビルだ!」

ユージン
「でけええええええ」

ドレッド
「城かよぉ………」

ミシャ
「あんな上まで登るのは大変じゃないの?」

星金
「大丈夫だ、楽して上に登れる道具がある!」

ユージン
「そいつはすげぇな、さっさと行くぞ!!」

ミシャ
「あっ、ちょっと!!………もう、魔王のこと忘れてないといいけど」

ヒルデ
「別にいいではありませんこと?」

ヒルデ
「あの人が初めて、心からやりたいと思ったことなんですから」


ヒルデ
「我々も追いましょう」

たくっちスノー
「関係者以外は入れないんじゃ?」

のび太
「ドラえもん、【オールマイティパス】出して」

ドラえもん
「分かった」


……………

ユージン
「こいつに乗るだけで高いところまでひとっ飛びか、どんな魔法使ってんだ?」

星金
「魔法………か、これが魔法だったらとても面白いよな」

星金
「………さて、ここからが本当の戦いだ、やるぞ!」

ユージン
「おう!!」

ガーッ

「あ、星金先生」

星金
「!!」

エレベーターの先で人とばったり出会い、星金は硬直する

ユージン
「おい、どうした?」

星金
「はっ!す、すまん………久しぶりに【ワンパーツ】の大和田先生に会ったもんだから緊張して………」

ユージン
「誰だそいつ?」

星金
「トップ漫画家だよ……売上はキラキラどころか全ての漫画から見ても1位、億ぐらい稼いでるんだ………ワンパーツだってもう8年も描いてる」

ユージン
「8年って……よくそんな話思いつくな………」

ユージン
「でもよ、マジであいつみたいに稼げるやつもいるんだな」

星金
「ワンパーツは比較にならないけど、確かにみんな売れてるんだよなぁ………」

星金
「大人気作多数と、消えかけの打ち切り作が2作………大抵10話くらいで打ち切られて次の作品が来る」

星金
「………お、スケジュールによると今週完結した漫画があるらしいぞ!!」

ユージン
「マジかよ!!じゃあ………」


星金
「俺たちの読み切りを載せてもらえるかも!!」

ユージン
「突撃だーーー!!!」



シャミ子
「あっ、もうあんな所に!?」

たくっちスノー
「テンション高すぎだろ、あの二人…………」

Re: D-7 〜異常者達と十の魔王〜 ( No.169 )
日時: 2020/10/27 21:33
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

星金
「編集長!!!」バーーン!!

星金は慌てるように編集部の扉を開ける

編集長
「…………星金!?どこで何をしていた!?」

星金
「い、いやぁ………ウチも色々ありまして………へへへ、それよりも!!」

ユージン
「俺の漫画を載せやがれ!!」


「!!?」

編集長
「…………そこの若造は誰だ?」

星金
「ユージンって言います、なんか漫画家志望らしくて」

ユージン
「勇者の俺が描いてやったんだ!文句は言わせねぇぞ」

編集長
「………ふむ、威勢はいいな、勇者を語るだけはある」



ヒルデ
「勇者様!」ガラッ

マリオ
「お前ら早いぞ!待ってくれ!」

たくっちスノー達が慌てて入ってくると、漫画家たちはざわめき始める


「ん?あれってD-7じゃね?」

「おい、あの新聞に載っていた………」

編集長
「新聞?………魔王だがなんだか、よく分からないものが来ていたが、まさか」

星金
「それはそれとして!漫画を見てください!!」

たくっちスノー
「あれ、編集者はいないんで?」

星金
「ウチは編集長の第1チェックが入るんだ、これを合格して初めて編集者に読んでもらえる」

たくっちスノー
「逆では?」

編集長
「見せてみろ、お前の作品を」

ユージン
「へへっ、そうこなくっちゃな」

ユージン
「こいつが俺の自信作!!【炎の勇者の伝説】だ!!」バーン

編集長はユージンの漫画を、目で追っていき、メモを取り………そして



編集長
「甘い!!!」


ユージン
「!!」


編集長
「主人公である勇者のキャラが展開によってブレブレで見えてこない!!」ドン!!

編集長
「キャラクターが皆勇者の持ち上げ要因で魂を感じない!!」


編集長
「キャラの八割が女の子!!」


編集長
「典型的な………自己心酔!!自分だけが楽しくて、読者目線というものを全くわかっていない!!!」



編集長
「………だが!!絵と基本的な漫画の技術は悪くない!ストーリーとキャラ設定を磨け!」

編集長
「まだデビュー前処女作でその若さだ」

編集長
「勇者のレベル上げと同じく漫画もスキル向上が肝!!精進しろ!!」

ユージン
「…………ちっ、ムカつくが成長しろってことだろ?今度は載せろよ」スッ…

ミシャ
(嘘!!?あのユージンが素直に問題点を受け入れた!?)

ミシャ
(勇者だからって好き放題していた、あいつが!?)

Re: D-7 〜異常者達と十の魔王〜 ( No.170 )
日時: 2020/10/28 09:46
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: rLG6AwA2)

ミシャ
「一体なんの心変わり?」

ユージン
「?何がだ?」

ミシャ
「いや、気付いていないなら別にそれでいいけど………」

ユージン
「???」

ミシャ
(ここに来る途中頭でも打ったのかしら………)

星金
「編集長!!俺の漫画も見てくださいよ!!」

編集長
「この間よりはマシな………漫画を作ってきただろうな?」

星金
「はい!!」

ガーネット
「私も手伝ったからな」

編集長
「………………して、どんなものか」

星金
「これだけあります」

編集長
「これまた数だけは多い」

………

編集長
「ボツツツツツツツツツツツツ!!!!」

編集長
「ボツ斗ッ!!残悔拳!!」


星金
「ぎゃあああああああああ!!!」

怒りのパワーでマッチョになった編集長は漫画諸共星金を天井まで殴り飛ばす


シャミ子
「うわあああああああ編集長が覚醒したあああ!!」

「源次郎編集長は以前、浡斗真拳っていう暗殺拳の師範やってたんだ」

たくっちスノー
「なんでそんな人がマンガ編集部やってんだよ!?」

編集長
「お前なんなの!!?何の進歩も見せていないぞ!!?」

星金
「え………でも自信作なんですけど、みんなどう?俺の【デーモンスレイヤー】」

たくっちスノー
「劣化版鬼滅の刃みたいな話だった」


「ヒロインの性格が好みじゃない」

ジャイアン
「必殺技の【デーモン斬り】がダサい」

ヒルデ
「基本逃げ回るラスボスとか控えめに言って死ぬほどカッコ悪いです」

ユージン
「女の胸がデカすぎて興奮以前にキモい」

星金
「うるせぇなアイアンポンコッツよりは小さいよ!!いいじゃん好きなんだから!」

たくっちスノー
「ロボポンを比較にするな!!」

星金
「畜生………なんでこんなボロくそなんだよ………俺は一体どこで間違えたのか………」

のび太
「メタルエイリアンは売れたんですよね?」

星金
「それは間違いないんだよ!」

編集長
「ああ、あれは良かった………それが出るまでまた無数のボツを出したがな」


編集長
「お前!!メタルエイリアンが終わってガーネットを初めてから一切何も変わってないじゃないか!!」

編集長
「お前今まで何していたんだ!!?」

Re: D-7 〜異常者達と十の魔王〜 ( No.171 )
日時: 2020/10/28 12:45
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: rLG6AwA2)

編集長
「それ以外もてんでダメだ!揃いも揃って!」

星金
「じゃ………じゃあ教えてくださいよ編集長!!」

星金
「貴方の言うキラキラってなんなんですか!?」

ドレッド
「きらきら?」

星金
「ああうん………君らに会う前、俺の漫画はキラキラが足りてないって、子供が喜ぶようなキラキラが込められているのがうちの漫画だって」

編集長
「それを自分自身が考え答えに出してこそ漫画家だろうが!!」

ユージン
「要するにキラキラって奴を見つけて漫画にすれば載せられるもんになるって事か」

編集長
「飲み込みが早いやつは嫌いじゃない、キラキラあってこその漫画だ!!」

星金
「あーもうキラキラってなんだよー!!」

たくっちスノー
「で、結局キラキラってどういう事だろう?」


「難しく言ってるけど、つまりは子供が夢中になれるような物ってことじゃない」


「ほら、人気のバトル物とか必殺技を真似したりするし」

のび太
「確かにブラックストームやデーモン斬りを真似したいかと言われると」

星金
「お前らシューティングスターは絶賛したくせに!!」

編集長
「とにかく今回は全没だ!!出直して来やがれ!!」

編集長
「お前には今週のキラキラコミックをやる、お前達のキラキラを待っているぞ!!」

ユージン
「おっ、よっしゃ」

……………

ユージン達はキラキラコミックのビルから抜けて、星金は痛めた首を捻る

星金
「キラキラか………夢中になれるものねぇ、確かに抽象的だよ」

たくっちスノー
「そういう意味ではウチの世界の名作漫画達は、みんなキラキラしてるわけか」

たくっちスノー
「トップになると最早世界文化を動かすレベルにもなるから、そりゃ大事に思うわ」

ミシャ
「せ………世界を動かす!?本で!?」

たくっちスノー
「大袈裟かもしれないけど文明が進むとマジでそうなっちゃうのよ」

ユージン
「ま、この世界じゃそうなわけだろ?」

ユージン
「さっさと次の作品を書くだけだ、キラキラ込でな」

ミシャ
「やっぱり魔王のこと忘れてるんじゃないの………?」


…………

ヒルデ
「_____随分、楽しそうにしてましたね」

ユージン
「そうか?」

ヒルデ
「…………ええ」

ユージン
「………そうか」

END
感想OK


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。