二次創作小説(新・総合)

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ゆうきとμ's+@の日常。【久々新作ミステリースタート!】
日時: 2024/08/18 00:01
名前: ゆうき ◆qJgLsDnlMc (ID: vkkVQEZj)

どうも、ゆうきです。

ここでは、
しゅんぽこさんや広尾さんがやられている
日記の様な物をやっていきます。

ヘキサさんが始めたのを見て、
自分もやる決心をしました。(大袈裟)

他の方よりつまらないかもしれませんが、
温かい目で見守ってください。

タイトル通り、
ラブライブ関連のキャラが出てきます。
主にことりちゃんが。

恐らく毎日は更新できないです。
マイペースにやっていきます。

それでは。


☆企画☆


アンケート>>80(終了しました!)

ゆうきの好きなμ'sの曲大発表!
>>114>>119-121>>123>>126-128
>>133>>143>>205>>217

今までゆうきゲームに出たキャラの総数は?>>279
補足>>287(終了しました!)

新企画に関する案の募集について>>366

ゆうきとことりのイチャイチャ茶番集
>>144(バレンタイン2018)
>>265(クリスマス2018)
>>274(バレンタイン2019)
>>313(ホワイトデー2019)
>>322(エイプリルフール2019)
>>331(メイドの日2019)
>>340(七夕2019)
>>343-344(ゆうきの誕生日~復讐ドッキリ~(前後編))
>>385-387(ことりちゃん、史上最悪の誕生日!?(前中後編))
>>389(ハロウィン2019)
>>390(ポッキーの日2019)
>>393(ゆうことX'mas2019)
>>397-400>>401-404>>407-408>>421-425
(ミステリー「悪夢の夏合宿」)

コメント大歓迎です!(荒らしはご法度)

ロストメモリー・その4 ( No.540 )
日時: 2022/11/16 20:32
名前: ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: WkxsA0sZ)

カレン
「でもお兄ちゃんも凄かったよね!事件の真相に気付いちゃって、確実に勝てる作戦まで考えちゃうんだもん!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(過去回想)


カレン
「(お姉ちゃん……今助けるからね……!)」ザッ

プルルルル…


カレン
「わわっ!…で、電話!?お兄ちゃんからだ!えっと…!」ピッ

カレン
「もしもし、お兄ちゃん?」

ゆうき
『カレンちゃん、今何処にいる?』

カレン
「ウマスタに上げた交差点を全部通った先にある倉庫みたいなところだよ。
お姉ちゃんが中に連れて行かれて…」

ゆうき
『くれぐれもまだ中に入るなよ。』

カレン
「えっ!?どうして…?」

ーーーーー

ゆうき
「恐らく犯人は複数人。そして警察関係者でそれなりの腕っぷしもあると思う。
いくらウマ娘のカレンちゃんでも、単身で突入しようものなら返り討ちに遭うよ。」

カレン
『えぇっ!?お兄ちゃん、どうしてそんな事分かるの!?』

ゆうき
「考え直してみたけど、やっぱりおかしいなって。
事故が起こって俺はすぐ現場に駆け付けたんだけど、その時には目撃者の人が警察も救急車も既に呼んでくれていた。」

カレン
『………』

ゆうき
「その上、目撃者は犯人の車のナンバーまで覚えてくれてた。
ここまで一般人側の迅速な対応があったんだから、すぐに検問を敷くとかすればその日のうちに犯人を逮捕する事も出来たハズだ。」

ゆうき
「でも実際はどうだ?一週間経っても進展無しだ。
いくら他に追ってる事件があったとしても、これは流石におかしいと思わないか?」

カレン
『確かに……いくら何でも対応が杜撰過ぎるよ!』

ゆうき
「うん。でもそれも、警察側の人間が犯人って考えれば納得がいくんだ。
捜査する側の人間が犯人なら、進展なんかあるワケないからな。」

カレン
『うん。捜査の遅さはカレンもおかしいと思ってたし、そこまでは分かるよ。でも複数人っていうのは…?』

ゆうき
「いいか。仮に犯人がこの辺の地域の交番勤務の警察だとするだろ?
でも警察が犯罪紛いの事なんて、普通に同僚に止められるに決まってる。
そしてそうなら事件なんて起きるハズが無い。」

ーーーーー

カレン
「そっか!それなのに事件が起きてるって事は、
つまりその地域の交番ぐるみの犯行って考えられるって事だね…!」

ゆうき
『そういう事。だから今、単身で飛び込むのは危険だと思うよ。
今俺もそっちに向かってるから、それまで隠れて…』

カレン
「でも、放っておいたらお姉ちゃんが…!」

ゆうき
『!……それもそうだね。…じゃあ、こういうのはどうかな?』







カレン
「えぇっ!?カレンが囮になるの!?」

ゆうき
「あぁ、単身突入してわざと捕まるんだ。
それで俺が突入して犯人グループと戦ってる時に隙を突いて…」

カレン
「でも、カレンが拘束とかされたら…」

ゆうき
『またまた…ウマ娘の力なら拘束なんて簡単に破れるでしょ。』

カレン
「えぇ〜……まぁ、ロープくらいなら大丈夫だと思うけど、流石に手錠とかされちゃったら無理だよ?」

ゆうき
『そこはほら、カレンちゃんのカワイさを最大限利用してもらって…』

カレン
「えぇ〜……上手くいくかなぁ……」

ゆうき
『だよね……流石に危険過ぎるし……』

カレン
「・・・ううん、でもやるよ。お兄ちゃんの事は信じてるし、お姉ちゃんの為だもん!
それに、もう犯人のいるすぐ近くまで来てるんだもん。今更後戻りなんて出来ないよ!」

ゆうき
『カレンちゃん……本当に良いんだね?』

カレン
「うん!カレン、早速わざと捕まりにいくから……絶対助けに来てね、お兄ちゃん。」

ゆうき
「うん……必ず。」

カレン
「信じてるよ、お兄ちゃん。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ゆうき
「本当、上手くいって良かったよ。」

カレン
「お兄ちゃんのお陰だよ!こんなにボロボロになりながら頑張ってくれたんだもん!」

ダイヤ
「えっ!?トレーナーさん、こんなに…!」

真姫
「もう…ゆうきさんはことりの為なら捨て身覚悟なんだから。少しは自分の身も心配しなさいよ!」

ゆうき
「ごめん…」

カレン
「……あっ!そういえばさ、カレン一つ気になる事があるんだけど…」

ゆうき
「何?」

カレン
「あの犯人グループ、どうやって病室からお姉ちゃんを連れ出したんだろうって。
お姉ちゃんが自分からあのリネンに入るワケ無いし、
何かで唆されて、眠らされて、あのリネンの中に……って感じだと思うんだけど。」

ゆうき
「あぁ、それなら簡単だよ。ことりちゃんは記憶が無いんだから、自分達はことりちゃんの知り合いだと言って連れ出せば良い。
記憶の無いことりちゃんにそれが本当なのか判断する事は出来ないからね。」

ゆうき
「犯人が警察関係者で、事故の被害者であることりちゃんが記憶喪失になったと知った上での犯行だったワケだ。」

カレン
「酷い話だね。……そういえば、あの犯人グループ「計画が狂いっぱなし」って言ってたけど…」

ゆうき
「多分だけど、元は単純に車でことりちゃんを拉致るだけの計画だったんじゃないかな。
それを誤って轢いてしまい、色々あって今に至ると。」

カレン
「そっか〜。お姉ちゃん、カワイイから狙われてたんだね。カレンも作戦を立てる前に突入してたら危なかったかも。」

真姫
「まぁ、何にせよみんな無事で良かったわ。
相変わらずことりの記憶は戻ってないみたいだけど。」

ゆうき
「そうだね。取り敢えずは良かった……
……あれ?なんか、安心したら、力が抜けてーーーーー」


ドサッ…


ことり
「!!!!!」

カレン
「えっ!?お兄ちゃん!?」

ダイヤ
「トレーナーさん!?」

真姫
「ゆうきさん!?」


ゆうき
「」

カレン
「お兄ちゃん!しっかりして!!お兄ちゃ〜〜〜ん!!」









ゆうき
「………んっ…………うぅ………」

カレン
「あっ!お兄ちゃん!」

ゆうき
「カレン………ちゃん………?」

カレン
「良かった……お兄ちゃん。無理し過ぎて倒れちゃって、そのまま2日も起きないから心配してたんだよ?」

ゆうき
「そっか……俺、ことりちゃんを助けるのに身体を張りすぎて…」

カレン
「お兄ちゃん。これに懲りて、無理し過ぎはめっ!だよ?」

ゆうき
「はい…」

カレン
「それじゃあ、皆も呼んでくるね!今ね、μ'sの皆さんも来てるんだよ♪」

ガラッ

カレン
「皆さ〜ん!お兄ちゃん起きましたよ〜!!」


μ's
「!!!」バタバタ


海未
「ゆうきさん!」

穂乃果
「ゆうき君!大丈夫だった!?」

ゆうき
「穂乃果……海未……心配掛けてごめん。」

花陽
「ゆうき君、良かったぁ〜……倒れたって聞いて、凄く心配してたんだよ?」


「凛も凛も!」

真姫
「もう……手間掛けさせるのやめなさいよね。」

ゆうき
「かよちん、凛ちゃん、真姫ちゃん…」

にこ
「ま、まぁ!にこは別に心配なんかして無かったんだからね?」ブスッ


「えっ?にこっち、誰よりも取り乱して大騒gにこ「わああああああああああっ!!ゆうき、何でもないのよ!何でも!」」


「まぁ、ウチは普通に心配やったよ?ことりちゃんの記憶が戻らへんのにゆうき君もって。」

絵里
「そうね。ことりの記憶が戻らないのに加えて、ゆうきさんまで倒れるものだから、
私達もこの二日間元気が無くて…特ににこなんtにこ「あああああああああぁ〜!!…何にせよ、ゆうきが目を覚まして良かったじゃない!」」

絵里
「…にこ、ここ病院よ。」

にこ
「あっ……に、にっこにっこにー!(汗)」

ゆうき
「ははは……にこ、ありがとう。希と絵里も。」

にこ
「だ、だから!にこは別に心配とかしてないし感謝されるような事…!」





ダイヤ
「トレーナーさん!目を覚まされたのですね!」タッタ

ゆうき
「あっ、ダイヤちゃん…」

ダイヤ
「良かったです……ダイヤもずーっと心配してたのですよ?」

ゆうき
「…ダイヤちゃんもごめん。心配掛けて。」

カレン
「えへっ☆これで勢揃いですね♪」

ゆうき
「えっ……?あの、ことりちゃんは……?」

真姫
「……隣のベッド。」

ゆうき
「えっ………あっ………」

ことり
「ゆうきさん、おはようございます♪」

ゆうき
「おはよう……って今、夕方みたいだけど…」

ことり
「そうみたいですね。うふふっ…」

ゆうき
「相変わらず記憶は戻ってないみたいだけど、日常会話くらいならもう問題無いみたいだね。」

ことり
「はいっ!何とか…」

真姫
「……さて。これだけの人数、病室に居ても邪魔なだけだし、私達は待合室に行きましょうか。」

穂乃果
「そうだね。また騒いじゃ迷惑だろうし。」

にこ
「……ぬわぁんでにこを見ながら言うのよ。」

海未
「それではゆうきさん、お大事に。」

ゆうき
「うん。……そういえばカレンちゃんとダイヤちゃん、門限大丈夫?」

ダイヤ
「大丈夫ですよ!トレーナーさんのお見舞いで遅くなってしまう旨を、フジさんにお伝えしましたから♪」

カレン
「あっ、カレンの分も伝えてくれたんですよね?」

ダイヤ
「えぇ!バッチリです♪」

カレン
「ありがとうございます♪…じゃあお兄ちゃん、待たね〜!」フリフリ

ゆうき
「うん。みんなお見舞いありがとう。」




ゆうき
「………さて。2人きりになってしまったワケですが…」

ことり
「……………」

ゆうき
「こうして2人きりになるの、2日前の拉致事件の直前ぶりか…」

ことり
「・・・・・・ゆうきさん。」

ゆうき
「んっ?なあに?」

ことり
「……あの時は、ありがとうございました。」

ゆうき
「そんな……俺は別に大したことやれてないよ。あれはカレンちゃんが頑張ってくれたから…」

ことり
「でも…私、嬉しかった……です。」

ゆうき
「ことりちゃん…」

ことり
「ゆうきさんが、助けに来てくれて、ボロボロになってまで、守ってくれて、凄く…」

ゆうき
「………うん。」

ことり
「ゆうきさん、私…」

ゆうき
「なあに?」

ことり
「相変わらず、記憶は戻らないですし、記憶のあった頃の私が、ゆうきさんをどう思ってたかは、分からないです。」

ことり
「でも」

ことり
「私は……今の私は、ゆうきさんの事が、好き……です。」

ゆうき
「ことりちゃん…」

ことり
「前は、ハッキリとは、言えませんでしたけど…今なら、胸を張って、言えます。」

ことり
「好きだって。」

ゆうき
「・・・・・・うん。」

ことり
「…だから、その・・・」

ゆうき
「?」

ことり
「もし、このまま、私の記憶が戻らなくても……私の側に、居てくれますか……?」

ゆうき
「・・・・・・」

ことり
「・・・・・・」ドキドキ

ゆうき
「・・・・・・」フゥ






























ゆうき
「・・・・・・ごめん。」

ことり
「えっ・・・?」

ゆうき
「あぁ、勘違いしないで。勿論ことりちゃんの事は好きだよ。
例えことりちゃんの記憶が無かろうと、それは変わらない。」

ゆうき
「でもやっぱり、何か好きになりきれないんだよね。」

ことり
「・・・・・・」

ゆうき
「どうしても今のことりちゃんには記憶が無いワケで、俺の知ってることりちゃんとは違うんだよね。」

ゆうき
「俺の知ってる、俺が好きで好きで堪らない、あのことりちゃんとは違うんだよ…
見た目は変わらなくとも、中身は全然違って・・・」

ゆうき
「めっちゃ身体を張って助けておいてあれだけど、やっぱり俺の中で違和感が消えなくて。」

ゆうき
「だからごめん。俺は今のことりちゃんを、記憶があった頃のように愛せる自信が無い。」

ことり
「・・・・・・そう、なんですね…」

ゆうき
「それでさ……俺、ごめんけどもう耐え切れないんだよね。」

ことり
「えっ・・・・・・?」

ゆうき
「ことりちゃんの記憶を戻す為、最終手段を使わせて貰うよ。」

ことり
「さ、最終手段・・・?それって……」



































ゆうき
「これ。」チュッ




ことり
「………?」

ことり
「〜〜〜っ!?///」カアァ










\きゃあああぁ〜〜〜〜〜!!!/



バチンッ!



\ゴフッ…/




ことり
「もう〜〜〜!!ゆうき君のバカッ!!
どうしていつもいつもいきなりキスするの!?せめて心の準備くらいさせてよ〜!///」カアァ

ゆうき
「ご、ごめん・・・(痛てぇ…)」ヒリヒリ





ゆうき
「………えっ!?あれっ!?ことりちゃん!?」


ことり
「えっ?」



ことり
「………あっ!ことり、記憶、戻って……!」


ことり
「・・・・・・」ジワァ…





ことり
「ゆうき君〜〜〜!!」ギューッ

ゆうき
「うわっ!?///ちょっ、ことりちゃんだってこうしていつもいきなり抱き着いてくるじゃん!」

ことり
「これは特別だもん…!」ギューッ

ゆうき
「あのなぁ……」






バタバタ……ガチャ!


ゆうこと
「「!」」


穂乃果
「2人とも大丈夫!?」

海未
「先程、物凄い悲鳴が聞こえましたが…」


ことり
「あっ!穂乃果ちゃん!海未ちゃん!皆も!!」




穂乃果
「えっ!?ことりちゃん……!?」

海未
「まさかことり……記憶が戻ったのですか!?」



ことり
「うん!戻ったの!!心配掛けてごめんね!!」

穂乃果
「こ、ことりちゃーーーん!!」ダキッ

ことり
「わわっ!穂乃果ちゃん…!」

海未
「ことり……本当に良かったです……ことりぃ……」

ことり
「海未ちゃんまで…」

花陽
「ことりちゃん……良かったぁ……」


「良かったね、かよちん!」

真姫
「花陽もことりの為に色々頑張ってくれたものね。」

カレン
「カレンだって頑張ったよ!」

ことり
「そうなの?ありがとうね、カレンちゃん♪」

カレン
「カレンの方こそ!お姉ちゃんの記憶が戻って、本当に良かった…!」ギューッ

ことり
「うん…!」ギューッ


ダイヤ
「一件落着、ですね♪」

ことり
「ダイヤちゃん!」

ダイヤ
「ダイヤもトレーナーさんからのお願いでことりさんの為に奔走したのですよ♪」

ことり
「ダイヤちゃんまでことりの為に……ありがとう!」




にこ
「……………」グスッ


「……あれっ?にこっち、泣いて…」

にこ
「ぬわぁっ!?な、泣いてなんてないわよっ!これはちょっと目に埃が…!」

絵里
「にこ、だから声が…」

にこ
「あっ………もう…!」

絵里
「まぁ、ことりの復活に免じて許してあげるわ♪…というか、ことりが一番叫んでたし?」

ことり
「あっ、つい……ごめんなさい……」


「いやまぁ、ついさっきまで記憶あらへんかったことりちゃんを責める気は無いけど…
でも、なんであんな悲鳴上げたん?」

ことり
「えっ…」

にこ
「言われてみれば……多分、あれで記憶が戻ったんでしょうけど……ゆうき、何したのよ」

ゆうき
「………えっと、その、強い刺激を与えてみたというか……」

ことり
「(た、確かに刺激は強かったけど…///)」カアァ

海未
「まぁまぁ、細かい事は良いではないですか。
ことりの記憶が戻ったのですからそれで十分でしょう。」

穂乃果
「そうだよ!まさに誕生日の奇跡だよね!!」

ゆうこと
「「あっ・・・」」

ゆうき
「そっか……今日ことりちゃんの誕生日だったのか……!
丸二日気絶してたせいで完全に頭から抜けてたわ……」

ことり
「ことりも…!まぁ、ことりの場合は何もかもを忘れてたんだけど……」

海未
「……ふふっ。それでは、ことりも復活してゆうきさんと共に退院出来そうですし、盛大にパーティーといきましょうか?」

穂乃果
「おぉ!良いね良いね!ことりちゃん復活&誕生日記念パーティーだー!」

絵里
「騒ぐのは病院を出てからにするのよ?」

花陽
「ゆうき君、また無理して倒れないようにね。」

ゆうき
「うん……まだ本調子じゃないし、ゆっくりさせてもらうよ。」

ことり
「(えっ……ことり、さっき思いっきりビンタしちゃったよ?)」

カレン
「………お姉ちゃん。カレンもパーティーに参加しちゃ、ダメ……かな……?」

ことり
「勿論OKだよ!カレンちゃんもおいで♪」

カレン
「やった〜!ありがとう、お姉ちゃん!」

真姫
「折角だからダイヤも来る?」

ダイヤ
「真姫さん!よろしいのですか?」

真姫
「勿論よ。ねっ、ことり?」

ことり
「うんっ!皆で楽しもうっ!」

全員
「「おぉ〜〜〜〜〜!!」」







ことり
「・・・ねぇ、ゆうき君。」

ゆうき
「・・・・・・なあに?」

ことり
「今のことりは・・・・・・好き?」

ゆうき
「…愚問だな。答えるまでもない。」

ことり
「じゃあ、これからもことりの側に居てくれる?」

ゆうき
「勿論だよ。いつまでも側にいる。」

ことり
「じゃあ、これからもゆうき君に恋してて良いんだよね?」

ゆうき
「……勿論だよ。・・・・・・んっ?」

ことり
「やった〜!えへへ…♪」

ゆうき
「ちょっ、今のって…」

ことり
「ほらゆうき君!早く行かないと皆に置いていかれちゃうよ!」ダッ

ゆうき
「あっ…!ちょっ、待って・・・!」

ことり
「えへへっ・・・♪」


今回は色々災難だったけど、でも・・・

改めてゆうき君は「ことり」の事が好きなんだなって再確認出来て、とっても嬉しかったよ。

これからも、ありのままのことりが好きって言って貰えるように…ことり、頑張るよ。












































大好きだよ、ゆうき君。






これでこの物語も終わりなので、最後に一言。

「誕生日おめでとう、私。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

























































































































































































































「ふぅ・・・」パタン


「・・・何、書いてたの?」


「あっ・・・・・・うん。ちょっとね……」


「・・・・・・日記?」


「・・・日記でもあってるかも。」


「・・・・・・どういう、事…?」


「・・・・・・分からないなら、別に良いよ…」


「・・・・・・気になる。」


「・・・じゃあ、一つだけ教えてあげるね。」


































「タイトルを付けるとしたら・・・『ロストメモリー』・・・かな。」




ロストメモリー・~完~

虹色館の惨劇〜ニジガクミステリー〜 プロローグ ( No.541 )
日時: 2022/11/16 22:51
名前: ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: WkxsA0sZ)

???
「準備は整った…」

???
「後はあそこに皆を集めて・・・」

???
「"役者"が揃ったその時・・・」

???
「『惨劇』が始まる・・・」










ゆうき
「ニジガクの合宿?」

【一応主人公】
【ゆうき】

ことり
「うん!今度の連休にニジガクの皆でやるんだって!」

【ゆうきの彼女】
【南ことり】

ゆうき
「それで、どうしてことりちゃんが参加を?」

ことり
「うん、この前ことりのバイト先に侑ちゃんが来てね。」

ゆうき
「侑ちゃんって、高咲侑ちゃん・・・だっけ?歩夢ちゃんの幼なじみの。」

ことり
「うん。その子だよ。その時にね・・・」

(回想)

「えっ?」

ことり
「ことりが、ニジガクの皆のコーチを?」


「はい!本当は私が皆について行く予定だったんですけど・・・」

【虹ヶ咲スクールアイドル同好会部長】
【高咲侑】


「丁度その日にAqoursの皆さんにライブを観に来ないかって誘われちゃいまして・・・」


「Aqoursの皆さんの誘いを断るワケにもいきませんし、誰かに代役を頼みたくて・・・」


「お願いします!ことりさんじゃなくても、μ'sの皆さんの誰かでも全然構わないので、
どうか私の代わりに・・・」

ことり
「う〜ん・・・困ってる人は放っておけないよね。
うん!その日ならデートの予定も無いし、ことりに任せて!」


「(デートって…)ほ、本当ですか!?ありがとうございます!!」

ことり
「うん!やるからには厳しくいくよ!鬼のことりですっ!!」


「あははっ!頼もしいですね!よろしくお願いします!!」







ことり
「・・・って感じで、二つ返事で受けちゃって・・・」

ゆうき
「ははは、相変わらずことりちゃんはお人好しだなぁ・・・」

ことり
「…だって、本当に侑ちゃん困ってたし・・・」

ゆうき
「…で、その日程の間会えないからゴメンねって話?」

ことり
「えっ?違うよ〜!」

ゆうき
「………えっ?」

(回想)

ことり
「……そうだ!ことりから1つお願いがあるんだけど・・・」


「何ですか?私の代わりに参加してくださるんですし、極力望みは聞きますけど…」

ことり
「えーっと〜………ゆうき君、連れて行っちゃダメかなぁ…?」ポッ


「……はぁ。本当に仲良しなんですから…よく世間にバレてませんよね…」

ことり
「知ってる皆には口止めしてあるし、デートの時も変装してれば意外と見つからないんだよ。」


「見た目、結構特徴的ですもんね。」

ことり
「うん。髪型変えて帽子とかで癖っ毛隠しちゃえば、それだけでも大分印象変わるってゆうき君も。」


「あぁそうだ、ゆうきさんの話でしたね。多分大丈夫だと思います。
宿泊場所の部屋に空きがあれば・・・」

ことり
「やったぁ!ありがとう〜♡」







ことり
「・・・・・・って。」ニコニコ

ゆうき
「・・・あのなぁ、外で惚気けるのは危険だからやめろと…」

ことり
「あはは…自重します……」

ゆうき
「・・・で?俺も参加するのは全然構わないけど、その宿泊場所って何処なの?」

ことり
「真姫ちゃんが今回の合宿の為に作らせた別荘だって。」

ゆうき
「・・・・・・はい?」

ことり
「だーかーらー!!真姫ちゃんの別荘なの!別荘!!」

ゆうき
「…なんでここで真姫ちゃんが出てくるんだよ…」

ことり
「それがね…」

(回想)

ことり
「そうだ!侑ちゃん、1つ質問良いかな?」


「何か?」

ことり
「その宿泊場所って、どこなのかなぁ…って。」


「えっと・・・・・・ああああああああぁぁぁ!?」ガタン

ことり
「ひゃぁっ!?…も、もしかして……」


「一番大切なところ、忘れてました…」ガックリ

ことり
「あ、あはは・・・」


「どうしよう、数日間10人も泊まれるところ、今から見つかるのかな・・・」

ことり
「任せて!」


「ことりさん?」

ことり
「1つ、良い手があるんだよ!」


「良い手………ですか……?」







ことり
「後は、ことりが真姫ちゃんに頼み込んでね☆」エヘッ

ゆうき
「よくOKして貰えたな・・・」

ことり
「トマトケーキとにこちゃんの秘蔵ショット3枚で釣れたよ☆」

ゆうき
「チョロい()」

誰がよ! by真姫

ゆうき
「しっかし、流石お金持ちだな………合宿の為に別荘1つ作っちまうなんて…」

ことり
「凄いよね!虹ヶ咲にちなんだ名前もあるんだよ!」

ゆうき
「へぇ…なんて言うの?」

ことり
「うん。真姫ちゃんはこう言ってたよ。」




ことり
「個性的な虹ヶ咲みたいに、色とりどりの館、『虹色館』…」

ゆうき
「虹色館………か。」

ことり
「単純だけど、素敵な名前だよね!」

ゆうき
「そうだね。色とりどりの館…内装も楽しみだな。」

ことり
「ことりは下見に言ったから知ってるんだけど、凄いんだよ!」

ゆうき
「やっぱ、館も色とりどりなの?」

ことり
「そ・れ・は〜・・・行ってみれば分かるよ♪」

ゆうき
「それもそうだ。じゃあ当日までのお楽しみって事で。」

ことり
「うん!」

ゆうき
「(虹色館・・・か。)」

この時俺は知らなかった・・・

虹色館で俺達を待ち受けている「惨劇」の事を・・・

第1章 虹色の館へ ( No.542 )
日時: 2022/11/21 21:22
名前: ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: WkxsA0sZ)

ブォーン…

ゆうき
「……あの、ことりちゃん…まだ着かないの…?」グロッキー

ことり
「あ、あはは…後少しだから頑張ろう?」サスリサスリ

バス運転手
「少年君は乗り物駄目なクチかい?」

ゆうき
「はい、船とか飛行機は大丈夫なんですけど、陸走る車はちょっと・・・」

ことり
「あはは…酔い止め飲んでこなかったの?」

ゆうき
「バスで行くとは思わなかったんだよ…」グッタリ

ことり
「そ、そうだよね〜…伝え忘れちゃってごめんね?」

ゆうき
「今更仕方ないよ…それにしても真姫ちゃん、マイクロバスまで出してくれるなんてね。」

ことり
「結構辺鄙なところにあるから、迎えを寄越さないと心配って言ってたよ。」

バス運転手
「えぇ。他ならぬ真姫お嬢様の頼みですから、私もこうしてお迎えにあがらせて頂きました。」

ゆうき
「はぇー…いくら金持ちとはいえ、そこまでやるか・・・」

ことり
「うん。ことりもちょっとびっくり。」

バス運転手
「真姫お嬢様の大切なお友達の為ですから。」

ゆうき
「へぇ〜…何だかんだ言ってもやっぱり真姫ちゃんは・・・」

ことり
「すっごく私たちの事を想ってくれてるんだね!」

バス運転手
「左様でございますね。……さて、見えてまいりましたよ。」ブロロロ






虹色館
「」

バス運転手
「あれが皆さまが合宿で使われる別荘、虹色館でございます…」

ゆうき
「あれが虹色館…外観は普通だね。」

ことり
「外観が派手だと逆に変だもん。」

ゆうき
「それもそうか。」


バス運転手
「それでは皆様、また5日後にお迎えにあがりますので…それまで有意義な時間をお過ごしください。」

ことり
「ありがとうございました!」ペコリ

バス運転手
「いえいえ、滅相もない・・・」

ゆうき
「(天使や・・・)」

「あの、ゆうきさん・・・」

ゆうき
「んっ?」クルッ



しずく
「先程のバス…かなり酔ってたようですが大丈夫ですか?」

【虹ヶ咲 同好会1年生】
【桜坂しずく】

ゆうき
「あぁ、しずくちゃん。俺は大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。」

ことり
「ゆうき君にはことりがついてるから、しずくちゃんは何も心配しなくて大丈夫だよ♪」ギューッ

しずく
「いえ、気分悪そうにしている方を見て見ぬふりなんて出来ませんから!」ムッ



かすみ
「しず子!何ことり先輩といがみ合ってるの?」

【虹ヶ咲 同好会1年生】
【中須かすみ】

しずく
「かすみさん!…別に、いがみ合ってなんて…」

かすみ
「折角侑先輩の代理で来てくれてるんだから、喧嘩とかしちゃダメだよ!」

しずく
「・・・なるべく自重するね。」

かすみ
「なるべくって……」



果林
「ことりちゃん?中に入らないの?」

【虹ヶ咲 同好会3年生】
【朝香果林】


ことり
「果林ちゃん!……そうだね。それじゃあ行こっか。」


エマ
「・・・あ、あれ?彼方ちゃんは?」

【虹ヶ咲 同好会3年生】
【エマ・ヴェルデ】


璃奈
「そういえば、何処にもいない…」

【虹ヶ咲 同好会1年生】
【天王寺璃奈】


歩夢
「あれ〜?・・・あっ!みんな、バスの中!」

【虹ヶ咲 同好会2年生】
【上原歩夢】


全員
「「えっ?」」




彼方
「Zzz…」スピー

【虹ヶ咲 同好会3年生】
【近江彼方】

果林
「か、彼方・・・」

璃奈
「寝てる……ぐっすり……」


エマ
「も〜う!彼方ちゃん、起きて!もうついたよ!」ユサユサ


彼方
「・・・・・・はっ!彼方ちゃん、おめめぱっちり!」

エマ
「おめめぱっちりどころか、今の今まで寝息立ててたでしょ…;」

彼方
「若気の至りって奴だぜ〜」

エマ
「も〜う……適当な事ばっかり言うんだから……」



せつ菜
「エマさん!彼方さん!ことりさんが待っていますよ!」

【虹ヶ咲 同好会2年生】
【優木せつ菜】


エマ
「ほら彼方ちゃん!行くよ!!」

彼方
「むぅ……………おんぶ。」

エマ
「わがまま言わないの!」

彼方
「ちぇー…」





ことり
「はい!入って入って!」

ゆうき
「お〜。中も綺麗だね。」

しずく
「真姫さんのお力で私達の為だけに作って頂けたんですよね。」

璃奈
「真姫さんに感謝。」

かすみ
「それは良いけどかすみん疲れちゃった。ことり先輩!早く部屋の鍵ください!」


「鍵を使ってキーっとドアを開けないとね!鍵が英語でキーだけに!」

【虹ヶ咲 同好会2年生】
【宮下愛】

璃奈
「愛さん、今のダジャレは結構冴えてたと思う。」


「おー!ありがとうりなりー!」

ゆうき
「相変わらずだなぁ…」

ことり
「あはは……じゃあ鍵を配るね。マスターキーで開けなきゃいけなくなっちゃうから、無くさないようにしてね。」

ゆうき
「そのマスターキーは何処に?」

ことり
「・・・・・・あはは。」

ゆうき
「おい、まさか・・・」

ことり
「実は、下見の時に無くしちゃったりして〜…」

ゆうき
「うおおおおおおい!?」

せつ菜
「いずれにしても、鍵を無くすと大変な事になりそうですね…」

歩夢
「各々で、無くさないように気を付けよう。」

ことり
「うん、そうしてくれると嬉しいな。じゃあ鍵を配るんだけど……まだ部屋には行かないでね。」

ゆうき
「えっ?」

果林
「どういう事?」

ことり
「えへへ・・・すぐに分かるよ♡」

ことり以外
「「???」」

第2章 色とりどりの部屋 ( No.543 )
日時: 2022/11/22 22:01
名前: ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: WkxsA0sZ)

ここまでのあらすじ

ニジガクこと虹ヶ咲学園のスクールアイドル同好会の合宿のお目付け役になったことりちゃんとおまけの俺、ゆうき。

やって来たのは今回の合宿の為だけに作られたという館、その名も「虹色館」。

早速到着した俺達に部屋の鍵が配られる事になったのだが、その時にことりちゃんがこんな事を言い出した。



ことり
「じゃあ、鍵を配るんだけど……まだ部屋には行かないでね。」

ゆうき
「えっ?」

果林
「どういう事?」

ことり
「えへへ・・・すぐに分かるよ♡」

ことり以外
「「???」」


ことり
「じゃあまず〜・・・愛ちゃん!」


「はいはーい!・・・おっ、キーホルダーが愛さんカラーのオレンジじゃん!」

【虹ヶ咲 同好会2年生】
【宮下愛】


ことり
「次、歩夢ちゃん!」

歩夢
「ありがとう、ことりちゃん。……私のはピンクのキーホルダーだよ。」

【虹ヶ咲 同好会2年生】
【上原歩夢】


ことり
「それから………せつ菜ちゃん!」

せつ菜
「はい!!私の鍵に付いてるキーホルダーは赤ですね!」

【虹ヶ咲 同好会2年生】
【優木せつ菜】


ことり
「次はしずくちゃん!」

しずく
「ありがとうございます。……私のは水色のキーホルダーが付いてますね。」

【虹ヶ咲 同好会1年生】
【桜坂しずく】


ことり
「璃奈ちゃん。」

璃奈
「ことりさんありがとう。……私のはグレーのキーホルダーだよ。璃奈ちゃんボード「はてな」」

【虹ヶ咲 同好会1年生】
【天王寺璃奈】


ことり
「これはかすみちゃん。」

かすみ
「ことり先輩、ありがとうございますぅ〜!
かすみんのはかすみんカラーの黄色いキーホルダーが付いてますね。」

【虹ヶ咲 同好会1年生】
【中須かすみ】


ことり
「次は果林ちゃん。」

果林
「ありがとう。……私のは青いキーホルダー付きね。」

【虹ヶ咲 同好会3年生】
【朝香果林】


ことり
「それからエマちゃん!」

エマ
「グラッツェだよ、ことりちゃん♪……私のは緑のキーホルダーが付いてるよ。」

【虹ヶ咲 同好会3年生】
【エマ・ヴェルデ】


かすみ
「グラッ・・・何ですか?」

しずく
「イタリア語で「ありがとう」とかそういう意味の言葉だよ。」ヒソヒソ

※エマはイタリア系スイス人



ことり
「はいっ!これは彼方ちゃん!」

彼方
「ことりちゃん、ありがとう〜……彼方ちゃんのは紫のキーホルダーが付いてるんだぜ〜」

【虹ヶ咲 同好会3年生】
【近江彼方】


ことり
「それから、ゆうき君はこれっ!」

ゆうき
「ありがとう。……俺のは白のキーホルダーか。」

ことり
「ことりのは黒のキーホルダーだよ♪」

ゆうき
「(そこ逆じゃないんか…)」



「それでことり!まだ部屋に入るなって…」

ことり
「あっ、もう配り終わったから入って良いよ!」


「?・・・へんなの。」ガチャ




「!?・・・うわっ!何これ!?」

璃奈
「愛さん、どうしたの・・・!?」


ゆうき
「!?・・・何だこりゃ!?部屋がオレンジ一色だぞ!?」



せつ菜
「!!・・・まさか…!」ガチャ

せつ菜
「やっぱり…!私の部屋は真っ赤です!」



歩夢
「私の部屋はピンク一色だよ!」ガチャ



ゆうき
「なるほど…!部屋の中は鍵に付いてるキーホルダーと同じ色一色ってワケか…!」

果林
「なるほど……つまり私は青一色?」

エマ
「私は緑・・・自然に囲まれてる気持ちになるかも♪」

彼方
「彼方ちゃんは紫か〜…紫一色はちとキツいぜ…」


ことり
「凄いでしょ!個室はそれぞれの色一色になってるの!まさに「虹色館」でしょ?」

ゆうき
「少々奇抜過ぎやしないか…?俺は白だし全然平気だと思うけど……」

かすみ
「かすみんとか蛍光色だし、頭おかしくなりそうなんですけど…」

しずく
「元からおかしいから大丈夫だよ」ボソッ

かすみ
「ちょっとしず子ー!今かすみんの悪口言ったでしょ!」

しずく
「言ってないよ?(すっとぼけ)」

かすみ
「もう…!しず子は・・・」



ことり
「はい!じゃあみんな部屋に荷物を置いて!早速練習するよ!」


彼方
「え〜?彼方ちゃんはちょっと休みたい・・・」

エマ
「・・・・・・」ギロッ

彼方
「・・・なんて冗談だよ、冗談……彼方ちゃん頑張っちゃうぞ〜(汗)」



こうして始まったこの日の練習は、昼休憩を挟み、夕方まで続いた・・・







ゆうき
「Zzz…」

ことり
「ゆーうーきーくんっ♪」(耳元で囁く)

ゆうき
「うおっ!?・・・何だ、ことりちゃんか・・・」

ことり
「うふふっ……寝てたの?ゆうき君。」

ゆうき
「みたいだね……あー、いつの間にか日が暮れてるし……」

ことり
「あはは……もうご飯食べれるよ?」

ゆうき
「俺が寝てる間にご苦労様です…」

ことり
「良いの良いの。ゆうき君はことりが無理矢理連れてきただけなんだし、ゆっくりしてて。」

ゆうき
「…ありがとう。」









全員
「「ご馳走様でしたー!」」


彼方
「ふぅ〜……食べたら眠くなってきたぜ…」

エマ
「もう〜!彼方ちゃん!食べてすぐ寝たら牛さんになっちゃうんだよ!」


かすみ
「…エマ先輩、それちゃんと意味分かって使ってますよね?」

璃奈
「流石に、本当に牛になるなんて思ってないと思う…」


エマ
「えっ?違ったの?」

果林
「エマ・・・」



しずく
「ふぅ・・・」ガタン

せつ菜
「しずくさん、どちらに?」

しずく
「食器を洗おうかと思いまして。放置するのは良くないので…」

歩夢
「あっ!手伝うよ、しずくちゃん。」

しずく
「ありがとうございます、歩夢さん。」



ことり
「じゃあ、他のみんなは先にお風呂入っちゃおうか!」


「おー!いいねいいねー!」

せつ菜
「確か、大浴場がありましたよね!」

ことり
「うん!案内するから、着替えとか準備してきてね!」

かすみ
「見取り図があるんですから、案内なんて必要無いですよー!
新築なんだから通れない場所なんて無いでしょうし?」

ことり
「・・・あっ、そっか・・・」

ゆうき
「まぁまぁ、一度皆で確認しとこうよ。見取り図見取り図っと…」


見取り図(文字だけで簡略化します)
(メンバーの名前は、それぞれの使う部屋です)

1階
(大浴場、ロビー、食堂)

2階
(愛、歩夢、せつ菜、しずく、璃奈、かすみ、トイレ)

3階
(彼方、エマ、果林、空き、ことり、ゆうき、トイレ)


ゆうき
「ロビーの隣か………ってかトイレは部屋の中にあったりしないのね。」

ことり
「ホテルじゃないんだから…」

ゆうき
「それもそうか…」


かすみ
「えー!?隣がトイレなんて臭そうでかすみん嫌だー!しず子、部屋取り替えて!」




しずく
「ふん♪ふん♪」ジャー

↑ 水を使っているので聞こえていない


かすみ
「しーずー子ー!!」

璃奈
「かすみちゃん、行くよ。」ガシッ

かすみ
「あーーーーー!!ちょっ、りな子ーーーーー!!
りな子でも良いから部屋取り替えて〜!」

璃奈
「私だってトイレの隣は嫌だ」ズルズル

かすみ
「あぁーーーーー!!」


果林
「騒がしいんだから、もう…」

ことり
「ことり達はお風呂に行こっか!ね、ゆうき君!」

ゆうき
「!」

ゆうき
「ここで俺に振ってくるって事は、まさか混よk」スコーン!

ゆうき
「あてっ!」

ことり
「そんな訳ないでしょ!!ゆうき君のバカっ!!」プンプン

ゆうき
「デスヨネー」ヒリヒリ



彼方
「ゆうき君、やっぱり男の子だね〜」

果林
「まったくもう・・・」


















































???
「ふふふ・・・ここまでは順調・・・」

???
「ここからがいよいよ本番・・・『惨劇』の始まりだよ?」

第3章 夜の訪れ ( No.544 )
日時: 2022/11/25 22:00
名前: ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: WkxsA0sZ)

ここまでのあらすじ

ニジガクこと虹ヶ咲学園のスクールアイドル同好会の合宿のお目付け役になったことりちゃんとおまけの俺、ゆうき。

やって来たのは今回の合宿の為だけに作られたという館、その名も「虹色館」。

色とりどりの部屋に面食らいつつも、虹色館での初日は無事に終わりを迎え、そしてーーーーー



浴場入口

ことり
「じゃあゆうき君、ことり達はこっちの女湯だから・・・」

ゆうき
「うん、ごゆっくりー」

ことり
「ゆうき君もね♪じゃあまた後で!」ウィンク




ガラッ



ゆうき
「はぁ〜〜〜・・・分かっちゃいたけど俺1人か・・・」カポーン

ゆうき
「・・・・・・」

ゆうき
「虚しい・・・」





女湯


エマ
「うーん♪気持ちいいー♪」

果林
「本当。疲れが取れるわ。」

彼方
「あー……寝ちゃいそう……」

せつ菜
「彼方さん、お風呂に浸かってる状態で寝たら最悪死んでしまいますよ。
お風呂場で寝るのは言わば気絶してる状態と変わらないらしくて、凄く危険だと聞いた事があります。」

彼方
「えっ?寝るのって危険なの…?」

璃奈
「寝過ぎても良くないって言うし、程々にしておいた方が良いと思う。璃奈ちゃんボード「お願いっ!」」

かすみ
「りな子、それことり先輩の真似?」

璃奈
「えっ・・・?」








ことり
「ことりがどうかしたの?」ガラッ


かすみ
「ぶっ!?」バシャーン!

せつ菜
「かすみさん!?大丈夫ですか!?」

かすみ
「ま、まさかこのタイミングで入ってくるとは思わなかったですぅ…」

ことり
「?」







ゆうき
「(楽しそうだなぁ…)」

↑ 男湯=壁の向こう側の人

ゆうき
「・・・・・・おっ?」



。 ←壁に小さな穴



ゆうき
「ラッキー!僅かながら綻びが…!」

ゆうき
「ではちょっとだけ…」ソーッ










ことり
『ゆうきくーん!湯加減どーお?』


ゆうき
「うおっ!?」ビクッ

ことり
『ゆうき君?どうかしたの?』

ゆうき
「…いや、ちょっと虫がいて驚いただけ(嘘)。それより湯加減バッチリだよ。」

ことり
『良かった!のぼせない程度にゆっくりしてね♪』

ゆうき
「う、うん・・・」

ゆうき
「(あー、ビックリした・・・まさかバレてたとか、無いよな…?)」

ゆうき
「・・・・・・」

ゆうき
「(覗きは・・・やめとくか。)」







かすみ
「ふー、じゃあそろそろかすみんあがりますねー。」

璃奈
「かすみちゃん、早い…」

かすみ
「明日に備えて早く寝なきゃだからね♪」

ことり
「じゃあことりもあがろっかな。なんか疲れちゃった。」

せつ菜
「侑さんの代理で頑張ってくれましたもんね。ありがとうございます!」

ことり
「こちらこそ!明日も練習頑張ろうね!」


エマ
「うん♪」

果林
「勿論よ。」

彼方
「お〜!」


かすみ
「じゃあかすみんお先で〜す♪」ガラッ

かすみ
「あっ!」





しずく
「かすみさん!今上がったところ?」

かすみ
「しず子!歩夢先輩も。」

歩夢
「お疲れ様、かすみちゃん。」

かすみ
「しず子達も食器洗いお疲れ様ですぅ!」

ことり
「あっ!しずくちゃんに歩夢ちゃん!」

しずく
「ことりさん!」

ことり
「ごめんね、先にお風呂入っちゃった。」

歩夢
「そんな、謝らなくて良いのに…侑ちゃんの代わりといっても、そんなに気張らなくて大丈夫だから…」

しずく
「そうですよ!出来ることは私達ですべてやりますから。」

ことり
「そんな……ここは真姫ちゃんから借りてる別荘で、何かあったら全部ことりの責任だから……」

歩夢
「だから、そんなに気負わなくても・・・」

かすみ
「そうですよ!合宿中に何かあったら私達ニジガクの連帯責任ですぅ!
だからことり先輩は、心配しないでください!」

ことり
「そんな・・・」

しずく
「ことりさん、とりあえず今日は疲れてるんじゃないですか?
私と歩夢さんは今からお風呂ですし、お部屋でゆっくりしていてください。」

ことり
「・・・そうだね。うん。」

歩夢
「うふふっ……じゃあ入ろっか、しずくちゃん。」

しずく
「はい。じゃあかすみさんにことりさん、また明日。」

かすみ
「しず子に歩夢先輩、おやすみ〜」

ことり
「おやすみなさい。」









ゆうき
「ふぅ・・・いつもながら長風呂してしまった…」

ゆうき
「早く部屋戻って寝よっと…」ガラッ




ことり
「ゆーうっきくん!」ジャーン

ゆうき
「ことりちゃん!?まさか長風呂の俺を待っててくれたの!?」

ことり
「うん!「また後で」って言ったでしょ?」

ゆうき
「まったく……自分で言うのも変だけど、本当に俺の事好きなんだから・・・」

ことり
「うんっ!大好きだよ♡」

ゆうき
「はぁ……疲れたし部屋行こう。」

ことり
「うん!」


タッタッタッ・・・


ゆうき
「ふぅ……着いた。疲れた体に3階はちょっと堪えるわ…」

ことり
「そうだね〜。あははっ…」

ゆうき
「にしても俺の部屋の隣のアレ、どうにかならない?」





トイレ
「」

↑ アレ


ことり
「あはは……ごめんね。消臭剤とか置いてあるし、臭いは大丈夫だと思うから……」

ゆうき
「あ、そう……まあ飛び入りだし仕方無いか。じゃあことりちゃん、また明日。」

ことり
「うん!おやすみ〜。」パタン

ゆうき
「ふぅ・・・」パタン



ゆうき
「白い部屋・・・本当に白一色。」

ゆうき
「俺は目に優しい白だからまだ良いけど、他の部屋はキツそうだな……
それこそ本人が文句言ってたかすみんの黄色とか…」

ゆうき
「あーくそ、眠っ……変な時間に寝たのにこんなに眠くなるものなのか…」

ゆうき
「いいや、もう寝よ…」ボフッ…




ゆうき
「Zzz…」



































ギィ…



???
「……………」



ゆうき
「Zzz…」



???
「……………」ニヤッ


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