ヒャクパーの日記帳 作者/水色

♪4 ももこが帰ってきた!?
はぁ。。気がついたら。。もう朝だぁ。。
「ヒャックパァァァァァ~~~~~ッッッ!!!!」
窓から、大声が聞こえる。。ブーケ?? グルミン??
アタイは、パイナップルのベッドからのっそりと
起きて。。窓を見た―――――――――。
「大変なんだよぉ!! ヒャクパーッッ!!!」
「もうッ、何が大変なの!? うるさいよ~~!!」
ブーケとグルミンが顔を見合わせる。
「ももこが帰ってくるんだってさァ!! 知ってる??」
――――――ぇ。。ももこが・・・・・??
アタイは、窓をピシャリッと閉めた――――。
・・・ももこが帰ってくる!?!?
『ブロロロロロッ、キキ――――――ッッ』
・・・車が、急ブレーキを掛けて止める音がした。
窓を少し、覗いてみる。。すると・・・・。
「ありがとうなのよ!! んじゃあね~~~ッ」
ももこの声!! ・・・ってか、もう帰ってきたの!?
「わぁ!! ももこ、おっかえりィィィ~~~!!」
ブーケとグルミンの、声がする―――――。
・・・アタイは臆病者だ。 ももこに合わす顔が
ない。。なんていうか。。会うのが。。怖い。。
「ねぇ、ヒャクパーは?? 家で寝てるの??」
「さぁ?? たぶん、こっちを見てると思うよ??」
一瞬、ブーケと目が合った気がした―――――。
怖い、怖い、怖い、怖い。。こっちに来ないで!!
「ヒャックパァァァァァ!!! ももこなのよ~~ッ」
・・・ももこが、アタイの家の前で叫ぶ。。
「うるさい、うるさい、うるさいッ!! アタイは
寝ているの!! 邪魔しないで!! もう来ないでよ!!」
アタイも、ももこに負けない大声を上げた。
ももこは諦めたのか、叫ぶのを止めたのか。。
それ以上、何も言わなかった―――――――。

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