ヒャクパーの日記帳 作者/水色

♪28 優しい審査員!?



審査員が替わってから、次第に人が受かるように

なった。そして・・・。

「57番、ヒャクパーさん。」

「はい。」

ももこが、手を振ってアタイを送る。

・・大丈夫、大丈夫。。受かる、受かる。。

「ヒャクパーさん?」

「えっ、はい! 大丈夫です、できます。」

「では、始めてください。」



「あたしの名前は、レナ! 今日から・・」

「いいですよー。 合格です。」

・・・ハ? まだ、演技が終わってないですけど?
「次の方ー。60番、オーロラさんっ」
「ちょっと! アタイはまだ・・」
「合格です。早く退いてくださいね」
「次は、私です。あなたはもう、終わったの
でしょう? 退いてくださいな。」

意味がわからない。何でこんなに。。

優しい審査員なの? 絶対に何かあるはず。

「64番ー、ももこさん!」

「はーい。」

ももこが、ニッコリとする。

「アタイの出番っ! 行ってくるねー♪」

「いってらっしゃい!」

ももこがルンルン気分で、向かう。

・・・でも、アタイのように 甘くなかった。



「失格ー!」


・・・会場に、審査員の声が響いた。