ヒャクパーの日記帳 作者/水色

♪20 ひまわりの唱で。



『では、今から歌テストを始めたいと思います。』

ももこに、犯人を教えてもらう前に アタイ達は

まず、とりあえず 1次予選が終了してからっと

いうようになった。 それにしても。。緊張する。

「では、57番。。ヒャクパーさん!」

「は・・・はぃ!!」

背筋を伸ばして、深呼吸。そして、口を開けて

「57番、ヒャクパー!! ひまわりの唱を歌います」

っと、審査員の人に向かって言った・・・。


 *ひまわりの唱* 

雨の日、風の日、そんな日もずっと待っていた

どんなに泣きたい時も あなたを待っていたの

辛い時、悲しい時、あなたは我慢しなくていいって

あたしにそうやって、そっと囁いたよね

涙で、ぼやけた景色 あなたは そっと涙を拭って

くれて ひまわりの花をあたしにくれたよね

だから ずっと待ってるの あなたのコトを

涙なんて もう流さないから だから、あたしの

トコロに戻ってきて ひまわりの花を持ってきて

あたしは それまで ずっと歌ってるから

待ち合わせ場所で ひまわりの唱を


「ふぅ。。。」

「ヒャクパーさん、結果は後ほどに放送で

流しますから。それまでは控え室で待っていて。」

ドアを開ける。そして、ドアの外に出た途端に

深呼吸。 ・・・上手く歌えたかなぁ??