ヒャクパーの日記帳 作者/水色

♪18 頑張る人、卑怯な人。



「い。。衣装が。。」

「アンタの衣装?? もう、それじゃあ参加なんて

できないわね~~、あぁ 良かった♪

ライバルが一人減って!! まっ、頑張りなさいよ」

目が、涙でぼやけて。。周りが見えない。。

ももこが、黙って ゴミ箱から衣装を取り出す。

「・・・まだ、手はあるわよ!! ヒャクパー!!」

「・・・作るも何も、時間がないよっ。。」

ももこが、自分の衣装を はさみで切る。

「何を。。ももこ!! ももこの衣装が!!」

「この、やたらと長いの。。嫌だし!!

アタイは、長いのより 短い方が似合うのよ!!」

・・・ぃゃ、そういう問題じゃないと思う。。

「確か、メイク道具の中に。。裁縫セットが。。」

・・・そんなモノまで、持って来てたワケ!?

「コレぐらいの長さでいけるでしょ。ヒャクパーの

ドレスの綺麗な部分を切って。。」

幸いにも、切られてない部分があった。

「さぁて、コレでかっんせ~~い!!」

オレンジのドレスが、フワフワに仕上がっていて

ももこのピンクのドレスが、スカート(?)代わり。

「な、なんか。。さらに派手な気がする。。」

「ハィ、ひまわりの花。。着けないと!!」

ひまわりの花は、ももこの技術(?)によって

汚れなどは、かなり目立たないようになった。

「・・・ありがとう!!!」

「だって、ライバルだもん♪ ライバルが

失格になるのは、面白くないもんね!!!」

ももこが、ニッコリとする。

・・・表があれば、裏もある。

・・・頑張る人と、卑怯な人―――――。

「・・・ッチ。。」

アタイのドレスをめっためったにしたのは

・・・一体、誰なんだろ。。。???