ヒャクパーの日記帳 作者/水色

♪25 ドレスの犯人発覚。



「バズレーさん。。」

「ヒャクパー、悔やんでも仕方ないよ。。」

「いい気味ね~。キャハハハ!」

・・・そう言われても、やっぱりムカつくコトに

変わりはないんだよ。ももこ。

「全部、アンタの企みなんでしょ!? このオーディ
ションは、元からアンタが受かるように・・・。」

アタイは我慢できずに言った。

「それで?? それで、何が悪いの?? ほら。
アンタだって同じじゃないの? 受かりたいって
気持ち。受かって、アイドルになって 人気者に
なって・・・。同じじゃないの? 違うの?」

「ソレとコレとは、話が・・・」

レベッカがフフっと小さく笑う。

「あたしはね、受かるためなら何だってする主義。
ソレが悪いことでもね。例えば・・・。 アンタのドレスをめちゃくちゃにするとか!」

アタイは・・ハっとした・・・。

「レベッカ・・が、やったの・・??」

「そうよ。」

「・・何で??」

「気に入らないから。」

レベッカが、はさみを床に投げる。

「これで、めちゃくちゃにしたのよ。」

はさみには、ドレスの生地が少し挟まれている。

「そんなっ、ひどい!!」

「あら、弁償代? お金ならいくらでも払うわよ。」

「あさみちゃんと。。きぬよ君が。。一生懸命
作ってくれたのにっ! ひどすぎる。。」

涙がこみ上げてくる。床に、アタイの雫が

ポタポタと落ちる。 ・・・許せない。