ヒャクパーの日記帳 作者/水色

♪15 予選スタート!!



「ふぁ。。よく寝たなぁ。。」

アタイは、ん――っと背筋を伸ばす。

そして、眠たい目をこすりながら 時計を見る。

「・・・・ハィイイィィ!?!?!?!?」

時計が指す、時間は9;45。

予選が始まる時間は、10;00。

あと15分で、予選が始める!?

アタイは、急いで身だしなみを整えて

衣装などを持って、家を出る。

今の時刻、9;50。 あと、10分で予選開始。

みどり村まで、徒歩30分。

あれ?? どう考えても、10;00には着かない。

「どうしよう。。アタイはせっかく。。」

アタイはとにかく、門番さんのトコロへ行って

門を開けてもらって、よつば村を出る。

「・・・とりあえず、歩くしかないよね。。」

アタイは、できるだけ 早足で歩いた。

『ブロロロロロ。。。。』

ん? 車の音じゃないケド。。何だろう??

段々と、人影は見えてくる。 ・・・誰??

「すいませ~ん!! 乗せてくれませんか~~!!」

アタイは、知らない人に大声で尋ねる。

『キキ―――――ッッ!!!!』

カッコイイ、オートバイクがアタイのすぐ

前に止まる。「アンタ、誰??」

「え?? アタイの名前はヒャクパー。。」

「どこまで行くの??」

「えっと。。みどり村まで!!」

「そう。。ちょうど、あたしも行くところだったの。

あたしの名前はバズレ――・・・。ヨロシクね」

アタイは、さっそくバズレーさんの 後ろに乗せて

もらった。「どうして、みどり村へ行くの??」

バズレーさんが、アタイに尋ねた。

「新人アイドルオーディションが、あるから。」

「オーディション?? あたしも、それに出るのよ」

・・・バズレーさんも、オーディションに

出場するらしい。。「そうなんですか。。」

アタイ達は、それっきり 何もしゃべらなかった。

~予選会場~

「着いたわね。。ギリギリセーフで。。」

「ありがとうございます!! 良かったら、会場まで

一緒に行きませんか?? バズレーさん!!」

「そうね、行きましょうか。。」

バズレーさんと、アタイは会場に向かって

歩いていった――――――――。