ヒャクパーの日記帳 作者/水色

♪17 衣装が・・・。
「ヒャク・・ヒャクパ・・・ヒャクパー・・」
「んぁ?? いつの間にか寝てたみたい。。」
目をこする。目をこすった手には、ラメがつく。
「コラ、目をこすったら せっかくのメイクが!!」
「ぇ?? メイク??」
アタイは、鏡を見る。ピンクでツヤツヤした、唇。
オレンジ色のアイシャドー。 淡い色のネイル。
「・・・バズレーさん、ありがとう!!」
「どういたしまして。」
バズレーさんが、ニコっとする。。
「それより、早く衣装に着替えたら??」
「そ。。そうだね。。って、バズレーさん、綺麗!」
バズレーさんの、黒い細身のドレス。
口で説明出来ないほど、綺麗・・・。
「そうかしらね。。嬉しいわ。」
アタイは、そう言ってから 衣装を捜す。
「あれ!? 衣装が。。ない!!!」
衣装を、化粧台の横に置いたはずなのに。。
いつの間にか、なくなってる・・・!?
「ちょっと誰ぇ?? こんなトコロに汚いドレス
捨てた人ぉ!! きったなぁ~~!!」
・・・汚いドレス?? ま。。まさか、アタイの!?
アタイは、みんなが集まっているゴミ箱に行く。
「・・・ぁ――――――――。」
アタイのドレスは、無残にも切り裂かれていて。。
ひまわりの花は、ボロボロだった――――――。

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