ヒャクパーの日記帳 作者/水色

♪19 犯人らしき影。
「バズレーさん! 衣装、直りました♪」
「へぇ、よかったわね!! コレで大丈夫ね?」
「アタイのおかげだから、感謝しなさいよぉ!」
ももこが、威張る。それも、思いっきり。
「ハィハィ! 感謝すればいいんでしょ!!」
「ちょっと何!? 何なの!? その態度は。。」
ももこが、また うが~~っと声を上げる。
「・・・チッ。。」
「ぇ。。なんか、今。。舌打ちの音がしなかった??」
「気のせいじゃない?? 周り、うるさいし!!」
『出場者の皆様は、1階のホールまで来てください』
放送が鳴る。 控え室に居た人が、立ち上がる。
「衣装なんて、直らなきゃ良かったのに。」
「でも、どうせ 汚いドレスじゃないの??」
「よく、あんなのが着れるわよねぇ。。」
「あたし、近寄らないでおこう。。なんか嫌。」
立ち去る人の声が、小さく聞こえた。
もっと、言ってた人もいると思うケド。。
アタイが聞こえたのは、この言葉だけ。
「・・・早く行きましょ!! ヒャク。。」
「バズレー、アンタはあたしと行くのよ!!」
レベッカが、バスレーさんの腕を引っ張る。
「あたしは。。ヒャクパー達と。。」
「そう! 言うコト聞かないと、あのコト。。」
「・・・わかった。先に行ってるね??ヒャクパー」
バズレーさんは、タタッと走っていく・・・。
「・・・ヒャクパー!! アタイ 犯人わかったよ!」
ももこが、その姿を見て 言い出した。
「犯人って。。誰なの?? ももこ??」

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