ヒャクパーの日記帳 作者／水色

♪２１　犯人発覚！



「ぁ、ももこ!!　おかえりィ～～。」

「ただいま～～。。ってヵ、今からアタイの名推理

するから!!　とりあえず、座っててよ!!」

ももこの厳しい口調。　アタイは、文句は言わず

近くにある　イスに腰をかけた。

「犯人は。。ズバリ。。」

みんなの視線が、ももこに集まる。

「バズレーさんだと、思うのよ!!」

ももこが、そう言った途端に。。みんなの視線が

バズレーさんに、換わる。

「何であたしなのよ。。嘘はやめて頂戴。」

バズレーさんが、立ち上がる。。

ももこは、ビクついた顔になる。

一瞬にして、うるさかった控え室が　静かになった。

「バズレーがやったのよ♪　あたし、見たから！」

レベッカが、意地悪な笑みを浮かべて言う。

「そんな・・・！　それは―――――。」

「言い訳なんて、そんなの見苦しいわよ??」

「本当に。。サッイテ――――!!」

「審査員にチクってやろうかな??　そうしたら

きっと、バズレーは失格になるのも当然よ!!」

周りが、ガヤガヤとまた　騒がしくなる。

「・・・アタイは違うと思うケド。。」

アタイは、独り言を言った。その独り言の声が

大きかったのか、みんながこっちを見る。

「ヒャクパー!!　信じてくれるのね!?」

バズレーさんが、アタイのトコロに駆け寄ってきて

アタイの手を握る。レベッカは、ふんっと顔を

反らす。「アタイが思うに、犯人は――――。」

アタイは、指をある人に向ける。

「・・・レベッカさんだと。。思います！」