ヒャクパーの日記帳 作者/水色

♪16 控え室。
「あ!! ヒャクパー、遅いじゃないのよ!!」
「う~~、ゴメンゴメン!! ももこ!!」
ももこの顔が、ぷく~~っと膨れ上がる。
「んでぇ?? その人は誰なのよ??」
ももこが、バズレーさんに向かって指を指す。
「あたしの名前は、バズレーよ。人に向かって
指を向けるなんて、常識を知りなさい。あなた。」
「な。。ななな、何なのよぉ!!!!」
そういうももこを見て、アタイはももこを
少し笑った。「あ!! ヒャクパーまで!?!?」
ももこが、うが~~っと怒り出す。
・・・こんなので、アイドルになれるのヵ!?
『出場者は、2階の控え室にお集まりください!!』
放送が鳴った。アタイ達は、ぞろぞろと歩く
人達に、着いて行った。
~控え室~
う。。ま、ままま。。眩しい。。そして入りづらい。
みんな、メイクやら 歌の練習などをしている。
「あら、バズレーじゃないの??」
「あら、レベッカ。。アンタも出場者??」
バズレーさんが、レベッカっという人のトコロへ
行く。アタイ達はというと。。呆然と立ってるだけ。
「あのぅ、通してくれませんか??」
アタイ達のせいで、通れないっという人が
後ろにたくさんいた。う。。なんか。。
「ゴメンナサイ、スイマセン、ゴメンナサイ。」
アタイ達は、中に入る。空いてる席を捜して
座り、メイクなどを始めた。
・・・っていうか、メイクってどうやるの??
みんなは、パパパッと手を動かして
口紅やら、マスカラやら、ネイルやらをやっている。
ももこも、メイク道具やらを出して メイクを
始める。「あれ?? ヒャクパー、メイク道具は??」
ももこが、アタイに尋ねる。。
「もしかして、忘れちゃった?? じゃあ、アタイの
貸してあげるからさ。。やりなよ!!」
ももこが、ある程度のメイク道具を差し出す。
・・・・ぃゃ、渡されてもできないんだけど。。
すると、突然。。誰かがアタイのトコロへ来た。
「ヒャクパー、目を瞑っていなさい。」
バズレーさんが、アタイに囁く。
アタイは、目を瞑った――――――――。

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