ヒャクパーの日記帳 作者/水色

♪22 合格者発表!
「な~んで、あたしなのよぉ!! 嫌よねェ
そういうの!! バズレーと親しいからってさぁ!」
「そんなんじゃないもん! バズレーさんは、
アタイを会場まで送ってくれたし、メイクまで。。」
『第2次予選が始まります。出場者の皆様は
また、1階のホールまで お集まりください。』
「いい気になるのも。。それまでね――・・・。」
レベッカが、アタイに囁く。いい気になるのは
それまで?? それって、どういう意味??
「とりあえず、1階のホールに行こうよ!!」
ももこが、アタイの背中を『ポンッ』っと
叩く。「・・・うん、わかった。」
~1階 ホール~
『合格者を発表したいと、思います。』
・・・あれ?? 放送で、報せるんじゃなかったの?
『不合格者は、ココから立ち退いてもらいます。』
・・・なんか、それって。。嫌。
『では、発表したいと思います。ナンバーを
言いますので、各自 ご確認ください。』
ももこは、64番。バズレーさんは35番。
そして、アタイは・・・57番。
『3番、7番、9番、11番、13番、25番・・』
・・・うぁ。。結構、落ちている人が多い。。
「フフ♪ 受かったわ! アナタ達はどうかしら?」
レベッカは13番。本当だ、受かってる。
『32番、34番、35番、47番、50番・・』
「ふぅ。。受かったわ! よかったぁ。。」
バズレーさんは、35番。 受かってる!
『54番、57番、60番、64番!! コレで
終了です。不合格者は、早く立ち退いて下さい。』
「何よ、アイツ等。。同情でもされたのよ!!」
「本当に! あたしの方が、綺麗なのに!」
「やっぱり、審査員にチクっとけばよかった!」
立ち退く人は、皆 アタイ達を見る。
「ギリギリセーフで、受かったぁ♪」
ももこが、アタイに飛びつく。
い い 気 に な る の は そ れ ま で
レベッカの言葉に、妙に胸騒ぎがする。
・・・何でだろう??

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