風使いブーケ~2つの一族の物語 作者/ミル

第4話 ~バラの森~
アタイ達は、ある森に来た。名前は、『バラの森』。きっと、キレイなバラが沢山咲いてるんだろうなぁ~・・・。
「キャハ!そんなのんきなこと考えてんの?」
ブーケ「その声は・・・ヒャクパーちゃん!」
ヒャクパー「その森は、アタイが作った森なんだよ!あ、バラはバラでも、黒いバラだから気をつけて♪」
ジャン「ブーケ、入り口に戻った方がよくね?」
ブーケ「そうだね・・・。」
アタイ達が入り口に戻ろうとしたとき。
パン!パン!パァーーン!
あの、黒いバラのとげが跳んできた。
キャロライン「ブーケさん、あのときのように、突風で飛ばしてください!」
ブーケ「うん、わかった。
GO!突風!」
ポロン♪
ビューン!
でも、トゲはビクともしない。
ヒャクパー「キャハハ!アタイはあの後、そのトゲの重さを100㎏にしたのよ!残念でしたぁ~♪」
ブーケ「じゃ、この森からは、出口からしか出られないんだ・・・。」
アタイ達は、早速進んだ。
ヒャクパー「チーフちゃん。作戦開始・・・♪」
―それから2時間して―
スパーク「この道、さっきも通ったよな?」
ブーケ「そ、そうだよね・・・。」
キャロライン「もしかして、私達迷ったのでは・・・。」
ジャン「そ、そうかも・・・。こんな時、誰かが通ってくれたら・・・っていたーーーーーーーーー!!」
それは、かっこいい(?)オオカミの男の子だった。
チーフ「もしかしてお前ら迷子?オレ、この森詳しいんだ。出口までついてってもいいぜ。」
ブーケ「あ、ありがとうございます!えっと、命の恩人!」
チーフ「そこまで言わなくても・・・。」
アタイ達は、チーフちゃんと一緒に、森の出口へと行った。
出口へ着いた。
チーフ「この辺りに、トロピカル村って村があるから、その村で休もうぜ。」
スパーク「トロピカル村って、南の島みたいに暖かい村っていうので有名だよな。・・・て寒っ!」
ブーケ「ちょっと~!何で南の島がこんなに寒いのよ!」
ジャン「気温-50℃。寒いのも当たり前だな。」←水使いは、寒いの平気。
キャロライン「もしかして、これも黒魔術族のしわざ・・・?」
チーフ「そう。オレ、氷使いの黒魔術族なんだよ。ビアンカに頼まれてさ・・・。ま、明日戦うとするか。」
えぇーーーー!?チーフが黒魔術族!?
あと、前回題名書くの忘れました。
~ロマン村の満月~で。

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