風使いブーケ~2つの一族の物語 作者/ミル

第8話 ~やよいvsジャン!ウェスタン&西遊記!~



やよい「私の相手は・・・ジャンさんです!」

ブーケ「何で!?」

やよい「だって、4対1って、ひきょうじゃないですか!!」

スパーク(あ~あ、誰かさんと同じこと言ってるよ・・・。)

ジャン「だからと言って何でおいらなんだよ絶対作戦だしそもそもやよいってなんだよ」

ブツブツブツブツ

やよい「そこ!ブツブツ言わない!」

やよいちゃん、急激に性格変わったね、ウン。

やよい「いいか?10歩歩いて撃つ!」

ジャン「うつ?」

―ジャン、想像中―
司会「ジャン選手!打った!ホームランです!
・・・セーフ!黒魔術族に逆転したぁー!!」

―想像、終わり―

ジャン「どうやって、野球するの?道具ないし。」

やよい「その『打つ』じゃねー!!『撃つ』んだよ!」

スパーク(こいつ、馬 鹿だ!大馬 鹿だ!)

ま、鉄砲もないので、10歩歩いたら技を出すことに。

1・2・3・4・5・6・7・8・9・10!!

やよい「お行き!(←掛け声変!)砂嵐!」

ザーーーーーーーーー!!
うわっ!砂で前が見えないよ!

ジャン「いでよ!渦巻き!」
シャキーン!
ドッパーン!
今度は洪水かいな。

ブーケ「でも、これじゃアタイ達、見てるだけだよ。やよいちゃん、砂漠にしてくんない?」

やよい「いいけど、何でですか?」

ブーケ「それはね―・・・。」

で、砂漠に。

ブーケ「だって、アタイ達って4人で旅してるから西遊記みたいでしょ?
だから、西遊記になりきって戦うの!」

やよい「それ、いいですね!」

で、アタイ達は、役が決まった。くじびきで。

ジャン「えぇー!?『孫悟空』!?
猿はゴメンだよぉー!」

キャロライン「私は・・・『三蔵法師』です。
やっぱ、ボーズにしないとだめでしょうか?」

スパーク「オレ、『砂悟浄』?かっぱかよ!」

ブーケ「うっ!アタイ『猪八戒』?豚?」

スパーク「ハハハ!お前豚かよ?」

ブーケ「何を?このかっぱ!かっぱかっぱ!」

やよい「皆さんは、まだまともでいいじゃないですか・・・。私なんて、『牛魔王』ですよ・・・?」

うわー、1番なりたくないキャラ・・・。

ま、あくまで役です!役!