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ロストヒーロー計画(完結)/ラストヒーロー計画
作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン 
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たくっちスノー
「ああっ!そういえば海斗君大丈夫か!?もう三日も来てなかったからさ!!」

ルメール
「こいつさー、むっちゃ飯とか用意して楽しみにしてたんだぜ?」

たくっちスノー
「してねーしっ!!あくまで自分サポートだしっ!!」

海斗
「で、でもどうやってここに...?この病院って与倉さんの所と違って隠していたのに」

ルメール
「時空監理局の情報収集力をなめるなよ?その気になればどの世界に何があるのか数秒で調べられるからな」

海斗
「ヒエッ」

たくっちスノー
「め、メル姉...これだけの為にうちのパソコン利用したの?」

ルメール
「お前が三日間も海斗君どこ海斗君どこってうるせぇからだろ!!」

たくっちスノー
「ご、ごめん...」

海斗
「...それで、えっと雪さん、どうして隠してたんですか?」

たくっちスノー
「どうしてって...そりゃ仕事で来たわけじゃないし、自分だって人並みの生活をしてみたかったんだ」

たくっちスノー
「生活する分には問題なかったんだ...マガイモノには食事も風呂も睡眠もいらないから...一部のマガイモノが趣味でやっているだけでさ」

海斗
「そうなんですか...」

たくっちスノー
「...はぁ、やっぱダメだなー自分はさ、代理局長になってからは事件、事件、事件でさ」

海斗
「.....やっぱり不思議な人だ」

たくっちスノー
「だろ?...だからこそ、君みたいな普通の少年に憧れていたんだよ」

たくっちスノー
「自分も何かに憧れたかった...自分も友達が欲しかった...自分にも、家族が欲しかった...」

たくっちスノー
「君がヒーローという特別な存在に憧れていたようにね」

生まれついての特別な存在たくっちスノー
一般人と変わらない海斗

互いがそれぞれ求めていたものを持っていたと、海斗は気付いた

海斗
「ヒーロー...ですか」

たくっちスノー
「...」

海斗
「あの...ルメールさん」

ルメール
「何だよ」

海斗
「ちょっと、出ていってもらえませんか...?雪さんと二人で話がしたいんで」

ルメール
「はァ~...医者も滅多に来ないんだし、別にいいだろ...」

海斗
「...」

ルメール
「ああ分かったよ...タバコでも買ってくる」

たくっちスノー
「その見た目でタバコとか吸うの!?」

ルメール
「悪いか!!?」

たくっちスノー
「ご、ごめん...」

...

海斗
「ねぇ、雪さん...」

たくっちスノー
「どうした?海斗君」

海斗
「三日前...俺、あんなこと言ったけどさ、もう辛いんだ...」

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