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作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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*107*
たくっちスノー
「なぁ、海斗君、ヒーローに辛くないときだってあるさ、仮面ライダーは、そんな辛い決断を乗り越えて...」
海斗
「そりゃそうだけど...」
海斗
「...あの、雪さんってどこまで知ってますか?加賀美さんの件の事」
たくっちスノー
「爆発したって事ぐらい...だな」
海斗
「本当?」
たくっちスノー
「嘘、今までの事全部時空監理局を通して全部調べたよ、龍騎の言っていた遺言の事やヒーロー協会で話していた内容も全てね」
海斗
「...ストーカーですか?」
たくっちスノー
「違うから!!ダークライダーの事を調べてたわけだからな!!」
海斗
「...」
たくっちスノー
「で、飯塚浜有に似た奴の事だろう?」
海斗
「ええ...死体はドロドロになってて接種は出来ないはずなのに...」
たくっちスノー
「マガイモノ...だろうか?」
海斗
「いえ、口調までそっくりで...カリギュラとしては出来のいいクローン以外ありえないとされていますが...時空監理局から見てどうですか?」
たくっちスノー
「ふむ...自分達の職場でたまにあるのが、こんな事が起きるって予め分かっていた...つまり未来からやってきた時空犯罪者というのだな」
海斗
「えっ?」
たくっちスノー
「同じ世界でも、時に全く別の未来へと進んでいくことは珍しいことじゃないのさ」
海斗
「へぇ...」
たくっちスノー
「この世界線だと...与倉と加賀美さんが死んでいるわけだな」
たくっちスノー
「はぁ...もし時空犯罪者が関係しているとなると、今回の奴は相当手慣れているな...どんな行動をすればあちらが不利になるかわかっているかのようだ」
たくっちスノーが白コートからバーチャル資料を弄りながら愚痴っていると...海斗が口を開く
海斗
「そこまで分かっているのなら...もう、そっちがやっててくださいよ」
たくっちスノー
「ほらこうなる...だから自分は正体隠してたんだよ、ヒーローなんて同じさ」
たくっちスノー
「市民は強いんだからお前が何とかしろって、じゃあお前は頼る前に何かしたのかってたまに思うんだよ...自分が傷付きたく無いだけじゃないかってさ」
たくっちスノー
「...って、こんな事を話すなんて局長としてもまだ未熟だなぁ自分は」
海斗
「...俺、もうヒーローなんてやりたくないんです」
たくっちスノー
「えっ」
たくっちスノー
「ヒーローをやりたくないって、どういうことだよ?」