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作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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*28*
雪
「アマゾンブラザーズ?」
海斗
「前にニュースで見たような...違法なヒーローソウルを使用した疑いで指名手配中だとか...」
雪
「なるほど、いわゆる違法アップロードみたいなものね」
アマゾンオメガソウル
『ウオアアアアッ!!』
王蛇ソウル
『とんだじゃじゃ馬兄貴だなぁ、おい!』
アマゾンアルファソウル
『お前ほどじゃあないがなぁ!!』
王蛇ソウル
『チッ!』
雪
「やっぱりアマゾンの力はスゴいなぁ...」
海斗
「感心してる場合じゃないですよ!俺も...」
雪
「ダメだ!アマゾンズは世界の平和を守るためではなく、敵を始末するために産み出された怪物だ...ダークヒーローとは訳が違う!」
海斗
「しかし....!!」
雪
(僕も困ってるんだよ、今はメル姉はいないし、休暇中だから武器もなにも持っていない...マガイモノとしての力も海斗君の前で見せるわけにはいかない...)
王蛇ソウル
『おい海斗!!まさかこの俺が一人増えた程度でくたばると思ってんのか!?』
王蛇ソウル
『アマゾンだかメルカリだか知らねぇが、そんなもんてくたばっちゃいけねぇ人間だろ!テメェも俺も!』
王蛇ソウル
『だから俺がこいつらをブッ飛ばす様をよく見ておけ!』
海斗
「与倉さん...!!」
雪
(...そうだ、彼なら!)
雪
「受け取れ!与倉!」
雪さんはポケットから紫色の羽のカードを形成し、与倉さんに投げ渡す
王蛇ソウル
『なんだこいつ?』
雪
「それをカード入れ口に差し込むんだ」
王蛇ソウル
『ああ、カードの一種か』
【サバイブ】
与倉さんがカードを入れると、鎧が大きく変わった!
王蛇サバイブソウル
『...なっ、なんだこれ!?』
アマゾンオメガソウル
『グッ!?』
アマゾンアルファソウル
『な、何ィ...フォームチェンジだと!?』
海斗
「どういうことですか?」
雪
「龍騎にはサバイブカードっていう強化フォームに変身するアイテムがあるんだ」
アマゾンアルファソウル
『し、しかし、王蛇のサバイブなんて聞いたことが...』
雪
「あるんだよ....お金かかる方の仮面ライダーの小説でね!!」
アマゾンアルファソウル
『何だとぉ!?』
雪
(東映公式の奴ではないけど...まぁマガイモノの力だし問題ないよね)
王蛇サバイブソウル
『すげぇ!!すげぇ力が湧いてくるぞ!!』
アマゾンオメガソウル
『ウウウ....』
アマゾンアルファソウル
『それがどうした!!俺たちアマゾンブラザーズの力を....』
雪
「偉大なる【王】の底力を舐めてもらっちゃこまるよね...与倉?」
王蛇サバイブソウル
『おうとも!!』
【ファイナルベント!】
王蛇サバイブソウル
『ぶっとべやああああああ!!!』
大きな蛇になって、アマゾンブラザーズに食らい付いた!
『『グガアアアア!!』』
アマゾンアルファソウル
『ち、ちくしょう...当分この街では売りさばけないな...』
アマゾンオメガソウル
『う、あああ...』
アマゾンアルファソウル
『言っておくが偽装ライセンスなんて欲を出したのは兄貴だ、俺は嫌って言ったんだよ....覚えとけ!』
アマゾンブラザーズはフラフラになりながら出ていく
王蛇サバイブソウル
『待ちや....ぐっ、がはぁ!!』
海斗
「与倉さん!?」
王蛇サバイブから火花が飛び散り、強制的に変身が解けた
与倉
「なっ、どういうことだ....?」
雪
「元々想定された変身じゃないからね、ヒーローソウルが耐えきれなかったみたい」
与倉
「てめぇなぁ...」
雪
「ごめん、でも一気に解決するにはこの方法しか無かったんだ」
海斗
「俺、カリギュラに通報を....」
雪
「待って、もう深夜の1時だよ...早く寝たほうがいい、通報は僕がしておくから」
海斗
「...わ、分かりました...確かに眠いかも...」
...はぁ、疲れたなぁ
俺も早くヒーローソウル貰いたいなぁ
.....
雪
「アマゾンズ、か...やっぱり物騒な奴等だよ」
与倉
「おい....あんた何者なんだ?」
雪
「え?そこら辺にいる喫茶店のマスターだって」
与倉
「そこらの喫茶店のマスターは都合よく変身アイテムを持っているのか?」
雪
「...この世界ならありえるんじゃないの?」
与倉
「それだけじゃねぇ、見ろ...あんたが渡してきたサバイブカードとやらだが...」
与倉は爛れたサバイブカードを見せてくる、その跡はかつて飯塚の命を奪った怪物と同じ黒い跡だった
与倉
「あんた、あの化け物の仲間なのか?」
雪
「...分からないね、僕はその化け物とやらに会ったことはないから」
雪
「でも僕が人間ではない...ということは君でも分かっちゃったよね」
与倉
「.....まぁな」
「分かった、黙っててもしょうがないから君だけに話そう、僕の正体は...」
【第五話 END】