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ロストヒーロー計画(完結)/ラストヒーロー計画
作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン 
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飯塚
「よー!海斗君も久しぶり~!無事にヒーローになれたっぽいじゃん!」

海斗
「そ、そんな...だって、飯塚さんは.....」

加賀美
「死体を全部食われたはずでは...!?」

飯塚
「まあ色々あるんだよ、色々!」

加賀美
「その面倒なことを色々で済ませるところも相変わらずだな」

飯塚
「まーなぁ、お前も元気で何よりだよ博之」

加賀美
「ああ...どういうことか説明してくれよ、いつもみたいにトンコツ奢るから」

飯塚
「えー本当?チャーシューも三枚付けてくれる?」

加賀美
「ああ...」

飯塚
「それだったら別にいいよ!特別だからね!」

海斗
「は、はぁ...」

飯塚
「簡単かつ単純に言うとだけどねぇ...ダークライダーの肉体をしゅにくにしてね...」

加賀美
「それを言うなら受肉(じゅにく)だろ...でもまぁいい、まさかお前がな...」


海斗
「えっ、でもクローンかも...」

加賀美
「クローンだが、どう見てもアレ飯塚だ」

飯塚
「.....」


加賀美
「ああよかった...飯塚!!」

飯塚
「博~之~!」


加賀美
「今、お前の力が必要なんだ!!お前のような明るい奴がヒーローとして!!」

飯塚
「博之~!!」


海斗
「.....」


飯塚
「なぁ博之...覚えているか?もう8年も前になる...カリギュラに一緒に所属した時のこと」

加賀美
「ああ...俺達は試験で偶然出会い、仲良くなって...一緒に合格した!そして...俺達はずっとコンビで活動してきた!」

飯塚
「俺が亡くなるまでずっとね」

加賀美
「ああ...お前がいない間に、街はすっかり寂れてしまった...でも、お前さえいれば」

飯塚
「博之」



「お前ってさ...頭の中がガキで止まってるよ...悪口じゃないさ」

「お前は...人を疑うことを知らない正直者だ、だからこそお前はカリギュラ最強のエース...誰もが想像する一般的なヒーローになれたんだ」

加賀美
「そんなことはないさ...飯塚、お前のような奴がいてくれたから、俺は...!」

「そこだよ!そういう奴なんだよ博之はさ!」

「自分の手柄を誰かのおかげとか言うところ!」

加賀美
「.....」




ザシュッ


飯塚
「博之~、ちょっと考えたら分かるだろぉ?」

飯塚さんは...加賀美さんの体に腕を...


加賀美
「うっ...」

海斗
「加賀美さん!?」

飯塚
「博之ってさ~知らない人にあっさり着いていくタイプの人間だよ~」


飯塚
「そんなんだから今俺にこんなことされてるんだよ?」

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