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ロストヒーロー計画(完結)/ラストヒーロー計画
作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン 
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『カリギュラのエース』加賀美博之の死。


それは全国、いや世界中で取り上げられる程の大事件だった

あれから...早くも一ヶ月が経過した


「.....いいニュースはすぐ飽きられるけど、嫌なニュースは結構延ばすものだねぇ」

ルメール
「.....よぅ」



「どう?」

ルメール
「ダメだ、どの店も閉まってやがる...どうすんだよ野菜とか果物とか」


「仕入れ程度なら別の時空から取引すればいいだけさ、それより...」

ルメール
「ああ、やべぇぞ...冗談抜きでこの街に人がいなくなってきてやがる」


「やっぱりか...実はさ、福井君から聞いたんだけど、カリギュラのヒーロー、次々と退職しているらしい」

ルメール
「はぁ!?」


「加賀美さんが負けるような相手と戦いたくないだってさ...勝てる勝てないじゃなく今ここで立ち向かわないといけないって言い切ったライダーさんは偉大って分かるね」

ルメール
「ヒーローが悪にビビってどうすんだっての!」


「そこはしょうがないよメル姉、彼らは不思議な力を生まれつき持ってるような選ばれし者とかじゃなく、力を得ただけの一般人に過ぎないからね」

ルメール
「腰抜けが...ヒーローに守ってもらうのが当たり前なのか?」


「加賀美さんという存在がよっぽど大きいものだって実感するね...だからこそ、あの人の死を無駄には出来ない」

ルメール
「まさか、お前のワガママが通るとは思わなかったぜ」


「仮面ライダーブレイブのヒーローソウルを貸してほしいっていう奴ね...でも、一ヶ月かかったが後は...」

ルメール
「でもよ、お前が作ってるアイテムって結局はマガイモノだろ?この世界じゃ使えねぇぞ?」


「...それでも、何処かで役に立ってくれるなら、ヒーローに使ってほしいんだ、この究極の【タドル】ガシャットを」

ルメール
「お前って、偽善者とか言われそうだな」


「言わせておけばいいよ、自分は正義の味方を名乗った事は一度もないからね」


「よし出来た、メル姉、時空監理局の倉庫に運んでくれ...いつか、別の世界で役に立つだろう」

ルメール
「分かった」





「...すっかり誰も来なくなったなぁ、海斗君達はどうしてるんだろう?」

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