小説の書き方 「タイトル」編

思いっきり、小説を書けましたか?
タイトルはあなたの小説をまだ知らない読者との関係にも、ものすごく重要な役割を果たしてくれます

タイトルをもう一度確認しましょう

長いの短いの、なぞめいた表現や直球ど真ん中の表現
カタカナ、ひらかな、漢字、英語などの外国語…

小説タイトルは、自分の子供に名前をつける行為と似ています
基本的に、名前を一度つけて発表したら、その小説はそのタイトルでありつづけます
長く使うものなので、一文字一文字じっくり辞書などで調べて納得したうえで、大切につけてあげてください

あなたの名づけたタイトルのパワーによって、貴方の小説に人(読者)を招くこともしばしばあります

タイトルは、2つの目線で考えておくことが必要です

○作者目線から
・そのタイトルが、小説全体をつむいでいるか?
・そのタイトルは小説の重要テーマやキーワードとしてふさわしいか?

○読者目線から
お店で実際に自分が小説・マンガ・雑誌を選ぶときのことを想像してみてください
違う人の小説なのにまったく同じタイトルがあちこちに並んでいたらどうでしょう?
選びにくいですね

自分のこの小説を見つけてもらうためには、「ほかの小説と異なっていること」がわかるためにもタイトルが必要です

  • ・簡単にかぶると予想できる言葉は避ける
    (努力しても、結果偶然かぶってしまったら、もう気にしないほうがいいでしょう)
  • ・言葉がもつイメージを最大限利用する
  • ・安易にだらだら長くしたり、副題(サブタイトル)にたよらない

とはいえ、ずーっと何日1ヶ月も悩んでもわからなかったら、自分の直感を信じましょう
パッっとタイトルがすぐ思いつく場合や、まったく思いつかない場合もあります
各小説の個性ですから、安産や難産があるでしょうから、つきあいましょう

「自分が読者だったら、このタイトルに興味をもつかどうか」をモノサシにして、自分の小説をながめてみる時間が必要だということです