「知る・触れる」編
知らなかったことを知る
知らないことは世の中にたくさんあります。自分できっかけを作っていくのはとてもエネルギーの要ることです。
でも、きっかけさえできれば、意外と深く知るためのスピード・力は自分で作り出せたりしますね。
小説執筆に夢中になって、学力が低下したというのでは残念です。むしろ小説執筆に夢中になるからこそ、学力が上昇するのではないかと思うのです。
自分が知っている、知ることができた情報などわずかなものです。自分が知ったことだけで小説を書き続けていくと、あっというまに書くことがなくなるし、アイデアも意欲も枯渇していき、深い脱力感が残ります。
「もう目新しいことがなくなった……」と、すぐに考えてしまわないでくださいね。
自分の「燃料」が尽きそうになったなら、「補給」に出かければいいんです!補給上手も執筆のうちです。
世の中には、たくさんの出来事や人が、過去も現在も未来も、ずっとあります。
それに、毎年同じ課題曲でコンクールが開かれたとしても、甲子園大会が毎年開かれて同じように野球をしても、毎回違った感動があったりします。同じテーマを連続して扱っても、いいのです。調べれば調べるほど、知れば知るだけ、書く情報ならいくらでも無数に生まれてくるでしょう。
でもやっぱり書くことがない……と悲観的になったら『世界の全てを知り尽くしたといえるか?』と自分に問いかけてみてください。そんなわけねー!と、ちょっとは冷静になれますよ。
小説本文を書くことだけが執筆ではなく、世の中への関心があって初めてできるのですから、情報収集は基本です。
ただ、そんな気分にもなれないほど疲れちゃったら、無理せずしばらく筆をおいて、心体の回復と健康を大事にしましょう。
きっかけとタイミングはたくさんあるとなお良い
当サイト管理人ができることもほんのわずかですが、なにかの「知りたい」「調べたい」と思う関心のきっかけが作れたらいいなあと思い、書籍や論文等ではなくあえて動画をご紹介してみます。
もしも動画で興味を持ったなら、関心の深さに応じてそれぞれが『本』や『資料』で深く調べるのがいいと思います。
「これだけは知っとくべき」というような強制ではありません。
テーマや視点は無数にありますし、ご自身が自発的に関心を持った対象を知るのが最も望ましいです。
ご紹介したいジャンルは山ほどありますが、たぶん学校ではそこまで深くやらないよなあという事柄や、文字や言葉って何だろう?なぜ人に文字を読んでもらいたいと思うのだろう?という部分に、少しでも近づけるような選択をしてみます。
よくよく知ってから語るのと、(知ることができるのに)知らないでいて語るのとでは、説得力に天と地の差が出ます。
「うんと知ってうんと学ぶ」属性を普段から高めておけば、執筆、勉強、仕事等に生きてきます。
見方・視点は無限大!
個々の認識は正しくても、複数の事象が集まると誤認識を生んだり、まったく新たな認識が生まれることもあります。
また、世の中は善と悪といった2軸だけではないし、視点の数、強さや大きさなど、構成する人や時代によって様々です。
組み合わせを考えるなら、きっと無限大に存在するでしょう。
たくさんの視点や理屈があるなかで、自分が深くまで見つめたものを、堂々と書くのがいいでしょう。
全部を網羅できなくてかまいません。自分が選んだ視点周辺をしっかりと調べ、その結果異なる観点・立場から否定されることになっても、それは立派な一つの考察ですから、胸をはってよいのです。
短期間でざっと調べる習慣づくりを
ちらりと最後まで見て、興味を持ったら熱いうちに(たとえば1週間以内に)深く考えずとにかく一度ざっと調べてみる、というのがお勧めです。テーマも、ぶっちゃけなんだっていいんです。『調べる習慣』というフットワークを鍛えることが目的です。
小説執筆だけでなく、仕事をはじめ何事にも役に立つ習慣であり、生きていくうえで非常に強力な武器になりますよ。
興味を持った対象は何でも『関心の冷めないうちに』とりあえず情報を集めてみましょう。
【第1回】 第二次世界大戦(大東亜戦争)のことについて知ってみよう
- 次は、言葉の感覚を磨いてみよう 「語感」編
書き方・ルール
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