小説の書き方 「執筆」編
だれも邪魔や口出しできない、あなただけの期間です。
書き方で迷っても、書き始めたら自分の頭の中にストックされた表現で書いたほうがいいでしょう。
周りにまどわされないことがオリジナルへの道!
行き詰まるとついつい「良い表現ないかな~」と思って、プロや他の人の小説をチラチラ見たり読んだりすると、ついつい使いたくなる魅力的な文章を随所に見つけてしまうことになります。
しかし、語尾や順序を少し変えれば使っていいと思う「パクリの第1歩」を踏み出してしまう可能性もありますので、あまりこの時期にはオススメできません。
ここまできたら、スポーツで言えば『大会』です。今までやってきたことを糧に、カンニングせず、正々堂々と自分と向き合って勝負しましょう。 初心者で、自分の思うとおりに書けなくて苦しくても、耐えましょう。
自分の表現したいことが、どんぴしゃで表現できない ⇒ 自分に足りない部分がどんどん見えてきた証拠です。
そうした経験を繰り返し重ねていくことによって、自分が思うとおりの文章表現が出来るようになっていきます。
表面上上手く書けたかどうかなんてことよりも、ずっと大切なことだと思います。
自分らしいスタイルで、自分が生きてきてつちかった言語能力や感性のすべてを投入して、他者に伝わるようにと祈りをこめて執筆してください。
オリジナル小説に近道なんてない!
最初はできばえのあまりの拙さに、自分がまる裸にされたような気分で恥ずかしいと思うかもしれません。
つたない小説だと自分でもわかっているのに、「下手」「つまらない」等とどめのコメントをもらって再起不能なまでに落ち込むこともあるかと思います。
誰も最初は下手でいいんじゃないですか。真剣に向き合っていく回数を重ねて、経験値をつんで、魅力ある表現ができるように少しずつ成長していきます。 素人といえど、表現者として確実に一回り強くなっています。
物語がゴールする地点を決めよう!
ただ、執筆する以上は「どこに落とし込んでいくか」をつねに考えましょう。
ラストがあっての始まりです。
- ・根拠のない思いつき要素が増えた
- ・結局物語がどこに向かっているのか作者自身がわからなくなっている
- ・小説に締り<しまり>がなくなってきた
これらはいくら取り繕ったつもりでも、読者に自然に感じ取られ、心配されます。
読者の不安や心配は、最初は作品に対してですがしだいに作者へと視線が向けられてきます。
そこまでいってしまうと挽回するのはかなりキツイことでしょう。
ですから、未完癖のある方々はまず物語のラスト(区切り)をきちんと決めれる程度の話にするところからはじめてみましょう。
読者さまの反応(コメント)は宝物
投稿された小説に対して下手だとかつまらないだとか一言もいえないような空気も逆に不自然で怖いですし、
誰からも過去一度も下手だとかつまらないだとかいわれたことがない作家さんなんていないと思います。
どんどん批評をもらって、より良い作品になるように多面的に磨いていきましょう。
技術的に優れていくことももちろん大事ですが、書き手自身の魅力や艶やユーモアを育てていくことも大切でしょう。
小説へのアプローチ方法がちがうのですから、つぶしあいではなく、フィーリング派とロジック派の互いの良さを尊重しながら意見交流していくことも大切です。
みんなの言葉でつながろう
ここはコミュニティサイトです。
みんなの応援を背に、ぜひ継続して完結したときの喜びを、何度も味わっていただけるとうれしいです。
小説執筆そのものは自分との孤独なたたかいです。きっと辛いことも多いでしょう。
「ありがとう」「おめでとう」「がんばってね」等々、ここで苦楽を共にできる仲間ができたらいいなと思っています。
(明らかな荒らし行為についてはコメントそのものに意味は無いので、気に病む必要はありません。
何をやっても餌になるのでスルーを徹底してください)。
自分で自分のハードルをあげよう
執筆するときに、自分で目指したいラインを自分で設定しましょう。
人に読んでもらえるからといって、ブラッシュアップのためのすべてを人任せにしてしまってはいけません。
自分自身の過去と向き合って、次の自分は前の自分よりよくなるように、自分に問いかけたときに今の自分はすべて出し切ったといえるように、 今までになかった新しい試みをつづけて、自分で自分を高めましょう。
ここは失敗を恐れる場所ではありません。ペナルティもありません。 良いと思ったことはなんでもすきなだけやってみてくださいね。 強くなるほど、他人にもやさしくなれますよ。
小説執筆時間に惚れこもう
いくら頑張って書いた作品でも、作者自身が楽しんでないともったいないです。
執筆の苦しさのほうがあまりに勝ってしまうと、やはり読者にそれらも伝わってしまいます。
ここは趣味の場所ですから、まずは楽しんで書いてくださることが一番です!
心に余裕をもって、遊びやゆとりを入れながらゲーム感覚で書いてみるのもありでしょう。
自分の周りの世界ももっと、深く、豊かに見えてきますよ。
きっとみなさんの小説にも、良い影響を及ぼすと思います。
つまり、小説は無理してまで書かなくてもいいんだよ、ということです。
楽に息ができるのが一番です。
情熱>>>>>>小手先の技術<テクニック>
「フィーリング派」の一番の持ち味は、なんといっても小さくまとまろうとしない【情熱】【個性】でしょう!
過去の常識なんのその、自分が新しい言葉の潮流を作ってやるぜ!という攻めの姿勢!
「一般的な小説の書き方がこうだから~だめ!」にも「それがなにか…?(キョトン)」の精神!
(※荒らし投稿やサイトルール無視をOKといっているわけではありません↑公共のルールは守りましょう)
他者をあざ笑ったり批難するためではなく、あくまで自分自身であるために、自分らしく戦うために
あえて「過去の常識」を疑い、自分の心のベクトルを頼りに小説執筆をしていく方法です。
きっとすごく強力な武器になるはずです。
人が通った道をなぞるだけの人もいるでしょう。
しかし、フィーリング派はおそらくそこに面白味を感じないでしょう。
技術を知ったうえであえてフィーリング派として挑むなら、さらにツワモノとなるでしょう。
最終的に【他人を楽しませる】という結果を出すという目的はロジック派となんら変わりはありません。
ただそこに至るために、道なき道もなんのその、むしろ喜んで突っ込んでいく心意気こそフィーリング派のいいところです。
「面白い」という五感(六感?)をフルに活用し、自分が必要だと感じたすべての努力をして執筆してみてください。
きっといままでありそうでなかった、オンリーワンの作品がきっと生まれてくるでしょう。
(※フィーリング派とロジック派の優劣をいっているのではありません。どちらも立場的に対等です)
- 次は、より具体的な「技術」編です。
書き方・ルール
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