コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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【参照1000越え】ワールドエンド【感謝】
日時: 2016/01/16 22:38
名前: 凜太郎 (ID: 6kBwDVDs)

 初めましてか何度目まして。
 凜太郎といいます。

 今回から書いていく物語は、とある引き籠り少年がゲームに閉じ込められる話です。
 超人気オンラインゲームに閉じ込められた多くの人々。
 彼らの運命やいかに!

 他にも、同ジャンルに音の無い恋という作品を出しています。
 もしよければ、そちらも読んでください。

 では、よろしくお願いします。

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Re: ワールドエンド ( No.1 )
日時: 2015/06/25 22:07
名前: 凜太郎 (ID: kct9F1dw)

プロローグ

「はぁ・・・ハァ・・・ぅぐ!?」

 木の根に足がひっかかり、思いっきり転んでしまった。
 見ると、血がじわりと滲んでいる。
 しかし、そんなことは大した問題じゃないと思い知らされる。
 だって顔を上げれば、そこには恐竜が迫って来ていた。
 僕はなんとか立ち上がり、適当に近くにあった石を投げつけた。
 ちょうど目に当たり、一瞬怯んだ隙にとにかく走った。
 なんでこんなことになったんだ・・・ッ!
 僕は無意識に、数分前の平和な日常を思い出していた。

Re: ワールドエンド ( No.2 )
日時: 2015/06/26 18:38
名前: kage (ID: DC1GHWka)

書き出しうまいですねーーww
会話もこの調子で頑張ってください。ww

Re: ワールドエンド ( No.3 )
日時: 2015/07/01 15:32
名前: 凜太郎 (ID: kct9F1dw)

1:日常

 カタカタと、キーボードを叩く音が鳴り響く。
 ネットの掲示板を軽く荒らして、それで終了。
 簡単な作業だな、と心の中で呟きつつ、僕は時計を見た。
 おっと、もうそろそろイベントの時間じゃないか。
 僕はそのサイトをとじてお気に入りの中からお目当てのゲームを探し出す。

『ワールドエンド』

 直訳すると世界の終わり。
 だが、別に舞台がそんな感じだったりするわけでもない。
 モンスターの種類によって、色々なステージ、通称『ワールド』に分かれているのだ。
 エンドの意味はよく分からないが、まぁこの際なんでもいいかと思ってる。
 僕はほぼ毎日このゲームをしていて、かなりのヘビープレイヤーだと自覚している。
 今日のイベントは一ヶ月前から噂になっていて、多分ほとんどのプレイヤーが参加することになるだろう。
 僕は続きからのスイッチを押した。
 カチッ、と。
 その時、目の前が白くなった。
 頭に違和感を感じ、体が別の物に作り変えられていくのを感じながら、僕の意識は途絶える。

 そして、今に至る。

Re: ワールドエンド ( No.4 )
日時: 2015/06/26 19:16
名前: 凜太郎 (ID: kct9F1dw)

2:撃退

 クソッ!
 なんなんだこの状況はッ!
 僕は舌打ちでビートを刻みながら、後ろを振り返った。
 一旦頭を整理しよう。
 今僕の若い肉を食いちぎろうと追いかけてくる生物はティラノサウルスのハズだ。
 微妙に僕の知識とは違う体だが、おおよそ間違いはない。
 さらに服装が変わっている。
 黒と赤のコートに灰色のズボン。簡素な茶色のブーツに白い手袋。
 間違いない、これは『ワールドエンド』での僕の服装だ。
 どうしてなのか考えようとした時、ティラノサウルスの大きな牙が目の前にあった。

「うおッ!?」

 横跳びでかわす。
 ぼ、僕こんなに運動神経良かったかな?
 しかし、考える時間なんてないッ!
 二度目の攻撃が目の前まで来てるッ!
 僕は剣を抜き、牙の一本にぶつけた。
 静止できれば、という思いからだったのだが、なぜか牙の方が折れた。
 おいおい、僕の筋力なんてせいぜい赤ちゃんを持てるかどうかみたいなものだぞ。
 そういえば足もこんなに速くなかったし、石だって投げてもせいぜい5mもとばないぞ。
 おかしい、何かがおかしいのだ。
 僕はそんなことを考えながら、一度ティラノサウルスとの距離をとる。
 僕の中で、1つの可能性ができつつあった。
 しかし、そんなこと現実でありえるわけがないのだ。
 今から試すことが成功したら、僕は宇宙人とか幽霊系を信じようと思う。
 剣をかまえ、突進する。
 そして敵の懐に潜り込み、剣を3回突き出すようにする。
 すると、片手剣初級技、〈マッハスマッシュ〉が発動された。
 それであっさり恐竜の体は弾けた。
 やっぱりか、と少し嘆息する。

 ここは、大人気オンラインゲーム、『ワールドエンド』の中なのだ。


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