コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 【参照1000越え】ワールドエンド【感謝】
- 日時: 2016/01/16 22:38
- 名前: 凜太郎 (ID: 6kBwDVDs)
初めましてか何度目まして。
凜太郎といいます。
今回から書いていく物語は、とある引き籠り少年がゲームに閉じ込められる話です。
超人気オンラインゲームに閉じ込められた多くの人々。
彼らの運命やいかに!
他にも、同ジャンルに音の無い恋という作品を出しています。
もしよければ、そちらも読んでください。
では、よろしくお願いします。
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- Re: 【第2シリーズ突入】ワールドエンド ( No.72 )
- 日時: 2015/08/02 19:49
- 名前: 凜太郎 (ID: kct9F1dw)
17:ダイキ
俺は壁におでこを何度もぶつけた。
セツトの話を聞いた時、1秒でも早く説得に行きたかった。
でも、結局俺はそれをすることはできなかった。
すでに自分の気持ちには気づいている。
しかし、あいつにはもう彼女がいる。
だから諦めた。
でも、やはり脱引きこもりの手伝いはするべきだったのかもしれない。
「ホント、後悔先にたたず、だな」
溜め息を吐く。
その時ケータイが鳴ったので見ると、こっちでの恋人からだった。
電話にでた。
『ちょっと〜?いつもより遅いじゃない。どうしたの?』
「いや、なんでも・・・それより、なにか用があるんだろ?」
『ううん、大輝の声が聴きたかっただけだよー♡今度のデート、楽しみにしてるね♪』
「あぁ、俺もだよ」
『元気ないじゃん。なにか悩みでもあんの?』
「そうかな。別に大したことはないよ。それじゃ、今度の日曜日」
『うん♪バイバーイ』
電話が切れたのを確認してベッドに投げつけた。バフッと音がして軽くはねる。
別にセツトを好きになったからって、彼女が好きじゃないわけじゃない。
だけど、不思議な感覚がするんだ。
これを二股とでもいうのか?
それだけは嫌だ。
やはり、男を好きになるのはダメな気がする。
俺は心の中で、この恋を終わらせることを決意した。
−−−
ただデジタル風の文字が並んでいるだけの場所。
これは、『ワールドエンド』のデータの全てだ。
その中でどす黒い色をした塊がいくつか、蠢いていた。
それらは、やがて一人の男になった。
男は小さく呟いた。
「殺シテヤル・・・・・・俺ヲ殺シタ奴ラヲ・・・」
- Re: 【第2シリーズ突入】ワールドエンド ( No.73 )
- 日時: 2015/08/02 20:03
- 名前: 凜太郎 (ID: kct9F1dw)
18:バグ
私は少しでもセツト君を助ける方法を探すため、『ワールドエンド』の世界にいた。
『紅蓮の騎士団』の力でどうにかなるかと思っていたけど、なぜか情報は全く集まらなかった。
そんな中、1人の男の悲鳴が響き渡った。
「た、助けてくれええええええええええええええッ!」
声のした方を見ると、男が数人のプレイヤーに囲まれていた。
「殺ス・・・殺スッ!」
ザシュッと音をたてて、男の体は弾けとんだ。
私はその様子を眺めて、鳥肌がたった。
直後、黒いマントを羽織った人が、突然現れた。
顔がよく見えないので、男か女か見極めるのも難しい。
「コイツハ、モウ生キ返ラナイ。信ジラレナイナラ、自分ノ体デ試シテ見ルカ?」
端的に機械のように呟いたその内容に、その場にいた人は皆首を傾げた。
そいつは、近くにいた者の一人の首を掴み、いきなり頭から食べてしまった。
しばらくバキッとかグチャッと音がしたあと、口についた血を拭きとりながら言う。
「次ハ、誰をタベヨウかナ?」
それを皮切りに、人々は右往左往逃げ惑った。
私はその場で立ち尽くした。
すると、それは目の前にいた。
「次は、オ前ニ決メタ」
そう言って大きく口を開いた。
私は自分の状況に気が付き、慌ててこれから起こることに身構えた。
直後、ズブッ、と音がした。
「何をやってるんだ!早く逃げろ!」
剣を刺しながら、ダイキはそう叫んだ。
私は慌てて走った。
少しして後ろからまたあの音が聞こえたけど、気にしない。
ただただ、走り続けた。
- Re: 【第2シリーズ突入】ワールドエンド ( No.74 )
- 日時: 2015/08/14 12:38
- 名前: あいお (ID: qquJcCoW)
がんばれセツト!
あいお
- Re: 【第2シリーズ突入】ワールドエンド ( No.75 )
- 日時: 2015/08/15 18:39
- 名前: かのん (ID: 0rbrJUWE)
凜太郎さん
ワールドエンド
オープニングテーマ
〜ワールドエンド〜
作詞・作曲:かのん
歌:セツト
噂のイベント 全ての始まり
人々巻き込み 駆け回る
頭に違和感 感じたら敏感
作り変えられ 迷いこむセカイ
出会いは宝物 本当に終わりか
キミの目で確かめてよ
ワールドエンド 世界の終わり
ワールドエンド 多数のステージ
その地に足を踏み入れる
ワールドエンド ゲームの中は
ワールドエンド 事件だらけです
頭は状況を理解できたか
“ World end ”
デモで曲をつけ一番まで作りました!
フルコーラス作った方がいい場合はコメントにてお知らせくださいm(_ _)m
そしてすみません!題名まんまです(><)
いいのが思いついたらすぐに直しいれます!
あ…最後はつぶやくようにセツトくんの台詞で閉めていただけるとありがたいです(笑)
↑
歌うことはないと思いますが…(_ _;)
- Re: 【第2シリーズ突入】ワールドエンド ( No.76 )
- 日時: 2015/09/06 20:21
- 名前: 凜太郎 (ID: HTIJ/iaZ)
19:決断
「なんだよ・・・なんなんだよ、これ・・・」
僕は画面に映された情報に目を疑った。
『ワールドエンド』の世界で、今、謎のプレイヤーが暴走しているとか。
「ラルナ・・・」
僕は自分の頭に着けた物とは別の、今までずっと愛用してきたあの、特典のヘッドフォンを撫でる。
あと、一度だけ・・・。
僕はヘッドフォンを着け変えてゲーム画面を開く。
startボタンを押した。
「なっ・・・」
目を開けると、そこは地獄だった。
逃げ惑う人々、それをゆっくり追いかける、1つの影。
転んでしまったプレイヤーの頭を掴み、食い千切る。
「セツト君!」
ラルナは僕の元に駆け寄り、抱きついた。
彼女もずっとあいつから逃げていたようで、息が荒かった。
「もう・・・大丈夫だから・・・・・・」
僕も抱きしめた。
ずっと感じていなかったから、少しだけ新鮮な感触だった。
「もしかして、ログアウトができないの?」
「うん・・・。もしできたらみんなとっくにやってるよ・・・」
僕は少し考えた後で、剣を抜く。
「僕がどうにかする。だから、逃げろ」
「え!?やだよ!セツト君も一緒じゃないと・・・死んじゃうよ・・・・・・」
「・・・・・・大丈夫だよ」
僕は笑って見せた。
ラルナもそれを見て、引きつった笑顔を浮かべた。
その時、さらなる悲鳴が聞こえたので、慌てて振り返る。
そこでは、女プレイヤーが食われそうになっていた。
「行ってくる!」
僕は一気にそこに走った。
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