コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 【参照1000越え】ワールドエンド【感謝】
- 日時: 2016/01/16 22:38
- 名前: 凜太郎 (ID: 6kBwDVDs)
初めましてか何度目まして。
凜太郎といいます。
今回から書いていく物語は、とある引き籠り少年がゲームに閉じ込められる話です。
超人気オンラインゲームに閉じ込められた多くの人々。
彼らの運命やいかに!
他にも、同ジャンルに音の無い恋という作品を出しています。
もしよければ、そちらも読んでください。
では、よろしくお願いします。
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- Re: ワールドエンド ( No.97 )
- 日時: 2015/12/31 19:20
- 名前: Hiro (ID: WbbkKfUP)
久しぶりにみましたー。なんかすごい増えてる…ww
頑張ってくださーい!!
- Re: ワールドエンド ( No.98 )
- 日時: 2015/12/31 19:30
- 名前: 凜太郎 (ID: 6kBwDVDs)
おひさしぶりwwwwwww
でしょ?wwwこれからもっと増えるから見ててねwwwwww
- Re: ワールドエンド ( No.99 )
- 日時: 2016/01/12 21:00
- 名前: 凜太郎 (ID: 6kBwDVDs)
12:捜索
しかし、結局あの組織はなんだったのだろうか。
適当なバーで僕、ケイン、セツトさん、ラルナさん、影丸さん。そして後から来たダイキさんの6人でテーブルを囲んで話し合っていた。
「しっかし、参ったなぁ」
ダイキさんはそう言って頭を掻く。
彼の前に開かれている本には、今回の事件で捕まえたギルドの情報が載っていた。
「コイツら、人を操る首輪なんて作れそうな知識、正直持ってねぇぞ?」
「なんでそんなことを言いきれるんだ?」
「だってよぉ、ギルドに所属していたプレイヤーの情報を見ていたんだが、どうやら彼らは元々ヤンキーだった輩の集まりで、学歴も良くて高校卒業くらいしかないぞ」
「高校をまともに卒業できなかった僕を見ながらそれを言うか?」
2人の会話は、まるで台本でもあるかのようにポンポンと飛び交っていた。
それに対し、ラルナさんと影丸さんは静かに書類に目を向けている。
「すげぇ・・・『オーバーワールド』のメンバーが揃ってやがる・・・」
それを輝く目で見つめるケイン。
情報に疎い僕には分からないが、これはすごいことなのだろう。
分からないけどねッ!
そんなことを考えながら視線をケインの手元にズラした時、赤いリストバンドを発見した。
「ん?その腕輪どうしたの?」
「んあ?あぁ、さっき買ったんだよ。かっけーだろ」
「普通〜」
「んえー」
そんな会話をしながら僕たちも書類に目を通す。
なんでこんなことをしているのかは知らないが、今は協力するしかない。
僕たちはまた手元の本に目を向けた。
- Re: ワールドエンド ( No.100 )
- 日時: 2016/01/16 22:05
- 名前: 凜太郎 (ID: 6kBwDVDs)
13:オーバーワールド
「しっかし、あいつらはどうやって機械を手に入れたんだろうか・・・」
ギシッと背もたれを鳴らしながらダイキさんは後ろに体重をかける。
あれから数時間、ずっと同じ議題に僕らは悩んでいるところだ。
「まぁ普通に考えて、他に支援者がいるんだろうけどさ。それが誰なのか、か・・・」
「支援者が分からないんじゃ何もしようがないしね〜」
影丸さんはそう言ってテーブルに乗っていたから揚げをつまんで口に放り込む。
さっきからこの人よく食べてるけど、太らないのかな?
あ、でもこの世界ではカロリーとか特にないから気にしなくてもいいのか。
「でも、全くアテが無いというわけじゃないでしょ。あんな高性能な機械、鍛冶スキルを極めない限り作れない」
ラルナさんは気怠そうに言う。
僕の偏見かもしれないけど、この人はいつも気怠そうだ。
「じゃあとりあえず、鍛冶スキルを極めたプレイヤーをしらみつぶしに探してみるか?」
「そうするしかないんじゃない?」
僕たちの意見が一つにまとまりそうな時だった。
ドカァーンッ!
轟音が鳴り響き、僕たちがいた建物が半壊した。
僕たちは外に出る。
見ると、戦車のような物がこちらに迫って来ていた。
その周りを、何人ものプレイヤーが囲んでいた。
「アッハハハッ!逃げ惑え、住人共ォッ!俺達から逃げられると思うなよォッ!」
そう叫ぶのは、おそらくリーダーであろう男だった。
ゴツイ体に紫の髪。
背も高い。
「グリムか・・・」
「なんでこんな時に・・・」
セツトさんとラルナさんはどうやら会ったことがあるらしい。
どういう関係なのかは知らないけど、少なくとも友達ではないみたい。
「どうする?」
「アイツらが付けている両腕の武器は厄介だ。呪文で遠距離攻撃っていう手もあるけど、グレードアップして銃とか仕込んでいるかもしれない」
「じゃあ先に遠距離であの武器を潰して、その後で近距離に持ち込む」
「ОK。影丸はラルナ、ダイキは僕のサポートをして。ケインとソラはとりあえず他の雑魚を潰す」
「分かった」
「おっけい」
淡々と作戦が組み上げられていく。
すごい、と直感した。
「ケイン、行くよッ!」
「おう!」
セツトさん達が走り出したのを見て、僕たちも走る。
直後、肩に激痛が走る。
撃たれた・・・?
見ると、一人の腕に着いていた奇妙な武器から、銃口が見え隠れしていた。
痛みに足を止めそうになった時、回復魔法のようなものがかけられた。
見ると、ラルナさんがこちらに手を向けていた。
「気を付けなさいよ。それくらい」
「はいッ!」
僕は一気に敵陣に踏み込んだ。
- Re: 【参照1000越え】ワールドエンド【感謝】 ( No.101 )
- 日時: 2016/01/17 20:32
- 名前: 凜太郎 (ID: 6kBwDVDs)
14:戦闘開始
さて、ケインはセツトさん達『オーバーワールド』のメンバーのことを伝説のプレイヤーだと呼んでいた。
正直、僕には意味がよく分かっていなかった。
実際に強いのかどうかも。
でも、今なら分かる。
彼らは強い、と。
「おらおらァッ!」
ダイキさんが周りの兵士を彼の背丈ほどある大きな剣でなぎ倒していく。
たった一度切られただけでプレイヤー達は消滅していく。
「はぁッ!」
視線を横に移すと、影丸さんが敵を斬っているところだった。
彼女は僕と同じ侍だが、本当に僕と同じ職業なのかと思うほどに速く、正確に敵を斬り伏せていく。
そしてラルナさん。
彼女は魔法や剣で男への道を真っ直ぐに作っていく。
彼女はどちらかというと、戦っているというよりかは排除しているといった感じだ。
そして極めつけは・・・。
「すげぇ・・・」
ケインがそういうのも納得いくほどの実力を持った男。
予想がつくだろう、セツトさんだ。
彼は剣に炎を纏わせ、ある時は敵を燃やし、またある時は力で斬り伏せ、ある時は速さで翻弄したりと、多種多様な戦い方でボスの男に近づいていく。
もしこの世界が小説や漫画だったら、彼はまさしくその主人公だろう。
そう思わせるほどに、彼の戦いはすごかった。
主人公補正とでもいわんばかりに、だ。
「やっぱ、雑魚は頼りにならねぇなぁ」
男はそう言うと、自分を守っていた兵士をいきなり、吹っ飛ばした。
え?なんで?
「やぁやぁ、少年よォ。前は誰かさんに邪魔されちまったからなぁ。今回は邪魔者なし、正々堂々勝負をしようじゃねえかぁ」
そう言うと、陰鬱な笑みを浮かべた。
なぜかラルナさんを見てるけど、ひょっとして邪魔者ってラルナさんのことか?
「やめなよ。どうせアンタをいたぶりたいだけなんだからさ」
影丸さんがそう言って止めるけど、セツトさんは笑って言う。
「いや、大丈夫。結局はアイツを殺さないといけないし」
そう言って歩いていく。
直後、他のプレイヤー達がそれを囲み、どうやら全員魔法が使えるらしく、炎で壁を作った。
「魔法で邪魔しようとしたらあの大砲で町を木端微塵にしてやるぜぇ。ホラ、さっさと剣を構えろ」
セツトさんは言われるがままに剣を構えた。
そして、戦いの火蓋が切って落とされるのであった。
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