コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 【参照1000越え】ワールドエンド【感謝】
- 日時: 2016/01/16 22:38
- 名前: 凜太郎 (ID: 6kBwDVDs)
初めましてか何度目まして。
凜太郎といいます。
今回から書いていく物語は、とある引き籠り少年がゲームに閉じ込められる話です。
超人気オンラインゲームに閉じ込められた多くの人々。
彼らの運命やいかに!
他にも、同ジャンルに音の無い恋という作品を出しています。
もしよければ、そちらも読んでください。
では、よろしくお願いします。
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- Re: ワールドエンド ( No.92 )
- 日時: 2015/12/28 14:23
- 名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: hYCoik1d)
- 参照: http://www.kakiko.cc/mydesign/index.php?mode
いつも雑談しか話さないから小説にも来てみましたw
この前は此処の荒らしについて、少し偉そうに言ってしまい御免なさい。
小説読んでみたよ^^
凄い面白かった♪
前から少しずつ読んでたんだぁ///
これからも頑張ってねw
コメント出来ないかもしれないけど読んでます(笑)
ファイト!!
これからもよろしく〜。
byてるてる522
- Re: ワールドエンド ( No.93 )
- 日時: 2015/12/28 20:05
- 名前: 凜太郎 (ID: 6kBwDVDs)
見てくれてありがとうございます!
まぁ荒らしの件については自分でも反省する部分はあると思ってるので気に病む必要はないですよ
これからも応援お願いします!
- Re: ワールドエンド ( No.94 )
- 日時: 2015/12/28 20:44
- 名前: 凜太郎 (ID: 6kBwDVDs)
9:行方不明
「最近多いな、この事件」
データで配信される新聞を眺めながら、セツトさんはポツリと呟いた。
ここ一ヶ月ほどで、そこそこ強いプレイヤー達が次々に行方不明になっているらしい。
しかも、昨夜はケインが被害に遭ったという。
「大丈夫かな・・・」
「君の知り合いか?」
「はい・・・」
「まぁ、それは心配だろう。でも、今は手がかりも何もないし、様子を見るしか・・・」
その時、どこからかガラスが割れるような音がした。
セツトさんは驚いた様子で顔を上げた。
「何の音でしょうか・・・?」
「さぁな。とにかく、行こう」
音がした方に行くと、何人かのプレイヤ—が銀行を襲っていた。
他のプレイヤーが預けていた金が入った袋を担ぎ、剣で物を壊し、魔法で焼き払っていくのだ。
「やめろッ!」
セツトさんはそう叫び、一人のプレイヤーの後頭部を掴んで目を合わせた。
「えッ・・・?」
直後、硬直する。
慌てて僕も駆け寄った。
そして、驚く。
セツトさんが捕まえた男の目には、光がなかった。
表情もなく、まるで人形のように。
しかも、首には犬に着けるような首輪が付いていた。
僕たちの声に反応したのか、他のプレイヤーもこちらを見る。
その首には、同じく首輪が付いていた。
「な、なんだこれ・・・」
「分からない。とにかく外そう」
セツトさんはそう言って首輪を外そうと力を加えた。
直後、彼は腹を蹴られる。
「グハァッ・・・?」
「セツトさッ・・・ガハァッ・・・」
僕も腹を蹴られる。
その場に崩れ落ちた。
顔を上げると、無感情にこちらを見下ろしてくるプレイヤーの姿があった。
- Re: ワールドエンド ( No.95 )
- 日時: 2015/12/28 22:37
- 名前: 凜太郎 (ID: 6kBwDVDs)
10:悪の組織
「ぅ・・・」
重たい瞼を開けると、そこは暗い部屋だった。
壁に付いた電灯で部屋が明るくされる。
隣ではセツトさんが眠っていた。
「起きて下さい、セツトさん」
「んぅ・・・あ、あれ?ここは?」
そう言って辺りを見渡す。
「分かりません・・・」
僕はそう言うことしかできない。
その時、部屋に数人の男が入ってくる。
「いやはや、私たちはどうやら幸運に恵まれているようだ。まさか2人も、有名プレイヤーを手に入れることができたのだからな」
そう言って僕の顎を撫でる。
僕は何も言わずに睨んだ。
「おやおや、怖い怖い。でも、君達は今縛られている。何もできまい」
そう言ってクククッと笑う。
「《さすらいの侍 ソラ》、《ワールドエンドの英雄 セツト》。君達二人を手に入れるなんて造作もないことさ」
そう言うと、後ろにいた二人の男はニヤリと笑いながら首輪を持って現れる。
僕は後ずさりしようとしたが後ろは壁なのでガンガンと後頭部がぶつかるだけだ。
その間にも彼らは近づいてくる。
そしてとうとう目の前まで来て、首輪を・・・———。
「危ないッ!」
ザシュッ、と音を立てて、男の一人の首が飛ぶ。
一瞬みんなが呆けている間に、もう1人の男の胸から鉄の板が生え、スライド。
弾ける。
「強い・・・」
「影丸!」
「やっほーセツト君。ひさしぶりじゃない。元気になったのね」
「そっちこそ。元気そうじゃないか」
これまたセツトさんの知り合いのようだ。
影丸さんは親しそうに話しながらも僕とセツトさんの縄を斬る。
「なんだお前は!」
「私は影丸。『オーバーワールド』の・・・って言っても分かんないか。ラルナもいるんでしょ?」
「彼女は今は町だ」
「ふーん。ま、いっか。とにかくこいつら倒して帰ろうよ。ダイキも来てるんだよ」
「懐かしいね。また4人で冒険できる」
2人はそんな風に話しながらも男達を倒していく。
力自体は僕と変わらないだろうに、コンビネーションで一気に片付けていく。
数分後、敵はあっさり全滅した。
「それで、君の名前は?」
影丸さんはそう言って明るい笑顔を浮かべた。
- Re: ワールドエンド ( No.96 )
- 日時: 2015/12/30 15:27
- 名前: 凜太郎 (ID: 6kBwDVDs)
11:黒幕
「結局、彼等はやられたのか」
茶髪の男はそう言いながら煙草を吸う。
それに白いフードを身に着けた男はこくりと頷いた。
「あぁ。どうやら、『オーバーワールド』の再来とかなんとか」
「まさか、バグ前に大活躍した・・・?」
茶髪は煙草を落とした。
今、この世界で恐れられているギルドの名だからだ。
「でも、リーダーのセツトは精神が・・・」
「復活したらしい」
「なッ・・・どうするんだよ?」
「なに、心配はいらないさ。すでに手は打ってある」
「本当か?」
「あの首輪をちょっと改良して、腕輪にしたものを作った。ファッションといえば誤魔化せる。それをとあるプレイヤーにつけてある」
「スパイか。へへッ、いいねぇ」
「だろ?俺達の邪魔はさせないさ」
白いフードを着た男は天を仰いだ。
茶髪は地面におちた煙草を踏みつけながら笑う。
「楽しみだなぁ。この世界がもうすぐ俺達の物になるなんて、な・・・」
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