ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- あやかし荘 完結しました
- 日時： 2010/11/14 12:00
- 名前： アキラ （ID: STEmBwbT）
- 参照： http://www.youtube.com/watch?v=0V8-_hj3bcc
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眠たがりですが、お付き合いくださいませ。
イメソン 紅一葉
urlにて。
用語説明>>103
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- Re: あやかし荘 ( No.116 )
- 日時： 2010/11/06 11:58
- 名前： アキラ （ID: STEmBwbT）
森の主の声は、どう表現していいか分からず……。
いやはや、恐れいります(>_<)
文才の一欠けらも持ち合わせていないアキラです
＞叶嵐さん
おじさんかどうかは別として……
姫斗は少々混乱しているようですなっ！
＞杵島茄武さん
- Re: あやかし荘 ( No.117 )
- 日時： 2010/11/06 13:30
- 名前： アキラ （ID: STEmBwbT）
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第６の書
木々がざわめき、鬼倫が鬱陶しそうに目を細める。
里深家の人間を前に、殺意が込み上げたため妖気が溢れていたらしい。
「相変わらず、顔だけは辰美に似ておるの」
「…………………」
──タツミ？ タツミって誰？
一人混乱している姫斗が、姿の見えない声に戸惑っていると、鬼倫が暗闇に向かって目を光らせる。
すると、風は止み、辺りは一層静かになった。
「………ほう、さすがは辰美の子よ。 鬼としての力は流石だのう」
「あなたにそう言われると嬉しいですね。 だけど、辰美の子というのには反論したい」
目の前に、鬼を滅ぼした鬼倫がいる。
「お主は辰美と梅雪の子じゃろう？」
「…………里深の人間と手を組んだような汚らわしい妖怪と血縁関係を結んだ気はないな」
それを聞いて、姫斗の脳裏にあることが浮かんだ。
「……殺した？」
震える声で、姫斗は眼の目の鬼に尋ねる。
「お母さんを……殺したのは……っ。 半妖にそう命じたのは……っ、あなた？」
「だとしたら、どうするの」
優香を殺した鬼が、目の前に。
この、黒々として、飄々として、どこにも属さない孤高の鬼が。
怒りで、一瞬姫斗の思考回路が完全に停止する。
だけど。
それは、それで。
全ての始まりで。
姫斗の瞳が一瞬紅く染まり、鬼倫の手に火花を散らす。
「っ」
軽い痛みに手を放すと、姫斗が思い切り鬼倫を睨み、
一斉に突風が吹きわたる。
鬼倫は少し驚いた顔をして、だけどすぐ微笑んで。
「ああ……そっか」
とだけ呟いた。
その頬には、先ほど姫斗が発した火花で薄く切れている。
「去れ、鬼のぼうや。 ワシの森で妖気をまき散らすな！」
『森の主』 の声が再び聞こえる。
鬼倫はそっと姫斗の頬に触れる。 その手を振り払うが、姫斗は何故か懐かしいと感じた。
「今度会う時は───、」
──何て言った？
聞き取れなかった。
そのまま、どっと疲れが出てきて。
気づけば、倒れていた。
- Re: あやかし荘 ( No.118 )
- 日時： 2010/11/06 13:52
- 名前： アキラ （ID: STEmBwbT）
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「おい、起きろ。 里深の人間」
頬を軽く叩かれ、誰かに呼ばれ、姫斗は目を開けた。
そこには、小さな少女が自分を見下ろしていた。
「………あれ？」
「うぬ、意識はあるようじゃの」
「………その、声は」
あの、『森の主』 の声。
しかし、今は普通に 『人間』 の声として聞き取れる。
「キミ……小学生？」
「なっ、阿呆！ ワシはれっきとした妖怪！ この森の主じゃっ」
「…………………あら」
確かに、紅い浴衣から見える手足には淡色の紋章があり、瞳の色も猫のような黄色。 口には牙があり、愛らしい少女の外見とは裏腹に、その牙は鋭い。
「森の主……」 「そうじゃ。 ワシがこの森そのものであり、この森そのものがワシじゃ」
何百年も生きているらしいが、決してそうは見えない。
保留
- Re: あやかし荘 ( No.119 )
- 日時： 2010/11/06 15:50
- 名前： 水妖 （ID: 8hgpVngW）
森の主、案外可愛いです(^^)
姫斗、もしかして半妖なんでしょうかっ？
- Re: あやかし荘 ( No.120 )
- 日時： 2010/11/06 18:23
- 名前： 時雨 （ID: bQbYMR0G）
森の主さんって
見た目幼女だったんですねー。
そりゃ、小学生と間違えられるわ。
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