ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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あやかし荘 完結しました
日時: 2010/11/14 12:00
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=0V8-_hj3bcc

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眠たがりですが、お付き合いくださいませ。

イメソン 紅一葉
urlにて。


用語説明>>103

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Re: あやかし荘 ( No.51 )
日時: 2010/10/17 10:21
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

オカン怖いっす、頭突きマジぱねぇっす
>紅蓮の流星さん


オカンインパクト到来です
>杵島茄武さん


林太郎はつっこみなのかボケなのか……。
判断しかねます。
伊月は、家族愛とか慣れてないですから(-_-)
>御伽噺さん


まさかのマミー。笑
>ユエさん

Re: あやかし荘 ( No.52 )
日時: 2010/10/17 12:14
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

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静かに息をする。 呼吸を整えて、気持ちを抑える。
苦手だ。
ああいう、家族愛をゾッコンに見せつけられると。
手が震える。

「………っ」

伊月はベッドに倒れるように寝転び、丸くなった。 泣きそうになるのをこらえる。
耳に、昔両親から言われた言葉が響く。

 気持ち悪い、化け物。

妖怪の先祖返りを受け、半妖となった伊月にとって、とても傷つく言葉。
今まで自分を愛してくれたと思っていた両親から、あんな言葉を言われるのは衝撃だった。

「てか……イラつく」
「やーっぱここにいた」

人が来ても、伊月は起き上がらず、顔を見せないように枕を被った。

「不法侵入で訴えますよ」
「ここ、オレん家でもあるから」

林太郎がドカッとベッドに腰を降ろす。 
伊月は特に反応もなく、じっとしていた。

「んーさっきのスーツの件はチャラにしてやる。 の変わりに、慰めようか」
「いらねぇっすよ、そんなん」
「はいはい。 てか、優香今日ここに泊まるから」
「……うぃ〜す」

気だるそうな声で返事をして、 「………」 出て行こうとしない林太郎の脇腹を軽く蹴った。

「ぶべらっ」

面白いほどベッドから落ちて、腰を打ち、悶える林太郎。
すぐに起き上がり、伊月の胸倉を掴み、顔を引き寄せ、

「マジ何してくれちゃってんの、ぶっ殺すぞ」
「さっさと出てけって思う」
「何ソレっ。 オレがせっかく心配してきてやったのに!」

そこまで言って、林太郎はハッとしたように、

「姫斗の方が良かったか〜?」

伊月が姫斗を異性として気にしている事に気づいていたため、ニヤニヤしながら耳元に囁いた。
しかし。

「……? なんで姫斗が出てくんすか」
「え?」

本人はしれっとした顔でこちらを見てくる。
少しばかり考え、林太郎は嫌な予感がして、

「いや〜、姫斗だってレディーだろ」
「……はあ、まあそうっすね」
「レディーに慰められたら、嬉しいだろ?」
「……そうなんすか?」

──え〜無自覚の恋心とか〜。 めんどくせぇよ。

──伊月絶対に姫斗に惚れてるはずなんだけどなぁ。

つらつらと思うが、本人に直接言うのもナンセンスだ。 こういうものは自分で気づかないといけないだろうし。

「ま、ガンバレや」
「……前から思ってたけど」
「なんだよ」

着物の裾を引っ張られ、立ち止る。

「なんか、兄ちゃんみたいっすね……林太郎」

Re: あやかし荘 ( No.53 )
日時: 2010/10/17 13:46
名前: 杵島 茄武 ◆wWr1IKfGtA (ID: EUGuRcEV)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

恋心ねぇ異性ねぇ

なんか、うらやましいかも
昔を思い出しますなあ……



アッKillerさん、唐突で申し訳ないのですが、
ウチの小説にオリキャラを募集しているのですが、
なかなか集まらなくて…><;;

Re: あやかし荘 ( No.54 )
日時: 2010/10/17 14:04
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

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明弥と姫斗が優香のどうでもいい世間話に付き合わされて、伊月が寝むるまで部屋に居た林太郎が、洗面所に行ったころ。


『う〜ん、あまり美味しくない』

陽のあたる、山奥の木の下で、くちゃくちゃと何かを噛む音がする。
噛み砕く、音も。

『なんか〜、すっぱいよ〜』
「んま、そりゃそうだよねぇ」

バラバラになった、四肢を、眺めては。 指先についた手を舐めとり、その味に顔をしかめる。

『ゲロみてぇな味〜。 こんなん美味しくない〜』

ブツブツ言っているのは、真っ赤なフードを被った、華奢な少女。 ギョロリと大きい目を覗かせ、舌で血を舐めとっている。
しかし、最も目につくのは、彼女の左手にはめてある、腹話術用の可愛いらしい女の子の人形。

    チドリ
「てか千登里、よくンなもん食えるよね」
『僕これしか食えねぇし〜』

千登里と呼ばれた少女が、ブランと人間と思わしき右手を少年に見せつける。
少年は十代後半ほどの、どこかタルそうな美少年。 千登里は陽の下で人間を咀嚼しているが、彼は陽を避けて陰にいた。

「千登里、ちゃんと見ててよね。 僕は陽が嫌いだから、あまり外に出られないんだから」
『うっせーよ〜。 ヘタレのくせに』

保留

Re: あやかし荘 ( No.55 )
日時: 2010/10/17 15:08
名前: 御伽噺 (ID: 8hgpVngW)

伊月…。+笑+。
可愛いです、本当に。

千登里…何食べてるの!!
ホラ、ぺっ、ぺっしな!!←

ごめんなさい…orz


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