ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- あやかし荘 完結しました
- 日時: 2010/11/14 12:00
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=0V8-_hj3bcc
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眠たがりですが、お付き合いくださいませ。
イメソン 紅一葉
urlにて。
用語説明>>103
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- Re: あやかし荘 ( No.36 )
- 日時: 2010/10/13 17:26
- 名前: 御伽噺 (ID: 8hgpVngW)
伊月可愛いです…(^^)b
もしかして…姫斗は鬼(半妖)の生き残りとか…っ!?
そんな訳…ないですよね。
- Re: あやかし荘 ( No.37 )
- 日時: 2010/10/13 17:41
- 名前: 杵島 茄武 ◆wWr1IKfGtA (ID: EUGuRcEV)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode
半分妖怪なら、幽霊も出してください〜
むっちゃアホくさい幽霊でも!
- Re: あやかし荘 ( No.38 )
- 日時: 2010/10/13 17:56
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
- 参照: http://yaplog.jp/akirahayate/
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第2の書
少し変わった人たちの住む糸目荘に住みだして、早一週間。
いよいよ明日が高校入学式というときに。
「やっだ!! オレは絶対やだからなっ!! 」
天気のいい朝の糸目荘で、そんな声があがった。
ハッキリした拒絶と、微かにダダをこねているような口調。
「なんでスーツでいかないかんのだっ、スーツで!」
そう言ってるのは、糸目荘の大家である、糸目林太郎。
キレイな顔立ちをしており、女性からモテそうな雰囲気の男で、今は黒い浴衣を着ている。
「絶対にスーツで来て下さいっ。 着物じゃ浮きますってば」
林太郎に迫っているのは、つい最近糸目荘の住人となった里深姫斗。
ボサボサの髪を今は垂らしており、真面目そうな整った顔月の少女。
手には黒いスーツを持って、ジリジリと林太郎に詰め寄る。
「お、オレは着物か浴衣じゃねーとダメなんだっ」
「卒業式でもあるまいにっ」
二人が争っているのは、明日の入学式に着て行く林太郎の衣装。
スーツにしろと言っているのに、着物か浴衣じゃないと嫌だとダダをこねる。
「………ガキ」
「オレ25なの。 お前より9も年上なの。 オレが20の時お前まだ小学5年なのっ」
「いや、分かりますけど」
白い目で林太郎を見ながら、むぅ〜と口を尖らせる。
明日は姫斗と明弥の高校入学式がある。 保護者代理として、林太郎が行くことになるのだが。
「オレ、スーツとか無理なんだよっ」
30分前からずっとこの調子なのだ。
それを遠巻きから眺めている二人。
「林太郎も大人しく着とけばいいのにねぇ」
柔らかな笑顔が似合う、高野明弥。 今も苦笑しながらやりとりを拝見している。
「てか何であそこまで着物にこだわるんすか」
隣でさっき起きてきた、髪の毛が腰まである三船伊月。 前髪も長く、表情があまり伺えない。
「オレは生まれたときから着物なんだよっ。 日本文化大切にしろよ、西洋じゃなくてっ」
「文明開化は成し遂げられました。 今こそ心の鎖国を解きましょうよ、林太郎」
「明弥っ、上手い事言ってんじゃねーぞっ」
林太郎がズササササッと姫斗から離れ、伊月の後ろに隠れる。
「………なに」
「いや、ほら、伊月。 姫斗おっぱらえよ」
「………なんでオレ」
「お前こーゆーの得意だろ」
溜息をつきながら、伊月は姫斗を見る。
「………」
「………?」
──って言っても、女相手にな〜。
──コイツ、怒鳴っても堪え無さそう。
どんどん複雑な表情になる伊月に、姫斗もどうしたらいいのか分からず、スーツを持ったまま呆けてしまう。
「………え、何コイツら。 この間」
「さあ。 テレパシーで会話してるんじゃないかな」
「……明弥、お前実はバカだろ」
「ん?」
キョトンとしている明弥を、呆れの表情で林太郎が見る。
伊月も伊月で、姫斗をどうしていいか分からず、
「あんさ、スーツじゃなくてもいいんじゃね?」
そう言ってみた。
言ってみたはいいが、姫斗はじっと伊月を見ている。
見据えている。 見つめている。
ジロジロ見られて、伊月もどうしていいか分からず、視線をそむけるが、
「っ」
がしっと手で顔を固定された。
「………」
「な、なに」
異性に興味がないわけじゃない伊月は、自分の顔が少しずつ赤くなっていくのに気づく。
体温が、手を伝って相手に気づかれていないだろうか。
そう思っていたら、
「やっぱり、目の色キレイ」
初対面と同じ事を言われた。
何度言われても、やっぱり嬉しい。 あまり表情が出ない伊月も、じっと目を見られてそう言われると、嬉しさが込み上げる。
「………ああ、どうも」
不器用で、こういう時どうしたら良いのか分からないけど。
昔、林太郎に言われた事を思い出す。
とりあえず、笑っとけ。
そう彼にいわれた。
「……てか、離してよ」
「ああ、ごめんごめん」
あれだけ気味悪がられた目をキレイだと言われ、少しもどかしいような気もする。
だけど。
林太郎と目が合うと、こう言われてる気がした。
よかったな。
「………姫斗」 「ん?」 「林太郎にスーツ着せるの、手伝うけど」
「なにぃぃぃいいぃぃいい?」
- Re: あやかし荘 ( No.39 )
- 日時: 2010/10/13 17:57
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
- 参照: http://yaplog.jp/akirahayate/
姫斗のことは、これから徐々に(?)出てきます、
幽霊さんですか?
これからはサブキャラ的な妖怪さんが出てきます。
幽霊さんもいいかもですね。
- Re: あやかし荘 ( No.40 )
- 日時: 2010/10/13 18:40
- 名前: 蜘蛛 (ID: YLB79TML)
- 参照: 1925
流行に敏感じゃない私って・・・
なんで、アキラ様の傑作を今さら見つけるのだァァァァァ!!!
クソでスイマセン。
なかなか、PCできなくて・・・
あ、でも、応援は、させて頂きます^^
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