ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 神的少女は殺戮がお好き【優美の記憶が……】
- 日時: 2012/03/23 11:29
- 名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: 4pBYKdI8)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode=view&no=17021
こんにちは! 奈美です。
これは……三作目ですね、二作目は途中で挫折しましたけど、これは絶対に完結させます!
今から読み始める人は、あらすじ(>>173)を読んでみてください。
前作(完結)を読みたい方は参照へどうぞ♪
脱字・誤字・アドバイス・感想等あれば、どんどんコメントしてください!
〜あらすじ
>>173へどうぞ。第一、第二部がざっと分かります(多分……
〜用語解説 >>111
〜登場人物リスト >>135
〜目次 >>178
‐神殺通信‐
ver1 >>149
ver2 >>153
ver3 >>161
ver4 >>172
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- Re: 神的少女は殺戮がお好き【予告……?】 ( No.134 )
- 日時: 2011/11/23 17:53
- 名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: m3TMUfpp)
「私は娘を幸せにしたいだけなのに。それを見守りたいだけなのに。どうして私の想いはあの人に届かない?」
「出発の準備が整いました」
「ああ、今すぐ行く」
記憶の女神は、長年離れ離れになった愛する娘の元へと旅立っていった——
天界と人間界を繋ぐ場所に女神は降り立った。いつの間にかブーツカットジーンズと紫のカットソーに着替え、隣にはスーツ姿の臣下がいる。女神は娘を探そうと、すぐさまタクシーを呼びとめた。臣下はもの珍しそうな顔をしたが、女神は腕を引っ張り中に無理やり押し込んだ。
「白浜市桐ヶ谷6ー2に行ってください。」
運転手はハンドルを右に回し、道路を走っている乗用車やバス、トラックの中に紛れて行った。
数十分走り、十階はあるだろうビルの前に到着した。女神は抑えめの金色バッグの財布の中から千円だし、「お釣りはいりません」といってタクシーを降りた。目の前にそびえ立つ、ガラス張りのビルを見上げる。
- Re: 神的少女は殺戮がお好き ( No.135 )
- 日時: 2011/12/28 10:31
- 名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: m3TMUfpp)
‐主な登場人物リスト‐
◇花園朱里13歳 中1
主人公。存在抹消能力を持つ死神少女。
怖い話とか、噂話が大好きなショートカットの女の子。
◇御園梓13歳 中1
双子の姉。未来予知能力を持つ未来少女。
漆黒のストレートヘアが特徴。なぜかカラスと仲がいい。
◇御園渚13歳 中1
双子の妹。過去飛来能力を持つ過去少女。
赤いリボンで結んだ茶髪のツインテールで、いつも隣にマルチーズのヴィクトリアがいる。
◇奥山樹奈13歳 中2
記憶読み取り能力を持つ記憶少女。
茶髪気味の髪をポニーテールにして結んでいる。活動するときはいつも流星と一緒にいる。
◇流星
謎多き少女。
外見元気っ子、中身気弱な女の子。樹奈が活動するときにいつも一緒にいる。
◇田中奏 中1 12歳
朱里の幼馴染。一度死んだかと思われていたが、過去から連れ出されて実在する人物となった。
暗めの茶髪で、朱里より5センチくらい背が高く、バスケ部所属。
◇山本絵里佳13歳 中1
心読み能力とテレパシー能力を持つ心読み少女。
耳の下に結んだふんわりカールのツインに、オレンジの眼鏡が特徴。一昔前の中学生と今の中学生を合わせたみたい。
‐オリキャラ‐
罪木獄>>7 新川園香>>9 高橋優奈>>12 蜜原闇>>13 千秋>>91
- Re: 神的少女は殺戮がお好き ( No.136 )
- 日時: 2011/11/24 21:17
- 名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: Pmy7uzC3)
- 参照: http://www.facemark.jp/facemark.htm
あ、登場人物紹介、新しくしたんだー
良いねd^o^
- Re: 神的少女は殺戮がお好き ( No.137 )
- 日時: 2011/11/25 19:19
- 名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: m3TMUfpp)
>>136
といっても、移しただけなんです。
登場人物紹介でネタバレしてしまうらしくて。作者としても、読者としても、それはいやですよね?
>>0からも見れますので、新しくなった——というか場所が移った登場人物紹介をよろしくお願い致します。
- Re: 神的少女は殺戮がお好き ( No.138 )
- 日時: 2011/11/26 09:13
- 名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: m3TMUfpp)
太陽の光が反射し、眩しくて目をビル玄関前へと移した。そして玄関口へ歩いていく。ガラスの自動ドアを抜けると、ジーンズにカットソーといった服装の人物に、皆視線を移した。その視線に困惑しながらも、平然を装って受付にいるチェックのベストの女性に話しかけた。
「こちらに“diary company(ダイアリーカンパニー)”はありますか?」
「はい、地下一階にございます。お呼びいたしましょうか?」
「ええ、お願いします。」
「ではあちらで少々お待ち下さい。」
受付の女性は、受付から五メートルほど離れたチェアを示す。女神と、後ろに付いていた臣下はチェアに座り、案内係が来るのを待った。その間、女神は臣下にこう告げた。
「私は“dark company”に行くわ。でも貴方は来ちゃだめ。ここで待っていて」
「ですが……」
「貴方は他人の諍いに入って死ぬべきじゃない。これは私の問題よ。そして死ぬも死なないも私の自由だし、私は女神として責務を全うしたと思っているわ。だから、来てはいけないの。いいわね?」
「でも……」
「もちろん、貴方が女神を守らなかったらどうなるかも分かっているわ。だから、事前に……言っておいたから」
女神は苦しそうな笑みを浮かべる。臣下は女神の決心を尊重することにした。
「分かりました。ですが……」
「もちろん、生きて帰ってくるわ。いい? これは私の問題よ。私たちの事情を知れば、もう終わり。死神によって消されるわ。——もう来たのね、それじゃ」
受付係という名札をつけた女性に声をかけられると、わざとらしいことを悟られないようにわざと大きな声で言った。それを臣下は不安そうな顔で見上げるが、女神はもう意思は変わらないと言うような表情を見せた。
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