ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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神的少女は殺戮がお好き【優美の記憶が……】
日時: 2012/03/23 11:29
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: 4pBYKdI8)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode=view&no=17021

こんにちは! 奈美です。
これは……三作目ですね、二作目は途中で挫折しましたけど、これは絶対に完結させます!
今から読み始める人は、あらすじ(>>173)を読んでみてください。
前作(完結)を読みたい方は参照へどうぞ♪
脱字・誤字・アドバイス・感想等あれば、どんどんコメントしてください!

〜あらすじ
 >>173へどうぞ。第一、第二部がざっと分かります(多分……

〜用語解説 >>111

〜登場人物リスト >>135

〜目次 >>178

‐神殺通信‐
 ver1 >>149
 ver2 >>153
 ver3 >>161
 ver4 >>172

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37



Re: 神的少女は殺戮がお好き ( No.174 )
日時: 2012/01/24 20:12
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: m3TMUfpp)

あらすじ、書いてみました。
第一、第二部が読むの面倒くさい! という方はどうぞお読みください。
読んだ方でも、ちょっとは復讐…間違えた、復習できるかも。
あらすじを書いたら? と言ってくれた萌恵、ありがとう。絶対思いつかなかったと思います。
それでは、第三部 完結編をお楽しみに!

Re: 神的少女は殺戮がお好き【あらすじ更新】 ( No.175 )
日時: 2012/01/28 10:02
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: m3TMUfpp)

第三部 完結編

プロローグ もう一度

 私は再びこの世に生を受けられる。
 もう一度、魂の器を持つことが出来る。
 五感を持ち、何かを感じることが出来るようになる。
 あの夜の前の自分を取り戻すことが出来る。
 また、朱里と笑える日がやってくる。
 そう思う度、胸の奥で何かがざわめく。
 胸が締め付けられる。
 痛い。
 耳の奥で何かが渦巻く。
 煩い。
 不安で前が見えない。
 怖い。
 このまま月日が過ぎないならいいのに。
 このまま三人でいられたらいいのに。
 私は、あそこからいなくなってしまう。
 また離れなければいけない。
 そんなの嫌だ。
 嫌。
 耐えられない。
 私は拒んだ。
 魂の器を持つことを。
 もう悲しい思いをさせられない。
 もう朱里の悲しむ姿なんて見られない。
 だから拒んだ。
 でも——。
 もし朱里を助けられるなら、私はもう一度世界に存在しようと思った。
 それがとてつもなく短い時間だとしても。
 それがとてつもなく危険なことだとしても。
 私は、最後のチャンスに全てをかける。
 最後の、生きるチャンスに——。


 ——そして、私は身体というものを持った。
 一時的な身体。
 存在した時の容姿。
 何もかもが初めてのような気がした。
 女神は私に言った。
 「もう一度生きなさい。あなたの親友を助けてあげなさい」
 私は駆け出す。
 胸を締め付けるものがなくなった。
 もう痛くない。
 耳の奥に渦巻く何かを追いだした。
 煩い、煩い、何かを。
 ふわり、と身体が軽くなる。
 もう不安なんて無い。
 私は生きる。
 朱里のために。
 私は生きる。
 この世に生まれた責任を果たすために。

プロローグ 結

Re: 神的少女は殺戮がお好き【あらすじ更新】 ( No.176 )
日時: 2012/02/05 19:34
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: m3TMUfpp)

第一章 再会

 雪の中。重苦しい音がぎゅう、ぎゅうと響く。
 もう歩けない。足がかじかんでる。冷たい。寒い。
 黒髪のストレートロングをカーキ色のコートに打ちつけながら、少女は一歩一歩を踏み出していた。時々グラッっと身体が揺らめき、ロングヘアが宙を舞う。その度に雪の中に倒れる。制服らしきグリーンチェックのスカートに、黒のオーバーニーソックスだけなので、足が寒い。それが頭の先まで伝わってくるようだった。茶色いローファーは雪にうずもれ、ときどき脱げてしまう。冬の昼間の平日で、明るく寒い町には少女は目立つ。学生が学校をさぼっているようなものだ。少女はため息をついた。知っているつもりでいた町が、まるで別物のように分からなくなった。
(記憶喪失? それともただ知らないだけ? それさえも分からない。私を生き返らせてくれた——女神は、記憶喪失になるなんて言ってなかったし……。知らない場所に迷い込んだだけかしら。このままじゃ、補導されちゃう)
 そんなことを考えながら、ただふらふらと少女は歩いていた。
 大通りに出る。今の時間は分からないので、これが通勤途中の車なのかそれともなんでもない車なのか、分からなかった。ずっと遠くに、交番が見える。
(あ、ここはあの通り——?)
 少女には思い当たる節があったようで、交番の方へ向かっていった。さっきの考えはどこに行ったのだろう。でも、そっちの方向に目的の場所があるならしょうがない。少女は持ち手が灰色で胴体が黒のスクールバックを道路側に持ち替えた。出来るだけ道路側に寄り、コートでグリーンのプリーツスカートを隠す。グリーンのプリーツスカートを見たら、きっと桐ヶ谷中学の生徒だと思われてしまうだろう。考えは忘れてなかったらしい。そして早足で交番の前を去る——はずだった。交番の前には、紺の制服を着た警察官がいたのだ。少女はそれを見た瞬間、雪の中に棒立ちになった。

Re: 神的少女は殺戮がお好き【あらすじ更新】 ( No.177 )
日時: 2012/02/05 19:36
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: m3TMUfpp)

うーん、うまくいかないなあ。
-I'm tired!

Re: 神的少女は殺戮がお好き【あらすじ更新】 ( No.178 )
日時: 2012/03/23 11:34
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: 4pBYKdI8)

〜目次

◇第一部 <優美編>
 プロローグ 神的少女は元日に >>1
 第一章 桜の下で消える記憶 >>4-5>>8>>11>>14>>16
 第二章 倒れた少女は悪に目覚める >>19-20
 第三章 真夜中に消える少女 >>22-23
 第四章 監視している鬼は見つかった >>24
 第五章 神的少女は見られている >>25-26>>28-29
 第六章 少女は少女によって殺される >>34-35

◇第二部 <朱里編>
 プロローグ 死神少女は交代する >>38
 第一章 神的少女は殺人を否定できない >>47>>54>>56
 第二章 消えた記憶と予期される未来 >>60>>63
 第三章 過去と未来 >>68-70
 第四章 第二の死神少女 >>71>>74
 第五章 親切少女の殺意 >>78>>80-81
 第六章 記憶少女とあの人 >>86
 第七章 消えた少年と伝説の行方 >>89>>101-102
 第八章 心読み少女と謎の爆発 >>103-104
 第九章 爆発の原因 >>105-107
 第十章 死神 >>112>>115
 第十一章 記憶を司りし女神 >>126>>129>>134>>138-140
 第十二章 非日常と日常 >>155>>158
 第十三章 殺しの依頼 >>164-165
 第十四章 全てを話して >>167-168>>170-171

◇第三部<完結編>
 プロローグ もう一度 >>175
 第一章 再会 >>176>>179
 第二章 記憶 >>180>>182>>183

◇番外編
 番外編1 神的少女は探られている >>33
 番外編2-1 神的少女の記憶 >>39-40>>42-43
 番外編2-2 謎の鍵の在りか >>57-58
 番外編3 神的少女・少年殺戮伝説 >>84-85


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