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神的少女は殺戮がお好き【優美の記憶が……】
日時: 2012/03/23 11:29
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: 4pBYKdI8)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode=view&no=17021

こんにちは! 奈美です。
これは……三作目ですね、二作目は途中で挫折しましたけど、これは絶対に完結させます!
今から読み始める人は、あらすじ(>>173)を読んでみてください。
前作(完結)を読みたい方は参照へどうぞ♪
脱字・誤字・アドバイス・感想等あれば、どんどんコメントしてください!

〜あらすじ
 >>173へどうぞ。第一、第二部がざっと分かります(多分……

〜用語解説 >>111

〜登場人物リスト >>135

〜目次 >>178

‐神殺通信‐
 ver1 >>149
 ver2 >>153
 ver3 >>161
 ver4 >>172

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37



Re: 神的少女は殺戮がお好き【休暇中&神殺通信更新】 ( No.154 )
日時: 2011/12/13 17:58
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: m3TMUfpp)

どうしよう。
園香sとは新しい神的能力作るって言っちゃったし、優美には生き返らせるって言っちゃったし。
でも書いてたら、あ、新しいの作っちゃえ! 生き返らせちゃえ! と思って来たなぁ。
どうしよう。
でもなぁ、別にいいけどさ、でもなぁ、ちゃんと皆神殺通信見てるし、でもなぁ、私って本当に優柔不断だなぁ、でもなぁ、でもなぁ。
明日明後日になったら必ず答えを出しますので、それまで待っていてください><

Re: 神的少女は殺戮がお好き【休暇中&神殺通信更新】 ( No.155 )
日時: 2011/12/14 17:53
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: m3TMUfpp)

第十二章 非日常と日常

「やっと日常が戻ってきたよ〜」
 疲れた声で、朱里が一言。隣にいる久しぶりの登場の美百合は、いつもと変わらないポニーテールを揺らしている。朱里のもう傍らにいるのが、渚。そして渚の隣が、髪色と髪型以外ほとんどそっくりな梓。渚は赤いリボンで茶髪をツインテールに結び、梓はつやのある黒髪をおろしていた。こちらの二人も、この物語が始まり、登場した頃から何ら変わりない。そして、美百合の隣にいるのが闇。闇は小学生なので私服を着ている。
「私たちにとっては“非日常”よねぇ〜」
 美百合が笑って言う。グリーンを基調とした制服を着た四人と私服を着た一人は、久しぶりの平穏になじめない所もあった。いつかの桜並木はもう紅葉のきれいな並木に変わり、ようやく優美の事も、落ち付いて来た。それでも、親友を殺してしまったという心に刺さった刃物は、一向に消えそうにはない。
 いっそ、生き返ってくれたらいいのに。そうしたら、また同じ月日を過ごして、ずっと一緒にいられるでしょう? 心の中で、そう優美に問いかけた。きっと届かないだろうけど、きっと私を恨んでるだろうけど、そう問いかけずにはいられない。
「もし優美が生き返ったら、テストの順位はいつも一位で、成績も申し分なしってトコだよね。それにさ、頭脳明晰な優美君がいてくれるなら、我々はどんなに助かるか」
 美百合がおじさんみたいな声を出すので、朱里はクスッと笑った。
「優美がいてくれたら、私は他に何もいらないよッ! それより、生き返らせる方法なんてあるのかな?」
「あるよぅッ!」
「えッあるの!?」
 渚を凝視して、思わず叫んだ。
「うん、過去から連れてくればいいの」
「じゃ、連れてきて!」
「駄目よ二人とも。そんなことしたら時空が歪むわ」
 梓が冷たくあしらう。それでも、朱里の興奮は止まらなかった。
 優美が戻ってくる! 私の元に! 優美と一緒にいられる!
「どうして時空が歪むの?」

Re: 神的少女は殺戮がお好き【やっと更新!!】 ( No.156 )
日時: 2011/12/14 20:04
名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: amGdOjWy)

更新待ってました!
奈美s、スランプ脱出おめでとうございます!

Re: 神的少女は殺戮がお好き【やっと更新!!】 ( No.157 )
日時: 2011/12/15 17:39
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: m3TMUfpp)

ありがとうございます!!
ちょっとまだ危うい感じですが……
これからもがんばります(`〜´>

Re: 神的少女は殺戮がお好き【やっと更新!!】 ( No.158 )
日時: 2011/12/18 15:40
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: m3TMUfpp)

「別々の時間にいるからよ。まあ例えば、一月一日には生きていたAさんが、一月二日に死にました。それを悲しんだBさんは、過去に戻ってAさんを連れてきました。とすると、Aさんは一月一日にはいなかったことになるの。この世界にね。しかもBさんが連れてきたのは一月一日のAさんだから、一月二日にいるAさんは一月一日のAさんなのよ」
「ちょっと良く分かんない。そのどこが時空を歪めてるの?」
「今の話だと、ある特定の時間に、ある特定の時間の人間ではない時間の人がいるの。そこに問題があるのよ」
 朱里の顔はパッと華やぎ、開いた左手の上に握った右手を跳ねらせる。
「ああ、それが時空の歪みの原因?」
「まあそんな感じね。そこに、時空の歪みが出来るの」
「どんなふうに?」
 大きなため息が、五人の中に広がった。
「……そうねぇ、歪みは目に見えるものではないの。感じるのよ。私は未来予知があるから感じやすいけど、そうでない人は感じにくいわね。神的能力者なら少しは分かると思うわ。こう、ふわっとして、なんか気持ち悪くなる感じ。といっても、体の中がそうなる訳じゃなくて、体の周りに何かがまとわりついている感じに似ているわね」
「ええッ! 怖ッ!」
「私はそんなの感じたことないよ? 過去飛来があるけど」
「単に鈍感だからだと思うわ。昔からそうだったものね」
「えっ、ひどっ」
 盛大な笑いが五人を包む。学校が枯葉の合間にうっすらと見えていた。梓が何か思い出したように左を向いた。
「そういえば、闇。何か収穫は?」
「流星と千秋とかいう人が協力してくれるって。でもレコーダーが…壊されて…なんてひどい……」
 闇は何やらブツブツとつぶやき始めた。梓は視線を目の前に移しながら首を振る。


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