ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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神的少女は殺戮がお好き【優美の記憶が……】
日時: 2012/03/23 11:29
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: 4pBYKdI8)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode=view&no=17021

こんにちは! 奈美です。
これは……三作目ですね、二作目は途中で挫折しましたけど、これは絶対に完結させます!
今から読み始める人は、あらすじ(>>173)を読んでみてください。
前作(完結)を読みたい方は参照へどうぞ♪
脱字・誤字・アドバイス・感想等あれば、どんどんコメントしてください!

〜あらすじ
 >>173へどうぞ。第一、第二部がざっと分かります(多分……

〜用語解説 >>111

〜登場人物リスト >>135

〜目次 >>178

‐神殺通信‐
 ver1 >>149
 ver2 >>153
 ver3 >>161
 ver4 >>172

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Re: 神的少女は殺戮がお好き ( No.59 )
日時: 2011/10/01 18:06
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: b1kDOJaF)

「みんなで怪談話対決!」
というスレを作ったので、怪談対決をしたいという方は、どうぞ参加してください。
もちろん、審査員側にもまわれます!

Re: 神的少女は殺戮がお好き ( No.60 )
日時: 2011/10/10 18:05
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: b1kDOJaF)

第二章 消えた記憶と予期される未来

「……!」

園香は、パソコンの画面を見て驚いた。今、ニコ動の動画を見ているのだが、昨日まで見られた動画が、もう見られなくなっている。だがそれは、消されたわけではなく、アナログテレビのように“ザーザー”と音をたてて、何も見られなくなっていたのだ。園香はすぐさま写真を見た。写真は白くなり、原形をとどめていなかった。写真を黒いノートパソコンの横に置くと、次はwordの文書を開いた。あったはずの文字がなくなっている。園香はウイルスクリアを起動し、探したが、結局何も見つからなかった。

そのころ闇は———
園香と同じように、ニコ動の動画を探しまわり、見られないことを知ると、レコーダーを取り出し、再生ボタンを押した。だが、“ザーザー”という雑音が聞こえるだけで、前のような音声が聴こえることはなかった。愛用のノートパソコンの前で、驚きを隠せなかった。

Re: 神的少女は殺戮がお好き ( No.61 )
日時: 2011/10/02 11:01
名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: Pmy7uzC3)
参照: 由羽s、ありがとうございます!

一体何が起こったんですか?
もしかして停電!?

Re: 神的少女は殺戮がお好き ( No.62 )
日時: 2011/10/02 11:25
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: b1kDOJaF)

停電は起きてませんよ〜(^^;)
言うとネタバレみたいな感じになるんですが……
奏は優美によって殺されてしまいましたよね? でも、奏はいないことになっていた。
それが、優美と朱里の間でも起きているんです。
と言えば…分かるのでは? ちょっと説明下手ですね…

Re: 神的少女は殺戮がお好き ( No.63 )
日時: 2011/10/04 17:31
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: b1kDOJaF)

「お姉さま?」

そう呼ばれて、梓はハッと目を覚ました。

「あら……また夢を見ていたようだわ。とても恐ろしい夢。血まみれの死体、血まみれの少女。ああ、考えただけでもゾクゾクするわ。」
「まぁ、それはおぞましい。それは未来のことですの?」
「そうかもしれない。でも、こんなことがあり得るのかしら。ねえカラスさん?」

梓は、左手にとまらせたカラスに声をかける。真黒いカラスは、瞳を爛々と輝かせた。でも、しゃべりだすという非現実的なことはしなかった。

「何も答えてくれないの? そう……さようなら」

手を窓の外へ突き出して、カラスを右手で押した。すると、豪快に羽をばたつかせながら、青空の中へと飛んで行った。それを見つめながら、ベッドに倒れこんだ。

梓の双子の妹、渚は、久しぶりに過去に浸ることにした。マルチーズのヴィクトリアを、その華奢な腕で抱えあげ、頭をなでた。耳に結んだ赤いリボンが、純白の体に映える。そのまま、渚は過去の夢へと旅立った。

第二章 結


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