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神的少女は殺戮がお好き【優美の記憶が……】
日時: 2012/03/23 11:29
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: 4pBYKdI8)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode=view&no=17021

こんにちは! 奈美です。
これは……三作目ですね、二作目は途中で挫折しましたけど、これは絶対に完結させます!
今から読み始める人は、あらすじ(>>173)を読んでみてください。
前作(完結)を読みたい方は参照へどうぞ♪
脱字・誤字・アドバイス・感想等あれば、どんどんコメントしてください!

〜あらすじ
 >>173へどうぞ。第一、第二部がざっと分かります(多分……

〜用語解説 >>111

〜登場人物リスト >>135

〜目次 >>178

‐神殺通信‐
 ver1 >>149
 ver2 >>153
 ver3 >>161
 ver4 >>172

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Re: 神的少女は殺戮がお好き【第四章更新!】 ( No.74 )
日時: 2011/10/13 19:46
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: b1kDOJaF)

「死神少女になるには、まあ、他の神的少女たちも同じなんだけど、天界の許可を得なくてはいけないらしいの。天界は神や女神がいて、神が少年たち、女神が少女たちを決めているんだって。その前にも難関があってね、天界の幹部たち、つまりは神の一つ下に当たる神たちのことだけど、その人たちの了承を得てから神に通されるの。私はそこは突破したけど、まだ女神の元へは行きついていない状況、ってわけ。」
「ふぅん、じゃあ、私は優美を殺したことでなったわけじゃないの? て言うか、天界って何?」
「違うよ。優美を殺したから、死神少女のバランスが崩れたの。その責任を取って今死神少女でいるのよ。天界は、神や女神がいる、この世界の頂点の場所。 」
「変な話。じゃあ死神少女を殺せば、誰でも死神少女になれるのね。他の神的少女は駄目だけど。」
「そういうこと。よく知ってるじゃない。」
「インプットされているの。優美を殺したときに、ふっと柔らかな感触があって、浮かんだような気持ちになって、気付いたらインプットされてた……ってこと。」
「私は、成績優秀だから、知識をくれたの。」
「成績優秀だったっけ?」
「死神少女として成績優秀だってことよ!」
「そこ! しゃべらない! じゃあ花園さん、この問題解きなさい。」

二人は、会話に乱入してきた先生に注意されて、首をすくめた。しかも、朱里は苦手な文章題を解くことになった。

「最悪!」

そうつぶやいて席を立った朱里は、黒板へと歩いていった。

第四章 結

Re: 神的少女は殺戮がお好き【第四章更新!】 ( No.75 )
日時: 2011/10/14 17:27
名前: 紗代 (ID: f0LIvz7Q)

死神少女は怖いよぉ〜・・・。

Re: 神的少女は殺戮がお好き【第四章更新!】 ( No.76 )
日時: 2011/10/14 18:15
名前: 星風 (ID: um7OQR3E)

こんにちは☆
私も算数大嫌い!!
文章問題とか・・・
とにかく無理です!
死神って怖いですね。
しゃべってて怒られて問題解くのやだなー
朱里かわいそう・・・

Re: 神的少女は殺戮がお好き【第四章更新!】 ( No.77 )
日時: 2011/10/15 08:44
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: b1kDOJaF)

>>紗代s
怖いですよぉ〜^^

>>星風s
こんにちは☆
だよね、算数嫌い!
みんな気が合いますね。

Re: 神的少女は殺戮がお好き【第四章更新!】 ( No.78 )
日時: 2011/10/15 08:51
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: b1kDOJaF)

第五章 親切少女の殺意

優奈は、じーっと外を見つめていた。空に浮かぶ雲が、太陽を覆い隠していく。曇り気味の空から一筋の明かりが見えたとき、何かに気づいたようにベッドから飛び起きた。

「殺戮を阻止しなきゃ……」

そうつぶやいたとき、優奈の心の中で何かが現れた。うすいコートをつかんだ優奈は家を飛び出し、肌寒い空の下をかけて行った。


「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」

息をきらしてあるレンガ調の家の前にたどり着いた。表札には 『花園』 と書いてある。呼吸を整えながら、手を膝に置く。ようやく呼吸が安定してきてインターホンを押そうとしたとき、誰かが優奈を呼び止めた。

「優奈……ちゃん?」

それは、こんな寒い中にベージュのフリフリのミニスカートと黒いレギンスをはいて、ピンクの薄そうなパーカーを羽織っている、渚だった。右手にはリードが握られていて、その先には愛犬のヴィクトリアがかわいくおめかしをして、ちょこんと座っていた。

「どうしたの?」
「あ、いや……用事があって。」
「そうなの? 私はね、朱里ちゃんと遊ぶ約束してて。一緒に行かない?」
「うん……」

渚は、カメラ付きのインターホンを押した。“ピンボーン”小さくオルゴールのような音が聞こえた。

『渚? ちょっと待っててね、今行くから!』


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