二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 黒子のバスケ ー白銀の女神ー
- 日時: 2013/01/11 18:38
- 名前: 黎 (ID: N7iL3p2q)
これで私は2度目の小説となります!
読んでくれると幸いです!
荒らしはやめてください!
コメント待ってます!
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- Re: 黒子のバスケ ー白銀の女神ー ( No.4 )
- 日時: 2012/07/07 19:01
- 名前: 黎 (ID: N7iL3p2q)
—ー中学2年生ーーー
—ーそれは、クラス替えの時期であり、新しい何かが誕生する日であるーーー
№1 本日付でマネージャーだから
放課後。きゃっきゃと大半の少年少女が部活動に向かう時間である。しかし、そんな部活人間と無縁な少女がいた。
ほとんど部活動のために急いで荷物をかばんにまとめる部活人間とはちがい、ゆっくりは荷物をまとめている少女がいた。
彼女は白銀萌香。銀髪の美少女だ。成績優秀、運動神経のけっこうよしという人間だ。だが、彼女は部活には入っていない。
「さあ、帰ろう。」
萌香はガラッとドアを開くと、入れ替えるように桃井が立っていた。
「びっくりしたぁ…。萌香、もう帰るの?」
「ああ。今日は早く帰りたい気分なんだ。」
萌香は微笑みながら桃井にじゃあ、と手を振って歩き出そうとした。
しかし。
「ねえ!萌香!」
がしっと萌香の手が桃井によって握られる。
「な、何?」
「私、思ってた!ずうっと前から思ってた!」
「う、うん。」
萌香の手を握りながら桃井は演説をする大統領のように話し出す。
「私…、萌香にマネージャーやってほしい!」
「…ごめん。無理なんだ。」
即答する萌香にガクッと桃井はうなだれる。
しかし、すぐに顔をあげ、
「…分かった。でも気が向いたらいつでも私に言ってね!」
「うん。ありがとうさつき。」
桃井は握っていた萌香の手を放した。
「じゃあね!また明日!」
「ああ。じゃあね。」
大互い手を振ると、自分の行くべき場所に去って行った。
「バスケ・・・かぁ…。」
萌香は悲しそうにつぶやいた。
ーーーーーー
「おはよう!萌香!」
「おはようさつき。」
萌香と桃井があいさつを済ませると、萌香のもとに幼馴染でもある赤司征十郎がやってきた。
「赤司君?」
「征…十郎…?」
驚いている2人をよそに赤司はピッと何か紙を萌香の前に突き付けた。
そして、発した言葉は。
「本日付でマネージャーだから。」
・・・・・・・・・・・・・・。
「え?」
赤司の唐突な言葉に萌香は1文字しか声が出なかった。
萌香に比べて桃井は目をキラキラさせている。
「ええええええええええええええええええええええ!!!!」
10年ぶりの大声だった。
- Re: 黒子のバスケ ー白銀の女神ー ( No.5 )
- 日時: 2012/07/08 13:31
- 名前: 黎 (ID: N7iL3p2q)
「『ええええ!!』じゃなくて、マネージャー。」
赤司は至極いつもの涼しい顔で答える。
そして、手に持っていた紙を萌香の机に置くと赤司はいつの間にか持っていたシャーペンを萌香に握らせ、シャアッと紙に円を書かせた。
「・・・・え。」
赤司が萌香に書かせたのは、マネージャー届だった。
「征・・じゃなくて、赤司、私マネージャーやるだなんていってないぞ。」
「たった今お前サインしたじゃないか。…じゃあ、放課後に体育館な。」
「やめてくれよ!!」
いつもの柔らかい萌香の感じから一変、ピリピリしたものになった。
「萌香……?」
桃井はそんな萌香を心配そうに見つめる。
「私がっ…どれだけっ…つらい目にあったか知ってるくせにっ・・!」
「あっあのね…萌香…!」
桃井が場を変えようとすると・・・、
「じゃあ、おれはもう行く。…もう一度いうが体育館に放課後来い。」
「…行かない。」
立場は深刻のまま赤司はクラスへ戻って行った。
「萌・・・。」
キーンコーンカーンコーン。チャイムがなった。桃井はそれから萌香に話しかけることなく、自分の席の戻って行った。
そして、屋上で昼休み。
「はあ〜。私が昨日あんなこと言わなかったらな〜。」
桃井はチュ〜、とジュースを飲みながらつぶやく。
「あんなことって…、そーいやお前昨日白銀…何とかがマネージャーになればいいのになって話してたな。それか?」
色黒の少年、青峰大輝がひょいっと桃井の卵焼きを摘み上げて食べた。
「何とかじゃなくて萌香よ!それと勝手に私の卵焼きとらないでよ!青峰君!」
プウッと桃井は頬を膨らませながら青峰をにらむ。
「でも本人はやりたくないって言ってるんスよね?」
容姿端麗な顔の持ち主、黄瀬涼太が桃井に問う。
「うん。そうなんだ〜。なんか…彼女、バスケのこととなるといつも影が差しちゃってて・・・。」
ん〜。と桃井がうなる。
「なんか・・いやなことでもあったんでしょうか…?」
「わッ!」
「く、黒子っち!?」
「て、テツ君いつの間に?!」
3人をびっくりさせたのは黒子テツヤ。
「さっき屋上へ行ったらみなさんがいたので来てみたんです。」
桃井が自分の座っているスペースを開けてあげると、黒子はありがとうございます、と言ってチョコンと座り込んだ。
「でも、テツ君の言うことにも一理あると思う。」
「そーいやさ・・・。」
青峰が思いついたように頭をかいた。
「どうしたんスか?青峰っち。」
「ずっと気になることがあってよ・・・。」
「なんですか?」
「あのさ、赤司と萌香ってやつどんな関係なんだ?」
「へ?」
黄瀬が怪訝な声を出す。
「なんか気づくたびにあの2人はなしてやがんだ。」
「もしかして・・・。」
桃井がゴクリと生唾を飲む。
「もしかしてかもッス・・・。」
黄瀬も桃井と同様。
「・・・・・・・・。」
黒子はジュースを飲みながら何も言わない。
この中で1人、状況を呑み込めていない青峰は、
「・・・なんだよ。」
「もしかしてあの2人って!!」
がばっと桃井は青峰に身を乗り出し手思わず大声を上げる。
「ちょ!桃っち!」
黄瀬がとめるが桃井は止まらない。
「恋人かもしれないわ!!!」
桃井の叫びが屋上をこだました。
- Re: 黒子のバスケ ー白銀の女神ー ( No.6 )
- 日時: 2012/07/09 21:47
- 名前: 雛林檎 (ID: y0qltvGJ)
恋人なんですか!??
突然すみません。お初の登場と書いて初登場。雛林檎といいます。ひなりんごって読みます。
バスケに一体何があったんでしょう……? 気になりますね!
更新頑張ってください!!
- Re: 黒子のバスケ ー白銀の女神ー ( No.7 )
- 日時: 2012/07/10 18:01
- 名前: 黎 (ID: N7iL3p2q)
雛林檎さん来てくれてありがとうございます!
でも、赤司と萌香の関係は・・・。
これからの内容で明かすつもりです!
更新頑張りまーす!
また来たらコメください!待ってます!
ため口でもokですよ〜。
- Re: 黒子のバスケ ー白銀の女神ー ( No.8 )
- 日時: 2012/07/11 18:00
- 名前: 黎 (ID: N7iL3p2q)
「萌香!今から体育館に行くでしょ!?だったら一緒に行こうよ!」
今は放課後。いつものように荷物をゆっくりまとめる萌香に桃井は身を乗り出して誘った。
…眼をきらきらさせながら。
「…やっぱり…私、体育館には・・・。」
萌香はギュッと鞄を握りしめながらうつむいた。
「萌香・・・。」
桃井はつらそうな萌香の顔を見て、誘うことをあきらめかけたとき、
「おい。さつき。いくならさっさといこうぜ。」
「みなさんに怒られてしまいますから・・・。」
「桃っち!ほら、白銀さんも行くっすよ!」
青峰、黒子、黄瀬が2人の周りに群がり、体育館に行くことを急がせた。
「わ、私いかないってさっき・・・。」
「うるせー。さっさと行くぞ。」
「うわッ!」
萌香は青峰に引っ張られてしまった。
「青峰君…!」
いつもはめんどくせ—という青峰をしょうがなく見てきたさつきだが、このときだけさつきは青峰に感謝した。
「さあさあ、桃っちも行くっすよ!」
「行きましょう。桃井さん。」
「…うん!」
桃井も2人に促され、体育館へ向かっていった。
ーーーーーーーーーーーー
「オー!ファイ!」
バスケ部員の掛け声が体育館に響く。
「やっぱり・・私迷惑だろう?帰ったほうが・・・。」
心配そうに萌香は桃井に話しかける。
「大丈夫よ!一応部活見学だし、あの赤司君が言ったんだし!」
あははと桃井は笑顔で言葉を返す。
ちなみにあの3人はランニングをしている。
『それに…。』
ちらりと桃井は萌香とランニングをしている赤司を交互に見た。
『やっぱりそうなのかなあ…?』
「ランニング終了!10分間休憩だ!!」
3年生の制止の声でハッと桃井は我に返った。
「ああ!私としたことが!」
「さ、さつき?」
桃井はあたふたとドリンクの準備を始める。
するとそこへ・・・。
「桃井。ドリンクをくれ。」
「あッ!みどりん!」
冷静な声の持ち主は、緑間慎太郎。
桃井からドリンクを受け取ると、それを涼しい顔で飲む。
緑間はちらりと萌香を一瞥すると、
「白銀…萌香だろう?」
といった。
「あ、うん。」
「おまえのことは知っている。学年で赤司に次ぐトップの成績。この俺ですら追い越せないのだよ。だが次は勝つ。」
「あはは・・。」
萌香はそんな緑間に苦笑いをする。
すると今度は、
「あれえ〜。この人誰?」
「白銀萌香なのだよ。」
なぜか緑間が答える。
「あ〜。よく赤ちんといる人だ〜。」
ゆっくりした声の持ち主は紫原敦。
「じゃあ、萌香ちんだね〜。」
「うん。よろしくな。」
萌香は柔らかく笑った。
「萌香!ムッ君の呼び方を突っ込もう!?ね!?」
「さっそくだけどさあ〜。」
ポリポリとお菓子を食べ始めた紫原。
「萌香ちんと赤ちんってどんな関係?」
「キャーーーー!!ムムムムッ君!?」
爆弾発言する紫原に桃井は発狂した。
「何をっッ!いうのだよッ!」
あの緑間でさえ、あわてだす。
そして萌香は顔をカアッと赤くすると、
「わ、私と赤司はただの・・・」
「旦那と嫁だよ。」
「なッ!」
「ええ?!」
「…!」
「おい!」
後ろから声が聞こえ、4人が振り向くと、そこにいたのは赤司であった。
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