社会問題小説・評論板

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花言葉の約束 完結しました、有難うございました。
日時: 2010/12/04 14:07
名前: 空花 (ID: 44GDRR0m)

sorakaに名前変更しました。大して変わっていません。

小説の実力はあまりないですが、宜しくお願い致します。

以前この話は「キャスフィ」というサイトでも書いていました。
文章とか題名とか違いますが、でももうそっちの方は挫折してしまったのでこちらのサイトでは完結させます。

前、ここでも同じような内容(っていうか同じですが)の小説を書いていました。それはその修正版です。
前は「心に刻まれたこの傷を  —虐待—」っていうタイトルでした。

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2010年 夏の小説大会大賞、有難うございます!

※この小説は完結しました。今まで応援してくれた方々、本当に有難うございました。

次回作でまたお会いしましょう。

Re: 花言葉の約束 ( No.136 )
日時: 2010/08/14 21:15
名前: 空花 (ID: 8qWxDU4Y)

七海目線

私は、しばらく風に当たっていた。

何もすることもなかったし、ぼうっとしていたかった。

"お母さんが居ない"

それは、何もされないし何も言われないこと。

正直、嬉しかった。

休みはそんなに好きじゃなかったけど、私が小6のときにお母さんの仕事が急に忙しくなって、そのときからずっとお母さんは7時半くらいに家を出て3辞くらいに帰ってくる、というのが続いている。

昔は、もう少しお母さんは家に居た。

私はそれが嫌だった。虐待されていたから。

でも、昔の方が今より虐待が少なかったと、最近思うようになった。

どちらにしても、虐待されていたことに変わりはないけれど。

Re: 花言葉の約束 ( No.137 )
日時: 2010/08/14 22:18
名前: 空花 (ID: 8qWxDU4Y)

     優奈目線

どんなに岡田さんが嫌でも、私以外に働ける人は家族に居ない。

ずっと、そうやって考えてた。

仕事が嫌で嫌で仕方ないときも、そうやって耐えてきた。

もう、助けてくれる人はこの世に居ないから。

私の夫は、優しくて私のことを好きでいてくれた。

私もあの人のことが大好きだった。

なのに、"事故"という魔物は簡単に幸せを壊していった——。

あの人が亡くなってから、私は近所から変な目で見られるようになった。

「ほら、あの人よ。夫が事故で亡くなったって」

「犯人が居眠り運転だったらしいわねえ……」

「まだ幼い娘さんも居るらしいわよ。可哀想に」

そうやってコソコソ言われて、私は近所から孤立していった。

Re: 花言葉の約束 ( No.138 )
日時: 2010/08/16 14:08
名前: 空花 (ID: 8qWxDU4Y)

      優奈目線

私はあの人がいなくなってから働くようになった。

もう、自分しか七海を養える人はいないから。

そして必死で仕事を探して今の仕事に就いた。

でも、そこは"差別される場所"だった。

まるで身分制度でもあるかのように。

新人や部下は"召使"

上司は"偉い"

そんな風に岡田さんは考えているのだろうか?

誰かを見下すことで何か岡田さんにとって良いことがあるのか。

そんなこと、分からないけど——。

ふと、考えた。

Re: 花言葉の約束 ( No.139 )
日時: 2010/08/18 20:45
名前: バード ◆ijb72dLj4o (ID: 2N56ztaO)

おお!!さすが!!すっごいです!!

私にそういう話書けない・・・・。

Re: 花言葉の約束 ( No.140 )
日時: 2010/08/18 21:58
名前: 空花 (ID: UDFSasR1)

>>バードさん

全然すごくないです><
バードさんはもう書けてますよ!!


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