社会問題小説・評論板

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

花言葉の約束 完結しました、有難うございました。
日時: 2010/12/04 14:07
名前: 空花 (ID: 44GDRR0m)

sorakaに名前変更しました。大して変わっていません。

小説の実力はあまりないですが、宜しくお願い致します。

以前この話は「キャスフィ」というサイトでも書いていました。
文章とか題名とか違いますが、でももうそっちの方は挫折してしまったのでこちらのサイトでは完結させます。

前、ここでも同じような内容(っていうか同じですが)の小説を書いていました。それはその修正版です。
前は「心に刻まれたこの傷を  —虐待—」っていうタイトルでした。

——————————————————————————————————————————

2010年 夏の小説大会大賞、有難うございます!

※この小説は完結しました。今まで応援してくれた方々、本当に有難うございました。

次回作でまたお会いしましょう。

Re: 花言葉の約束 ( No.4 )
日時: 2010/10/24 14:39
名前: 空花 (ID: UDFSasR1)

ふと私は時計を見た。

そんなに時間が経っていた訳でもなかった。

でも、ろう下に人は居なくなっていた。

知らない間に。

——私はガランとしたろう下を見渡した。

誰も人は居なくて、この世界に私しかいないみたいだった。

そう思ったら、突然不安になった。

私は"帰りたくない"と思った。

でも、帰らなくてはいけない。

私は手が震えるのを感じたけれど、歩き始めた。

学校の玄関の方へ。


私には、あの家以外に帰る場所がないから——。

Re: 花言葉の約束 ( No.5 )
日時: 2010/10/24 14:39
名前: 空花 (ID: UDFSasR1)

学校の玄関の扉を震える手で押して、私は外へと出た。

外は広かった。

——このまま家になんて、帰りたくなかった。
何処かに寄って行きたい気持ちもあったけど、もう薄暗くて、一人で歩くのはとても不安だった。

なので、仕方なくそのまま家に帰ることにした。

私は、重い足取りで家に向かって歩いた。

……私には、通りすがる人がみんな、『あの子は悪い子だから虐待なんてされるんだ』 『ほら あの子は全部自業自得よ 傷ついてるお母さんに無理矢理話しかけるから……』
そう言っているように見える。だから、人が怖い。

"こんなのただの被害妄想だ"

そう思っていても、私には聞こえてくる。

実際には私と通りすがる人達が言っていなくても、何も思っていなくても、私には通りすがる人が皆、私を責めているように見えた。

私は、俯きながら、家に向かって歩いていった。

その家までの道がとても近く見えた。

でも、本当は遠い。

そう、思っていた。

いつだって、家への道は遠いからって。

でも、本当は。

——遠くも、近くもなかったかもしれない。

だって、家へと帰ればまた、同じ事の繰り返しなのだから。

Re: 花言葉の約束 ( No.6 )
日時: 2010/10/24 14:32
名前: 空花 (ID: UDFSasR1)

それに、遠くても近くても"家に帰りたくない"という気持ちは同じで……。

家なんて、狭い穴の中のようで、嫌だった。

"今日は何もされないよね"

"今日こそきっと笑ってくれる、またあの優しいお母さんに戻ってくれる"

"もう無理なんだ、もう……あの頃のお母さんになんて、戻らない。"

希望を求める気持ちや諦めかけた気持ちが左右に私の頭の中で揺れ動く。

ふとその時、思った。

"私が虐待なんてされるのは、お父さんのせいじゃないか"

って——。

でも違うと思った。

お母さんは私が嫌いだから。

そう……だよね?

自分はとても悲しかったのに、私が居たから泣けなかった?

そうなのかもしれない。

きらきらと、夕焼けの空が輝いた。

突然切なくなった。

Re: 花言葉の約束 ( No.7 )
日時: 2010/10/24 14:42
名前: 空花 (ID: UDFSasR1)

顔を上げた。

家……がもう少しだ——。

はあ、と、ため息をついた。

私の家はマンションだ。

そんなに狭くはない、ベランダから綺麗な景色がよく見える。

——ギイッ

私はマンションのドアを開けた。

そして、エレベーターに乗り、【7】の文字のボタンを押した。

私の家は、七階。

Re: 花言葉の約束 ( No.8 )
日時: 2010/06/15 17:57
名前: 緒瑚羅 (ID: 7IaXH6Nh)



何カ....切なぃねぇ(TT)泣←黙r
続き楽しみにしテるよぅ★`
頑張っテね(・・●)/


後、ぅちもきゃすやテたよぅbb
小説板デゎないけども@@、



うちの小説も読んデ見テ!殴
奴隷教室デし(p`・v・´)+。*


ためデよろよろっw


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53