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沖土I 始まり
日時: 2013/09/07 06:14
名前: 羅紗 (ID: SfeMjSqR)

5月4日 午前6時
沖田はいつものように土方の部屋を目指していた
「今日はどんな事をしてやりましょうかねぇ・・・」
隊士達は黒い笑みを浮かべている沖田におびえながら、横を通り過ぎていく
土方の部屋まで来ると中で近藤と土方が話といるのに気づき
沖田は耳をすまして壁にもたれて話を聞く事にした
「トシ、少し休んだらどうだ?最近働きすぎた。」
近藤は土方の体を心配して部屋まで来ていた
「大丈夫だ、働いていた方が落ち着くー・・・ゴホッ!」
土方は口に手を当て苦しそうに咳をしすぐにその手を後ろに隠した
「大丈夫じゃないだろ!トシ!」
「近藤さん・・・」
「何だ?!」
苦しそうな顔をしている土方に近藤は歩みよる
「・・・いや・・・何か体に良さそうな物食いてぇと・・・」 
「分かった!栄養たっぷりの飯を持ってきてやるからそこで寝てろよ!」
近藤は急いで土方の部屋から出ていく
沖田には気づかず走って行く近藤を見て沖田は少し笑った。

Re: 沖土I 始まり ( No.106 )
日時: 2013/11/09 11:38
名前: 羅紗 (ID: 7TIkZQxU)

ぐぁぁぁぁぁぁ!!やっと普通に投稿出来るようになったぁぁぁぁ!www
待ってくれていた方々、大変おまたせしました!羅紗復活!
と、いうことで、小説を投稿さしてもらいます!

Re: 沖土I 始まり ( No.107 )
日時: 2013/11/09 14:13
名前: 羅紗 (ID: nWdgpISF)

最近は雪や寒いやで、屯所では鍋パーティーをしていた
鍋パを屯所のみんなでするのは初めてで、それを提案したのは沖田だった
「副長、いい感じに沸騰してきましたね」
山崎にお椀などを渡されながら、土方はもうすぐ出来上がる鍋をみていた
「あぁ、そうだな」
土方はお椀を置くと、手と手を擦っては息を吹きかけていた
「土方さーん、鍋の方はどうですかぃ?」
外から帰ってきたのか、鼻を真っ赤にして、頭に雪を乗せて帰ってきた沖田に、屯所のみんなが一斉に笑った
「なっ!なんでぃ!ハッ・・・ハックシュッ!」
少し照れながらくしゃみをした沖田を見て土方も微笑んだ
沖田が土方の横に座ると同時に鍋も食べごろになっていた

「おいしいな!トシ!」
「あぁ、そうだな近藤さん」
「これをお妙さんとも一緒に食べたかった・・・」
凹む近藤を隊士達は笑いながら熱々の鍋の肉や野菜を頬張る
「たまには、こうゆうのもいいな・・・」
「ですねぃ・・・」
二人は酒を飲みながら、みんなを眺めていた
「副長ー!おかわりは大丈夫ですかぁ??」
遠くの方で隊士達にモミクチャにされながら手を振っている山崎がおもしろく、土方は声を出して笑った、それを見ていた沖田も微笑む

Re: 沖土I 始まり ( No.108 )
日時: 2013/11/09 14:39
名前: 羅紗 (ID: Rl.Tjeyz)

「トシと総悟も、もっともっと食べろよ!ほら見て見ろー!俺のお椀には何故か肉しか入ってない!!」
「肉以外にも野菜とかを食べてください局長!」
すかさず山崎が近藤のお椀に野菜を入れまくる
「あぁ!!ザキ!何てことを!」
「何てことお、じゃないですよ!肉ばかり食べてると、新八くんのお姉さんは嫁には来ませんよ!」
「なんだとぉぉぉ!」
(最近の山崎は近藤さんの使い方に慣れてきたな)
と、その光景を見ながら微笑む土方は酒をまた一口飲む
「あっ、土方さん、雪が降り止みましたねぃ・・・」
沖田が外を眺めながら酒を瓶で飲み干す
「ホントだな・・・っか、総悟オマエ酒は程々にしとけよ?」
「大丈夫でさぁ、酒は強い方なんで、それより少し外に行ってみませんかぃ?いつもの景色も変わって見えると思いやすぜ」
「あー・・・そうだな」
土方は立ち上がると近藤に一言いってくる、とその場を離れた
沖田はまた酒の蓋を開けた

 

「思ったよりも、寒いな・・・」
土方と沖田は屯所を出ると雪が積もる道を歩き始める
「土方さん」
「何だ?」
沖田が差し出したのは小さな袋だった
「これ・・・貰っていいのか?」
沖田は頷いた
つづく 

Re: 沖土I 始まり ( No.109 )
日時: 2013/11/09 15:14
名前: 羅紗 (ID: Rl.Tjeyz)

袋を開けると可愛らしいマフラーが入っていた
(これは、どこからどう見ても手作りだな・・・)
土方は少し笑うと、その今にも解れそうなマフラーを首に巻くと、下を向いている沖田の頭をポンポンと撫でた
「ありがとう。総悟・・・」
すると、寒いのか照れているのか分からない顔の赤さで土方を見上げると、ニカッと笑って口づけをした
「んっ・・・ぅ・・」
互いの口が離れると、お互い顔を見合わせ微笑んだ
「土方さんとつき合って、今日で一年ですぜ?」
「もちろん覚えてるよ、ただ何をあげたらいいか分からなくてな・・・だから俺なりに考えてー・・・」


チュッ・・・


「これが俺からのプレゼントだ・・・」
沖田は突然の出来事に言葉が出なかった
「総悟?」
土方が顔を覗き込んでくる
「みっ!見ないでくだせぇ!!!」
耳まで真っ赤になった沖田を土方は優しく包み込んだ
「愛してますぜ、土方さん・・・」
沖田のくぐもった声が聞こえた
「俺もだよ・・・」


二人は道の真ん中でまた口づけをした



つづく 

Re: 沖土I 始まり ( No.110 )
日時: 2013/11/09 17:58
名前: 羅紗 (ID: HLTL9ZJI)

町のある薄暗い部屋に、オレンジ色の光が点っている。そこに白い息を吐き出しながら二人の男は体を重ねていた
「んっ・・・ぁ・・あ・・・ぁあ」
「土方さん・・・マフラー使いますぜ?」
「ん・・・あっ・・・ぁ・・・ふぁ・・」
「って言っても聞こえてませんねぃ・・・」
沖田は優しく、優しく、土方に入れている自分のモノを抜き出す
「んぁっ・・・ぁ総・・悟ぉ・・・」
「俺ならここに居ますぁ・・・」
沖田は土方の手を握ると空いている片手で、自分の編んだマフラーを取ると、土方にまたがった
「土方さん・・・目を隠すと余計に感じるって知ってましたかぃ?」
「え?・・・なっ?!」 
またがった沖田は土方の目をマフラーで隠す
「ちょっ・・・やめっ!」
「じっとしててくだせぇ・・・」
「総悟!これじゃお前の顔が・・見えない・・・」
沖田は一瞬動きを止めると、勢いよく土方に抱きついた
「土方さん!これ以上煽られたら、優しく出来ませんぜ?!」
沖田は土方の目をマフラーで隠し終わると、深い口づけを繰り返した




愛していますぜ土方さん・・・ずっとずっと一緒にいましょう・・・・・・ 




そう小さく呟いた沖田の手に土方の手が重なった


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