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沖土I 始まり
日時: 2013/09/07 06:14
名前: 羅紗 (ID: SfeMjSqR)

5月4日 午前6時
沖田はいつものように土方の部屋を目指していた
「今日はどんな事をしてやりましょうかねぇ・・・」
隊士達は黒い笑みを浮かべている沖田におびえながら、横を通り過ぎていく
土方の部屋まで来ると中で近藤と土方が話といるのに気づき
沖田は耳をすまして壁にもたれて話を聞く事にした
「トシ、少し休んだらどうだ?最近働きすぎた。」
近藤は土方の体を心配して部屋まで来ていた
「大丈夫だ、働いていた方が落ち着くー・・・ゴホッ!」
土方は口に手を当て苦しそうに咳をしすぐにその手を後ろに隠した
「大丈夫じゃないだろ!トシ!」
「近藤さん・・・」
「何だ?!」
苦しそうな顔をしている土方に近藤は歩みよる
「・・・いや・・・何か体に良さそうな物食いてぇと・・・」 
「分かった!栄養たっぷりの飯を持ってきてやるからそこで寝てろよ!」
近藤は急いで土方の部屋から出ていく
沖田には気づかず走って行く近藤を見て沖田は少し笑った。

Re: 沖土←高 ( No.31 )
日時: 2013/09/08 10:02
名前: 羅紗 (ID: ScWyjXSP)
プロフ:                           

  沖田サイド 


沖田は震える足で屯所を目指す
(早く近藤さん達に伝えねぇーと!)


その日から土方は屯所に帰って来ることはなかった
(土方さん・・・あんた何処に行っちまったんでぃ)


沖田は近藤にすべてを話すと近藤は青ざめ、寝込んでしまった
(近藤さんをこれ以上苦しませねぇ)
沖田は一人ででも、土方を探す事にした       つづく

Re: 沖土←高 ( No.32 )
日時: 2013/09/08 10:16
名前: 羅紗 (ID: ScWyjXSP)
プロフ:                           

 土方サイド

高杉と会ってから土方は高杉の船に乗っていた

「・・・ここはきれいだなぁ」
土方達は宇宙に来ていた
「あぁ・・・そうだな・・」 
高杉は窓の外を見る土方に相づちをうつ

「なぁ・・・十四郎」
高杉は土方に近づき甘い声で囁く
「今から真選組を潰す・・・一緒に出来るよな?」
土方は一瞬ビクッとしたが
素直に頷く
 
(晋助の頼みなると・・・俺は・・)


「俺の所まで落ちてこい・・・」
その言葉は土方の耳に消えていった       つづく

Re: 沖土←高 ( No.33 )
日時: 2013/09/08 10:33
名前: 羅紗 (ID: ScWyjXSP)
プロフ:                           

   沖田サイド

「大変です!局長!!」
真選組会議中、山崎がバタバタと走って来る
「何だ?ザキ」

近藤はまだ元気はなかったが
組に迷惑はかけまいと
毎日明るく振る舞っていた
そんな近藤を見ている沖田は胸が張り裂けそうだった 

「もうすぐ高杉率いるテロリスト達が真選組に!!」
「何だと?!!」
「こんな時に何やってるんですかぃ土方のヤローは!!」



「副長も・・・その中にいます・・・」        


沖田は静になった屯所を飛び出す
誰かが自分の名を呼んでいたが沖田は振り返りもせず走って行く
(分かっていたんでさぁ・・・でも信じられなかった・・
・・今ならまだ間に合うかもしれねぇ
土方のヤローは俺が止める!!)       つづく

Re: 沖土←高 ( No.34 )
日時: 2013/09/08 10:45
名前: 羅紗 (ID: ScWyjXSP)
プロフ:                           

    土方サイド   

「そろそろ着くな・・・」
高杉は黒い笑みを浮かべている
「十四郎・・・これでお前を縛る物は無くなる」
「あぁ・・・」
土方は仲間だった者達を思い浮かべ力無く頷く

すると突然船が揺れ始める
「何だ?!」
「?!」
一人の男が走ってくる
「高杉様!一人の子供がものすごい早さでこちらー・・・!!」
喋っていた男はいきなり血をはいて倒れる

「誰が子供でぃ!!」

「お前は・・・」
「総悟!!!」     つづく

Re: 沖土←高 ( No.35 )
日時: 2013/09/08 10:58
名前: 羅紗 (ID: ScWyjXSP)
プロフ:                           

「何やってるんですかぃ?土方さん・・・
さぁ一緒に帰りましょう?近藤さんも待ってますぜ?」
沖田は優しく土方に語りかけると手を出した

「・・・ぁ」 
土方は無意識のうちに沖田の手を掴もうとしていた

「オイ!!」
「・・ぇ?・・ハッ!」
高杉の怒りに満ちた怒鳴り声で土方は我にかえる

「十四郎・・・お前は俺以上に真選組の方がいいのか?」
「・・ぃ・いや・・・」
土方は高杉に後ろから抱きつかれ、耳まで赤くなる
「・・・土方さん、あんた・・・落ちるとこまで落ちてしまったんでねぃ・・・」

沖田は少し寂しそうな顔をした
     つづく


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