沖土I　始まり | BL・GL小説（オリジナルで全年齢対象のみ）

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沖土I　始まり: 日時： 2013/09/07 06:14; 名前：羅紗（ID: SfeMjSqR）; 5月4日　午前6時
沖田はいつものように土方の部屋を目指していた
「今日はどんな事をしてやりましょうかねぇ・・・」
隊士達は黒い笑みを浮かべている沖田におびえながら、横を通り過ぎていく
土方の部屋まで来ると中で近藤と土方が話といるのに気づき
沖田は耳をすまして壁にもたれて話を聞く事にした
「トシ、少し休んだらどうだ？最近働きすぎた。」
近藤は土方の体を心配して部屋まで来ていた
「大丈夫だ、働いていた方が落ち着くー・・・ゴホッ！」
土方は口に手を当て苦しそうに咳をしすぐにその手を後ろに隠した
「大丈夫じゃないだろ！トシ！」
「近藤さん・・・」
「何だ？！」
苦しそうな顔をしている土方に近藤は歩みよる
「・・・いや・・・何か体に良さそうな物食いてぇと・・・」　
「分かった！栄養たっぷりの飯を持ってきてやるからそこで寝てろよ！」
近藤は急いで土方の部屋から出ていく
沖田には気づかず走って行く近藤を見て沖田は少し笑った。

Re: 沖土←高 ( No.26 ): 日時： 2013/09/08 08:50; 名前：羅紗（ID: 7cN5Re8N）; 　　　　　沖田サイド

(今日は天気がいいから仕事は休みますかぃ)
沖田はいつもこんな感じで仕事をサボっていた
（どうやってあの土方コノヤローを殺しやしょうか・・・）
沖田はそんなこと思いながら歩いていると人混みにまぎれて歩いている土方を見つける
「いたっ・・・」
ニヤニヤ笑いながら土方に近づく沖田
すると誰かが土方を引っ張り路地裏へと誘うのが見えた
「土方さん？！」
土方がいきなり路地裏に消えたので急いであとを追う　

「土方さ・・ん？」
そこにはテロリストの高杉とキスをしている土方の姿があった
沖田は頭の中が真っ白になる　　　　　　　　　　　つづく

Re: 沖土←高 ( No.27 ): 日時： 2013/09/08 08:59; 名前：羅紗（ID: 7cN5Re8N）; 　　土方サイド

「高杉・・・晋助」
目の前に現れたテロリストに土方は刀を落とす
「オイオイ、俺の事忘れたのかよ？十四郎・・・
まぁー・・・6年ぐらい会ってねーからなぁ
そこら辺の奴らに手出されてないだろうな？お前は一生俺のだからな？」
土方はフッと昔を思い出す　

つづく

Re: 沖土←高 ( No.28 ): 日時： 2013/09/08 09:20; 名前：羅紗（ID: 7cN5Re8N）; プロフ：　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　; ー・・攘夷戦争中・・ー

「オイ！そこのポニーテールの女！」
高杉は戦場に一人座り込んでいる髪の長い女らしき人間に声をかける
「俺は女なんかじゃねぇ！！」
ドスのきいた声で振り向くと高杉を睨む　　　　　　　　
「どっちでもいいから、早くガキは家に帰ってろ！」
「俺に帰る場所なんてねぇよ・・・」
「あぁ？」
「俺の家はこの戦争で焼かれ親も・・・仲間も全員この戦争で死んだ」　　
「・・・」　　　　　　　
「俺もこの戦争に加わる！！あの天人って奴をぶっ殺してやる！
俺はもう、何かを失うのは・・・嫌なんだ・・・」
高杉に向けられる目は本物だった
高杉はこの男を気に入った
(こいつはまだまだ強くなる・・・)
「強くなりたいなら俺と共に来い」　　　
高杉はその男と共に戦場をかけた
「俺は高杉晋助、お前は？」
「土方十四郎」
　　　　　　　　　　　つづく　原作と設定は変わっています

Re: 沖土←高 ( No.29 ): 日時： 2013/09/08 09:41; 名前：羅紗（ID: ScWyjXSP）; プロフ：　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　; 二人は短い時間だったが
共に助け合い生きた
戦場には
銀ぱつの天パ男と
ロン毛の男
もじゃもじゃの毛の男が
土方達をリードした

そんな二人はいつしか愛し合い体を重ねることもあった

そんなある日
「十四郎、お前自由に生きてみないか？一人で・・・」
「なっ・・・何言ってんだよ？」
「俺達はあいつ等に顔がバレてるが、お前はそうでもねぇだろ？
俺はこれからこの世界をぶっ壊す・・・
お前が俺についてくれば、確実にお前も狙われる・・・
だが、今のお前ならまだ戻れる・・・
俺はお前に自由に生きてほしい・・・」
高杉は真っ直ぐ土方を見て話す
「・・・分かった晋助が望むなら・・自由に生きるよ・・でも！！いつか！
必ず会いにきてよ？！」
「あぁ・・・」

それから高杉と土方は別々の道を歩み始めた

Re: 沖土←高 ( No.30 ): 日時： 2013/09/08 09:51; 名前：羅紗（ID: ScWyjXSP）; プロフ：　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　; 　　「晋助・・・」
すべてを思い出した土方は恋人であった高杉の名を呼んだ

「やっと思い出したか、会いに来るのに６年もかかっちまってすまねぇな・・・
クックックッだが、自由に生きろとは言ったが
まさか真選組にいたとはな・・・しかも副長とはねぇ・・・」
高杉はキセルに火をつけ軽く笑った
「晋助・・・」
「何だよ？」
「ありがとう///」
照れる土方に高杉はキスをする

「おかえり・・・十四郎」