二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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 痛む箇所にキスを [ inzm小説集 ]4000Hit感謝
日時: 2012/12/03 23:42
名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)
参照: Name Change!もずく・→兎欠_toKEtU・

            ( ※ ) 現在黒子に浮気中。




→@ . あなたが生まれて 僕が生きて 
→@ . 言わないでね さようなら、なんて

永久を誓い合う。


 § ::: 工業女子(主)の妄想・自己満足小説
 § ::: 無理な方は戻るボタン連打で疾風ダッシュ←


あてんしょんぷりーず(´^ω^)!
現役JK留年危機直面だがしかし勉強はしない。
宮野真守を愛しすぎて病んでる加工食品(^ω^)
題名はそこから頂いていますのでお見苦しい
ところもありますが1作だけでも目を通して下さ
れば懐きます、そりゃもう。はい。






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 唄::: トロイメライ     


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Re:  工業女子!、 [ inzm小説集 ] ( No.466 )
日時: 2012/07/02 18:10
名前: もずく・ ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)

            005話 [ ずっと、ずっと ]

                   *卒業当日*



胸に赤い花のコサージュをつけた俺たち3年生。



最後にこの帝国学園中等部で歌う、『卒業の日』。
鼻をすする音と、しゃくりあげた声。

俺はどちらにも属さずただ平然と、釈然と歌う。


それは俺だけではなく、隣りで歌っている源田も大川も一緒。




俺と源田とサッカー部は、卒業式の後に雷門や他校と卒業試合を予定していた。


どちらかと言えば、卒業式なんかよりもそっちの方が楽しみに決まっているし、
最後になれば涙だって込み上げてくるだろう。









そんなくだらない事を考えている内に式は終わり、教室へ戻される俺たち。


「さあ!ここからが本番だよみんな!!」


涙する場面を構わず声を張り上げた山本。



そうだ、先生にサプライズ企画を予定していたんだ。
その声にみんなは涙を拭いて準備に取り掛かり始める。


俺たちはただ唖然とクラスを眺めるだけ。




「ちゃんとメッセージは出したのか?」

俺の質問に大川は少し眉をひそめて


「出したよ」
と不服そうに告げた。




その後はいつも通りバカみたいに笑いあって、「そういえば大川」と源田が言いかけたとき
山本がこっちに来るのを察した俺たちはそそくさと自分の席へ着席をする。








ガラリ、


教室のドアが開いて、担任が入ってくると同時にパァン!というクラッカー音

驚いたのは担任どころか俺たちの方で。



「先生!3年間有難う御座いました!」

「先生に皆からプレゼントです!」



長引きそうな雰囲気の漂う教室。




そんなのはごめんだ、と言うように3人は顔を見合わせ身を縮こませて
そっと後ろのドアから教室を離れる。


駆け足で裏門をよじ登って学校を出れば、笑いが込み上げて



ああ、こんな楽しいことが人生であったのかなんて知った。





             ( ずっと、ずっと )

木蓮 ( No.467 )
日時: 2012/07/03 18:33
名前: もずく・ ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)

            006話 [ 涙の跡さえ ]



「そういえば源田くん、さっき何か言いかけてなかった?」


学校周辺にいるのは見つかる危険があるので、人の寄り付かない空き地へと場所を移動した。

大川はスクールバッグを地面に起き、壁にもたれる。



「ああ、そう言えば大川の進路しらないなと思って。」
「進路か・・・」



源田の言葉を繰り返し言った後、俯いて黙り込む




そしてゆっくり顔を上げ、少し目をそらした。

大川の進路を聞いたことがなかった。
聞こうとも思わなかったし、話題にすらならなかった。

だから源田が聞く今の今まで誰も触れようとはしなかったし、
大川自身がその話を避けているようにも見えた。


でも今なら、今なら。



もう卒業するんだ。次はいつ会えるかも分からない。


俺の中に生まれる好奇心と期待。




しかしその好奇心と期待は大川の言葉によってかき消される事となる。







「県外に就職するんだ」

「え?」



「家、貧乏だからさ」


そう言うと大川は笑う。



「奨学金で入った学校だったから、学校は中学までって決めてた。でも」



ためらいを入れ、大川は俯く。

帝国学園から、就職というのを俺は聞いたことがなかった。
なんせ帝国は言っちゃアレだがボンボンやお嬢様が通う学校で

そして学力だって上位中の上位。


中等部からは100%が進学を希望するのが普通だ。



なのに大川は進学を希望せず、就職と言った。


大川の成績は決して悪くはない。むしろいい方だ。
なのになぜ?
奨学金を貰えるくらい成績がいいのに。



家が貧乏、なんて理由で進学を諦めたって言うのか。


わからない、ワカラナイ。







「佐久間くんや源田くんと会えるのが最後って思うと・・・悲しいなあ」
「 ———っ、」
「大川・・・」





なんだよ、なんで泣くんだ

悲しくなんかない、最後なんかじゃない、違う、違う!
生きて同じ世界にいればいつか必ずまた会えるって信じてる




でも、大川が泣くとそんな風に思えなくなるだろ



もしかしたら2度と会えないかもしれない。

俺のこの大川に対する気持ちも伝えられぬままに、永遠に。








「いつ・・・・・・東京出るんだよ」
「・・・明日、かな」




              ( 涙の跡さえ )

Re:  工業女子!、 [ inzm小説集 ] ( No.468 )
日時: 2012/07/04 21:55
名前: もずく・ ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)
参照: http://mynmmr0608.anime-voice.com/



(∩゜∀゜)∩age!!

Re:  工業女子!、 [ inzm小説集 ] ( No.469 )
日時: 2012/07/04 22:11
名前: 音愛羽 (ID: dfKYMG8n)
参照: http://koebu.com/koe/30ea4c5908fc87d01e585bd559d8f345bd882cb6

名前変えんの?
へぇ…

どっちにしろいい名前だぉ☆

そうそう…
私の小説の題名を考えていただきたいのだけど…
いいかな?
もしよければ詳しいこと書きマース!

名前変更! ( No.470 )
日時: 2012/07/04 22:12
名前: 兎欠_toKEtU・ ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)
参照: http://mynmmr0608.anime-voice.com/



【 Name Change! 】


    2012-07/04より名前変更。

    もずく・ → 兎欠_toKEtU・



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