二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 痛む箇所にキスを [ inzm小説集 ]4000Hit感謝
- 日時: 2012/12/03 23:42
- 名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)
- 参照: Name Change!もずく・→兎欠_toKEtU・
( ※ ) 現在黒子に浮気中。
→@ . あなたが生まれて 僕が生きて
→@ . 言わないでね さようなら、なんて
永久を誓い合う。
§ ::: 工業女子(主)の妄想・自己満足小説
§ ::: 無理な方は戻るボタン連打で疾風ダッシュ←
あてんしょんぷりーず(´^ω^)!
現役JK留年危機直面だがしかし勉強はしない。
宮野真守を愛しすぎて病んでる加工食品(^ω^)
題名はそこから頂いていますのでお見苦しい
ところもありますが1作だけでも目を通して下さ
れば懐きます、そりゃもう。はい。
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start ⇒ 2012/01/09〜
唄::: トロイメライ
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- 会いにいくよ 003 ( No.429 )
- 日時: 2012/06/17 18:37
- 名前: もずく・ ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://www.kakiko.cc/gallery/pickup.html
003話 [ 心を撫でるような ]
カラン、と透明なガラスのコップに入った氷が1つ音を立てた。
目の前に座る日置さんはさっきから黙りっぱなしで、気まずい空気が俺の部屋に漂っている。
少し傷んだ黒いロングのストレート。
化粧はしていないのに、人形のように目は大きく、そして肌は白い。
細くて華奢な体。
いつから俺は日置さんをちゃんと見なくなっただろう。
出会った頃はお互い気持ちが通じ合っていて、お互いの心の内が表情一つで理解できた筈だった。
でも今は、日置さんが何を考えているか全く分からない。
ただ無表情。
「あ・・・のさ日置さん」
とりあえず、謝ろう。そう思った時だ。
日置さんの瞳からボロボロと大粒の涙が零れおちたのだ。
「え、あ・・・ひおき、さん・・・!ごめ・・・っ」
「謝らないで下さい」
日置さんは涙も拭わず、真っ直ぐと俺を見つめる。
そして眉を「八」の字にまげ、微笑んだ。
「風丸さんの気持ちが変わらないのは、私の所為ですね」
「な、」
「あの人を忘れられないのは、忘れさせてあげられない、私の、所為です」
心を撫でるような、くすぶられるようなそんな感覚が俺を襲う。
違うのに、違うと言葉を発することが出来なかった。
日置さんが両手で顔を被って、嗚咽を堪えながら泣いている姿を見てしまったから。
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- 会いにいくよ 004 ( No.430 )
- 日時: 2012/06/17 19:18
- 名前: もずく・ ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://www.kakiko.cc/gallery/pickup.html
004話 [ 優しい風が吹く ]
次の日、日置さんは白いワンピースを着て俺の部屋へ来ると「ついて来て」と俺を連れ出した。
電車を乗り継ぎ、辿り着いたのは青く輝く海だった。
潮の香り
隣にいる、日置さんの香り
気づけば俺は日置さんの手を握り締めて、日置さんの横顔を見つめていた。
その視線に気がついた日置さんは悲しそうに微笑み、ぎゅっと握り返す。
日置さんが離れていってしまうような、そんな予感がする。
だから握ったその手を引き寄せて力強く抱きしめた。
「風丸さん」
「・・・」
「風丸さん、ねえ」
「・・・なんだ?」
ポンポン、と背中を優しく撫でられる。
「一郎太さん、好きですよ」
「・・・日置、さん・・・」
過去を忘れられない俺を、好きだと言ってくれる日置さん。
それでもまだ、好きだと言ってくれる日置さん。
嗚呼、なんで俺はこんなにも馬鹿なのだろうか?
もう忘れたって良いじゃないか、未練がましい男。
「 ---でも、風丸さんには私じゃ無理みたいです
風丸さんは私じゃない、あの人がまだ好きだから
だから私はもう手を引きます。
いままで有難う、風丸さん。
大好きです、風丸さん。
きっとすぐには風丸さんを忘れることは出来ないけれど、
祈ってます。
風丸さんがあの人へ過去と変わらない一途な想いを伝えられることを・・・ 」
ぶわりと優しい風が吹いた。
俺から離れた日置さんは昨日と同じように大粒の涙を流して微笑んでいる。
俺はその涙を拭うことは、出来なかった
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- Re: オリキャラ描いてみた(^ω^) [ inzm長篇 ] ( No.431 )
- 日時: 2012/06/18 22:50
- 名前: もずく・ ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://www.kakiko.cc/gallery/pickup.html
(∩゜∀゜)∩age!!
- 会いにいくよ 005 ( No.432 )
- 日時: 2012/06/19 18:07
- 名前: もずく・ ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://www.kakiko.cc/gallery/pickup.html
005話[ 僕はただ包まれていく ]
大雨が降った。
俺の気分もどしゃぶり同然で、心を映しているようだと思った。
閉め切られていないカーテンの隙間から見える、窓を叩く大粒の雨。
まるで日置さんの涙みたいだ。
あれから1週間。
ただ呆然と何をする訳でもなくベットにうな垂れる生活。
ふとケータイで日にちを確認すれば、もうすぐあいつの誕生日だと気づく。
「円堂と幸せにしてるのかな・・・」
円堂が嫁を幸せにしないわけがないのに、ポツリと出たセリフ。
それは虚しく滑稽に何もない、そして俺以外に誰もいない部屋に儚く消えた。
目に止まったアドレス帳の一番下。
"雷門夏未"
俺はただ、吸い込まれる様に過去に包まれていった ---
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→ 風丸が夏未を好きな設定。
- いつか使うお題。 ( No.433 )
- 日時: 2012/06/19 19:59
- 名前: もずく・ ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://www.kakiko.cc/gallery/pickup.html
いつか使うであろうお題。
▼ 馬鹿ならぬ馬鹿でありたいのである。/君が呼ぶから
/会いたいなんて嘘だよ。苦しめたいだけ。/お前の姿が見えなかったから
/明日また/悲しみの向こうへ行ってみたい/蠱毒に苦しめよ
/天然記念物か。/1分経ったと思ったら1時間経ってた/卑猥な野郎め
/寄るな触るな消え失せろ/スカートひらり?なんてエクスタシー!!
/変態に惚れられたい/君が君で君が僕で僕が僕で僕が君/愛を説明してみろよ
/掠める数センチ/あと少しだった/手が届きそうで/太陽の涙/うさぎを投げてみた
/貴様の耳はダンボか/風邪っぴきに言われる筋合いはない/なに?なんて言ったの?聞こえないよ
/グラウンド2周で許してやるよ/豆腐の角で頭打ってしね/うどんで首吊れ
/人だと思ったらカカシだった/ケムシのような人間だ。/ばっ・・・馬鹿いうな!
/お前はお前のままでいればいいさ/鼻から牛乳でも絞り出しておけ/子供が生まれそうなくらい腹痛。
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