二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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 痛む箇所にキスを [ inzm小説集 ]4000Hit感謝
日時: 2012/12/03 23:42
名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)
参照: Name Change!もずく・→兎欠_toKEtU・

            ( ※ ) 現在黒子に浮気中。




→@ . あなたが生まれて 僕が生きて 
→@ . 言わないでね さようなら、なんて

永久を誓い合う。


 § ::: 工業女子(主)の妄想・自己満足小説
 § ::: 無理な方は戻るボタン連打で疾風ダッシュ←


あてんしょんぷりーず(´^ω^)!
現役JK留年危機直面だがしかし勉強はしない。
宮野真守を愛しすぎて病んでる加工食品(^ω^)
題名はそこから頂いていますのでお見苦しい
ところもありますが1作だけでも目を通して下さ
れば懐きます、そりゃもう。はい。






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 start ⇒ 2012/01/09〜
 唄::: トロイメライ     


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10.Not to have met me. ( No.13 )
日時: 2012/01/14 16:57
名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)



スタジアムに繋がる電車の中で、透明ガラスの向こうに見える吹雪くんたちの顔。



円堂くんも鬼道くんも、見ていたのはあたしで
吹雪くんはあたしと雪村くんを交互に見ていた。




「雪村くん、」

「はい」




あたしの視線はあいかわらず3人には向けられない。





「熊沢さんの指示は絶対よ。裏切らないで」

「何でそんな当たり前のことを聞くんです?」



雪村くんは頭に「?」をたくさん浮かべてあたしの顔を不思議そうにみる。






「雷門には、吹雪くんが」
「だから、負けられないんじゃないですか。」


あたしの声を遮った雪村くんの視線は既にあたしではなく吹雪くんに移っていて

あたしもようやく吹雪くんの方を見れる気がした。

「そうだね」




この日のために、あたしが吹雪くんや円堂くん達に出会ったのなら、




神様はきっと不公平な試練を仕掛けたんだね。



だけどあたしには修也がいる。

修也はあたしにとってかけがえのない人。
神様があたしと修也を引き離そうとするのなら
あたしは死んででも抵抗し続けると思う。

そして、絶対にあの日の彼の運命と神様を呪う。





           ( 出会わなければよかったなんて )

11.I begin to fall apart. ( No.14 )
日時: 2012/01/15 15:07
名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)




「うわさっみぃ〜、温度調整間違ってんじゃねーの?」




スタジアム入場寸前

雷門のマネージャーの女の子が言う。




ここはホーリーロード、勿論あたしたちに有利なスタジアムであることは知っているはずでしょう?





「守山さん、俺は絶対に勝ちます。なんとしてでも」



「雪村くんがそう言うなら、あたしは何も言わないよ」





あたしは吹雪くんの大切な雪村くんを盾として、雷門を壊してやる。

昔の母校だとか、なんだろうが あたしに関係ない。
あたしの目的は雷門を潰すことのみ。








ベンチの周りに全員を集めろと熊沢さんはあたしに言って、試合前のミーティングは始まった。





あたしは黒木の横に立って、熊沢さんの話を聞く。



「黒木、あたしは熊沢が今回の試合でいい指示を出せるとは思えない。」


「結果が全てだ。」

「よく言うよ。」



あんたがそう言って雷門に勝てた試がないじゃないか、なんてあえて言わない。



黒木の感が当たらないのはこの雷門に吹く風のせいかな。



なら、その風を障壁で塞ぎ込んでしまえばいいじゃないか。

あたしは熊沢さんのミーティングを抜けて、観客席から試合をみることにした。





「みやこ、」



「ふぶ、きくん…」


階段の一段目に吹雪くんの姿


会いたくなんて、なかった。
君にあってしまったら、あたしの何かが壊れそうで。





吹雪くんの横を通り抜けようとすると、吹雪くんはあたしの手首を強くつかんだ。



「痛いよ、」


「この試合で雷門が勝ったら、君に話があるんだ」



知らない、聞きたくない
もう、判んないよ。


吹雪くんはどうしていつもあたしを揺さぶるの?



昔のあたしに戻さないで、触れないで、あたしの過去に。







          ( 崩れ始める )



12.Only to protect oneself. ( No.15 )
日時: 2012/01/17 12:57
名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)




始まった雷門との試合。


もちろんあたしたちに有利なスタジアムであるのは当然で。



勝つのは白恋。
雷門はここであたしたちに負ける運命。



雪村くんがいることで、君たちを1番敏感にさせる。






『この試合で雷門が勝ったら、君に話があるんだ』


「——— …」

吹雪くんとすれ違ったときに捕まれた手首がまだ熱い。




話なんて、聞きたくない。

あたしはまた昔の「あたし」に戻ってしまうから。

封印した気持ちが蘇ってしまうから。



負けない。



吹雪くんの大切な雪村くんを盾として



ずるいあたしは勝つための糧をつくりだすの





          ( 自分を守るためだけに )





13.Are you good in this? ( No.16 )
日時: 2012/01/17 13:23
名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)




「このフィールドなら、白恋の100%を発揮できる」


「…そうですね。」



スケートリンクのように滑るフィールド



このフィールドに慣れるのに、雷門はそう時間をかけないはず。
雷門の選手の誰かが気がつきさえすれば勝利の風は雷門に向く。


だけど大丈夫。


あたしたちには絶対障壁がある。



破られたところで白咲くんが止めてくれるに越したことはない。





「逃げないで、ここでちゃんと見ていてくださいよ。」

「何言ってるの?」
「さっき、フィールドから出て行ったのはどうしてですか?」

「え?」



雪村くんのたれ目が、あたしを鋭く睨む。



吹雪くんを裏切り者だと吹き込んだのはあたしだった。

彼にとって一番の信頼者だったのに。


あたしは壊した。
吹雪くんを信じる気持ちを。

踏みにじった。
吹雪くんに憧れる気持ちを。



雪村くんは知っている。

あたしが吹雪くんを好きだったことを。



「逃げないよ…」

「逃げたら、許しません」
「…っ」


あたしよりも少しだけ小さい雪村くんがあたしのあたまに手を置く。


年下のくせに、生意気な子。




「俺も守山さんも、あいつに終わりを付けるんです。」

「ピリオドってカッコいい言葉を使えば良いのに。」
「言いませんからね、そんな恥ずかしいこと」

「言ったら言ったで面白いけどなあ」

「俺を笑いものにするんですか?」



雪村くんの久しぶりの笑顔にホッとしたように感じた—— 。




           ( これでいいの? )



二章. ( No.17 )
日時: 2012/01/19 15:45
名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)



何かの犠牲なしには生きてゆけない


何かの代償なしに生きてゆけない





あたしはそれを全て払ったら、
この辛い気持ちから解放されるのかな


会いたい、会えない

好き、
伝えたいよ


ありがとう、




さようなら。






何色にも染まれないあたしの心の紙には


走る線と

涙だけでいい。




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