二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 痛む箇所にキスを [ inzm小説集 ]4000Hit感謝
- 日時: 2012/12/03 23:42
- 名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)
- 参照: Name Change!もずく・→兎欠_toKEtU・
( ※ ) 現在黒子に浮気中。
→@ . あなたが生まれて 僕が生きて
→@ . 言わないでね さようなら、なんて
永久を誓い合う。
§ ::: 工業女子(主)の妄想・自己満足小説
§ ::: 無理な方は戻るボタン連打で疾風ダッシュ←
あてんしょんぷりーず(´^ω^)!
現役JK留年危機直面だがしかし勉強はしない。
宮野真守を愛しすぎて病んでる加工食品(^ω^)
題名はそこから頂いていますのでお見苦しい
ところもありますが1作だけでも目を通して下さ
れば懐きます、そりゃもう。はい。
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start ⇒ 2012/01/09〜
唄::: トロイメライ
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- [My world]003*悲しい心隠すように。 ( No.153 )
- 日時: 2012/02/28 17:25
- 名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)
「もしもし」
『アッくーん』
いつもの透き通るような、透明感のない声。
さっきまで泣いてましたって感じの掠れた、詰まったように聞こえた。
「何だよ、珍しいな電話してくるなんて。」
『何も無いよ?』
「じゃあかけんな」
『ひどい…アツヤの馬鹿あ!』
やばい、言い過ぎた。
花弥の声が聞こえなくなって、不安になる。
ごめん、本当は嬉しいんだ。
でも素直に伝えられないから、裏表反対に言葉が出ちゃうんだ。
「ごめ…」
『なーんてね!心配した?』
いつもの明るい声に切り替わる。
「は?」
いままでの俺の反省をひるがえすような花弥の元気な声に驚いた。
いや、もう驚くを通り越してムカついてきた。
『「ごめん」って言いかけたでしょ!アツヤに謝られたの初めて!未遂だけど!』
「う、うっせえな!切るぞ!?」
『アツヤ』
花弥の声がまた、沈む。
何なんだ今日は。暗くなったり、明るくなったり。
花弥はしばらく黙ると、もう1度俺の名前を呼んだ。
『アツヤ…あのね』
次の言葉を無言で待つ。
なかなか言おうとしない花耶に、焦りを覚え始めた俺は手汗が半端じゃなかった。
ケータイを持つ手が震えた。
最悪の事態を想定してしまうと、恐ろしく怯えてしまう俺を俺自身初めて知ったんだ。
別れ話だったりしたら、俺はその時どんな返事を返せばいい?
『声聞きたかっただけだから』
「あ?」
『だから、声が聞きたかっただけ』
そんだけか!
安心した俺はまた、裏表逆の言葉を投げかける。
「お前…うぜーわ本当」
『きゃー、ごめんねアッくん!えへへ』
ブツリと電話を切る。
( 悲しい心隠すように )
- Re: 【稲妻/GO長編集*完結あり】 ( No.154 )
- 日時: 2012/02/25 17:25
- 名前: 蒼炎 (ID: hj9a4sJB)
え、良いの!?ありがとう〜!!><
白菜「顔文字それしか浮かばなかったんだ・・・最低だね」
だってだって、嬉しすぎて思考回路パンクしちゃったから・・・!
白菜「してしまえ。そして二度と戻らないで」
ひ、酷い・・・!
そう言えば、合作の相談はどうする?
- [My world]004*待っていて会いにゆくよ。 ( No.155 )
- 日時: 2012/02/28 17:26
- 名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)
クルクルとシャープペンシルを指で回す。
机の上に乗せられているだけで解かれていない問題集の上で頬杖をつく。
ちくしょう、集中できねえ。
カシャン、
シャープペンシルが音を立てて指から滑り落ちた。
その勢いで頭をガシガシ掻くと、隣で勉強していた士郎がため息をついた。
「アツヤ、花弥ちゃんに会いに行けば?」
「何でだよ」
「何でって、それはアツヤが1番知ってると思うけど」
士郎はまた問題集に目を向ける。
気になるって、何を。
「なんだよ士郎、言えよ」
「僕がアツヤの恋愛事情まで判るわけないでしょ。双子とは言っても。」
半分呆れたように返されたな、今。
俺のほうを見もせず言ったし。
てゆーか恋愛事情て。乙女か。
「もしかしたら花弥ちゃん待ってるのかもよ〜?」
「行けばいいんだろ!」
乱暴にイスから立ち上がってドアを開けて階段を駆け下りる。
待ってろ花弥、絶対に許さないからな。
俺をこんな混乱させるなんて。
( 待っていて会いに行くよ。 )
- 蒼炎・ ( No.156 )
- 日時: 2012/02/25 17:38
- 名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)
いいよいいよ〜^^
合作の相談はリク依頼・相談掲示板にスレッド立てとくよ!
- [My world]005*寂しいと泣いている。 ( No.157 )
- 日時: 2012/02/28 17:27
- 名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)
「花弥」
ケータイを耳に押し当てる。
若干の苛立ちも、いざ花弥の家の前まで来てみると消えてしまった。
ただあるのは会いたい気持ちだけ。
妙に顔がみたくて、心配で。
なんでさっきの電話をよこしたかなんてもうどうでもいい。
『…どうしたの?』
また泣いた後のような掠れた声。
「外」
『え?』
「外にいる。」
2階のカーテンがゆっくりと開かれてゆく。
やけにスローモーションに見えた。
花弥は俺の姿を目に映すと窓を開けてケータイを耳から離す。
「アッくん…」
ほら、やっぱり泣いてた。
花弥の瞳から流れる涙が電灯の明かりに反射して光る。
「花弥」
抱きしめたい。
この腕に、しっかりと。
何でこんな感情が溢れ出るんだろう?
「アツヤ…寂しいよ」
ああ、そうだった。
花弥は1人が嫌いなんだ。
花弥の家に明かりは灯っていない。
つまりあいつは今1人ぽっち。
「アツヤ、一緒にいて…」
( 寂しいと泣いている。 )
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