二次創作小説(映像)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 痛む箇所にキスを [ inzm小説集 ]4000Hit感謝
- 日時: 2012/12/03 23:42
- 名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)
- 参照: Name Change!もずく・→兎欠_toKEtU・
( ※ ) 現在黒子に浮気中。
→@ . あなたが生まれて 僕が生きて
→@ . 言わないでね さようなら、なんて
永久を誓い合う。
§ ::: 工業女子(主)の妄想・自己満足小説
§ ::: 無理な方は戻るボタン連打で疾風ダッシュ←
あてんしょんぷりーず(´^ω^)!
現役JK留年危機直面だがしかし勉強はしない。
宮野真守を愛しすぎて病んでる加工食品(^ω^)
題名はそこから頂いていますのでお見苦しい
ところもありますが1作だけでも目を通して下さ
れば懐きます、そりゃもう。はい。
▽ メニュー !
なかま [>>285]
たたかう [>>287]
にげる [>>308]
start ⇒ 2012/01/09〜
唄::: トロイメライ
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102
- [My world]笑って今日も泣いている。 ( No.277 )
- 日時: 2012/03/29 13:54
- 名前: もずく・ ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://mynmmr0608.anime-voice.com/
全てを、知った。
決して、理人や士郎の口からではなく
このカセットテープに焼かれた記録の声から。
花弥は病気だった。
筋肉が衰え、やがて死んでいく恐ろしい病。
何で、誰も言ってくれなかった?
知りたかった。支えたかった。アイツの事を。
もう、この世には居ないのか?
花弥…花弥…!!
とっさに開いたケータイの画面に映った、理人の名前。
「もしもし」
『アツヤ、今どこ?』
「実家…」
コイツも、花弥の居場所を本当は知っている。
このカセットテープで花弥が言っていた。
理人は花弥の…友人。
花弥と理人は同じ小学校出身だったと。
花弥が病で倒れてから、俺を支えて欲しいと願ったと言っていた。
それから俺と理人は出会い、俺が花弥を忘れるために理人と付き合い始めた。
そんなことも知らず。
『アツヤに話があるの』
( 笑って今日も泣いている。 )
- [My world]015*雲は流れどこまで行くの? ( No.278 )
- 日時: 2012/03/29 14:19
- 名前: もずく・ ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://mynmmr0608.anime-voice.com/
「アツヤ、花弥に会いたい?」
目の前で正座して座る理人。
突然の発言に、言葉を失った。
このカセットテープを見つけ、士郎を問い詰めてから1ヶ月を過ぎた頃
俺は士郎の言葉を無視してやっと初めて聞いた花弥の真実。
そして今になって会いたいかと聞いてくる、理人。
「…なんで」
「会いたいんでしょ?花弥も会いたがってるよ」
「会いに行けば何か変わるのか?」
「過去は変わらないよ。でもあの時は仕方なかった。花弥だって辛かったんだよ」
お前が、何を言っているのか俺には理解できない。
会いに行く、今更?
会いたい。会いたい。会いたい、でも会えない。
どんな顔して会えばいい?
一度は花弥など忘れて恋に落ちた理人を裏切って
どんな顔をして会えばいい?
「判ってるよ、判ってたよ。私じゃ花弥に勝てないって。無理だって。
花弥に頼まれてアツヤを支えてた、カセットテープを聞いたならもう知ってるでしょ?
…でも、好きになってしまった。アツヤが好きだった。
私をちゃんと好きになって欲しかった。」
「俺はお前がちゃんと好きだった」
「違う、それは、違うよアツヤ。アツヤは花弥を忘れるための隙間を、
私で埋めようとして錯覚してしまっただけ。」
隙間、錯覚
花弥を忘れられなかったから、理人で埋め込もうとしていた想い
俺
なに…してんだろう。
理人はちゃんと判ってた。利用されていると、気づいてた。
でも理人は利用されていると気づいていても、俺を支えてくれた。
卑怯者だな、俺。
( 雲は流れどこまで行くの? )
- [My world]016*悲しい気持ち分つ夜に。 ( No.279 )
- 日時: 2012/03/29 14:38
- 名前: もずく・ ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://mynmmr0608.anime-voice.com/
ごめん、ありがとう理人
こんなにも卑怯で、残酷で、最低な男を好きになってくれて。
でも、これだけは言わせてくれないか。
理人で隙間を埋めようなんて思った事は、1度だってなかった。
錯覚だとしても、ちゃんとお前を好きだという感情を抱いたことは沢山あった。
ありがとう。
俺は理人に教えられた病院へと駆け込む。
花弥はまだ生きている。
それだけで嬉しかった。
もう1度会って…会って、何を話そう?
ごめん、辛かったよな?
馬鹿、一人で抱え込もうとして?
愛してた、愛してる?
ちがう、全部違う。
304号室の下に書かれた「佐藤花弥」の名前。
静かにドアを開けると感じた鼻を突くような消毒の匂い。
士郎はそこにいた。
丸椅子に腰掛け、花弥の痩せこけた手を握り締めている。
「聞いたんだね、アツヤ。全部、全部。」
「ああ」
ゆっくり振り返り、俺の目を真っ直ぐと見つめた士郎。
「受け入れられる?この、真実。この、現状を。」
喉が痞えた。
ふるふると身が震える。
「受け入れる。俺は…花弥をもう、この手から逃がしたりはしない。支える」
「好きって感情だけで、本当に支えられると思うの?」
「支えてみせる。支えられる。」
士郎の顔がいつもの優しい笑顔に変わり、ホッとした。
花弥。
支えるから、俺。
支えてみせるから、俺。
お前の笑顔をもう1度、あの頃のように見せてほしいから。
( 悲しい気持ち分つ夜に )
- [My world]最終話*My world ( No.280 )
- 日時: 2012/03/29 14:53
- 名前: もずく・ ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://mynmmr0608.anime-voice.com/
身の毛もよだつような寒い寒い冬が、やって来た。
毎日欠かさず花弥の病室へ足を運ぶことで、看護師の間では有名な存在の俺。
サッカー辞めたんですって?
そんな声を掛けられたって苦痛ではない。
俺はプロリーグを辞めた。
それは、俺なりのケジメでもあるし、花弥の傍に居たいということでもある。
士郎も理人もそんな俺を止めはしなかったし、寧ろ「いいんじゃない」と笑った。
「よお、花弥。起きてるか」
返事があるわけでもないのに、今日もドアを開けると同時に投げかける言葉。
しかし今日は違った。
「ふふ、ふふふ!!」
花弥の意識が
あった。
駆け寄り、顔を覗き込む。
目もしっかりと開いていた。最近、少しだけ動くことはあったものの
目を開けたり、喋ろうとすることは無かった。
「花弥っ…花弥!!!」
「ふふう、」
抱きしめた。強く、強く。
完全に喋れる程喉の筋肉がついていないのか言葉になってはいないが
俺にはちゃんと、伝わってるから —— 。
My world 完結 2012*0329
- [My world]あとがき。 ( No.281 )
- 日時: 2012/03/29 15:03
- 名前: もずく・ ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://mynmmr0608.anime-voice.com/
完結しました。
いやあ、若さって不思議だなあって思いました←
とゆうか今日更新したやつは、無理矢理話をこじつけました。
すみませんwww
小説の解説をしていこうと思います。
My worldのお題は「生命」「距離」「選択」です。
前回作の[I think of you...]と似て非なるものに完成したつもりが、
いつの間にやらあたしの思考がどんどん可笑しくなり
「ああもういいや諦めよ」って事で何かgdgdな終わり方になりました。
あたしが1番この小説で何が伝えたかったかと言うと、「愛」なんです。
間違った愛でも、1度は本気になることは誰しもがあります。
好きでもないのに人は人を愛せません。
だからこそ、気づいて欲しい。愛を貫き通して欲しいということを。
あ、言ってること訳わかんないですねすみません。
この小説を見た方に少しでも伝わったのなら、幸いです。
もずく・ 2012*0329
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102
この掲示板は過去ログ化されています。