二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 小さな書庫の騒動【短編集】
- 日時: 2016/03/19 18:19
- 名前: ブレイジング・フレア・ドラゴン (ID: zSZyy9Vi)
ようこそ我が小さな書庫へ。ここでは様々な著者が綴っていった作品を保管しており、皆様に楽しく読んでいただくために図書館として併用している保管庫です。
あ、だからといって貸し出しは厳禁ですよ?
では、この書庫の様々な作品をお楽しみ下さい。
タグ1:ヴァンガード ヴァイスシュヴァルツ リリカルなのは スマブラ ダン戦 ぷよぷよ ポップン オリキャラ ミルキィホームズ
タグ2:キャラ崩壊 オリジナル要素 百合表現あり なのフェイ
お知らせ>>638
『今は抹消したい駄作』
とあるキャラの諸事情>>1-2
祝福の風は一陣の風となりて>>3-5
聖夜のドタバタ体験記>>8-10
ヴァンガード認識試験>>17-18
クレイについて(2013年番)>>30-33
『依頼書まとめ』
QUEST1>>346-352
QUEST2>>361-367
QUEST3>>400-407
QUEST4>>499-505
QUEST5>>538-547
QUEST6>>816-821
QUEST7>>843-848
『映画を基にした本』
[天空の国エンジェランド]
第1章>>11-12
第2章>>15-16
第3章>>35-38
第4章>>39-42
第5章>>45-50
[怪盗と探偵の争奪劇]
前書き>>641-642
怪盗>>643-645
探偵>>651-653
争奪>>654-658
『長く続いた日記』
[行楽の秋]
旅館編>>55-58
宴会編>>66-68
一日の終わり>>85-87
特別編>>100-105
紅葉狩り編>>114-119
季節外れの肝試し編>>126-130
[jokerに繋がるストーリー]
むらくも>>256-258
エンジェルフェザー>>259-261
ネオネクタール1>>291-292
ダークイレギュラーズ&グリムホロウ>>293-295
[記憶喪失と夏祭りレース!]
前編>>416-421
中編>>428-433
後編>>439-446
[死と隣り合わせの料理会]
準備編>>571-575
前編>>582-586
後編>>601-607
結果発表>>624-629
[2ちゃんネタシリーズ]
ヴァンガちゃんねる1>>328-330 2>>338-340
すまちゃっと>>477-478
だっちゃんねる>>662-665
『色々なオムニバス』
祝福の風の厄日>>19-25
ハロウィン狂騒曲>>77-80
本当に酷い赤ずきんの話>>136-140
異世界を巻き込んだ事件
前編>>149-153
後編>>164-168
新たなオリキャラとシスコン同盟会>>182-186
ダンボール戦機とリンクジョーカーでアンジャッシュネタ>>198-201
テストネタ>>209-213
金髪(かなかみ)乱れて修羅となりて>>226-231
THE・没ネタ>>242-245 2nd>>518-521
二つのスピカは相対する。>>263-268
人魚の報復物語>>274-279
ゲームの世界にようこそ!>>301-306
GWでも騒動はやってくる1>>310-311 2>>312-314
氷の狙撃手と光の剣士の先導者1>>374-378 2>>389-394
あっちこっちパロで質問ネタ>>455-460
プロローグ>>485
伊吹コウジ君の退屈>>486-487 桜庭道子ちゃんの憂鬱>>488-489
新春混沌すごろく祭>>560-566
Fleet of silver soul>>673-678
ポケホームアローン>>694-697 ポケホームアローン2>>705-709 答え合せと悪ふざけしたおまけ>>721
桜の花と共に来た依頼>>722-728
ショートランドの艦これ日和>>739-744 2>>758-762
君がいた夏は……>>768-772 後半戦>>783-792
戦姫絶唱しないシンフォギア番外編>>803-806
錬金術師とのカードバトル>>834-839
先導者と定理者>>858-860
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- jokerに繋がるストーリー:その4 ( No.258 )
- 日時: 2014/03/01 18:52
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: 3CAtWHbZ)
ジライヤに倒された翌日。治療とこの世界を知る為にユキと共に町に出ていた。
だが、シグナムはなぜか朝から体調が優れないとの事で療養中です。
アルフ「それにしても随分古典的な……この世界ってこれが普通なのかい?」
ユキ「ううん。すっごい大きな大陸があって、むらくもはそのおっきな大陸の中にある場所なんだよ!」
アルフ「つまり……ここはそのむらくもって所に属する場所……なの?」
正直、この世界の事などに関してはちんぷんかんぷんな応えにアルフも頭がショートしかけてた。
因みに今はアルフもシグナムも、馴染む為にユキが買ってきた着物姿になっている。
とにかく、ここは様々な地域でそれぞれ文明が独立しているのは解った。
一応は理解した彼女の元に、一人の少年が門からやってくる。赤い着物を着た少年だ。
?「ユキ、そいつか?」
ユキ「櫂!」
ユキが親しげでいるからするに、彼女の知り合いだろう。
その櫂と言う人物にアルフも自己紹介をし、何故ここに来たかを尋ねる。
櫂「先日起きた地球とエルトリアという惑星に起きた襲撃事件でこの世界に飛ばされた者がいてな。俺達はそいつらの保護を優先事項に動いている。お前もその保護対象に入っている」
アルフ「え?エルトリアも!?」
櫂「知っているのか?」
アルフ「前の事件で知り合ったんだよ。そいつらも保護したのかい?」
櫂「いや、まだ2人だけしかない。これで3人目……。——!」
櫂が言いかけた瞬間、何かの気配を感じ取ったかのように目を見開いた。
その傍ら、ユキも何かを察したかのようにある方角に顔を向けていた。
アルフ「え?何、どうしたの?」
その中で唯一気付いていないアルフは両者の行動に戸惑いつつ2人の顔を交互に見る。
櫂「この反応……!向こうか!」
アルフ「何がどうなってんだよ〜!!」
咄嗟に走り出す櫂とユキに連れられ、訳が解らない状況に陥りつつも後を追うアルフ。
そして河原の通りまで来た時、更に理解不能のどん底に突き落とされる。
アルフ「……なんだよ、これ……!?」
見たのは激しく燃え盛る紫の炎。それが意思があるかのように九尾狐を形作っていた。足をつけた芝生は瞬く間に灰となり、岩に付いた紫色の炎も消える事無く燃え盛る。
顔は悪鬼羅刹の如く怒りに満ち、咆哮が天を轟かせる。
櫂「暴走ライド……!ユキ、抽出はしてなかったのか?」
ユキ「う……ゴメン……;」
櫂「してなかったのか……;」
ユキがばつの悪そうな返答をすると櫂はがっくりと肩を下ろす。
落胆している内に九尾狐がこちらに気付き、ぎん、と目を光らせる。
櫂「!目を瞑れ!」
アルフ「え!?」
櫂に言われて咄嗟に目を瞑る2人。九尾狐の光が収まった直後、九尾狐は弾丸の如く駆け出し、櫂に炎の右前足を叩きつける。
それを間一髪で後方に跳んで避ける櫂。彼が先ほどまでいた場所は紫の炎が揺らぎ、砂利の石さえ溶けて形を変えていた。
櫂「直ちに封印に取り掛かる!ユキは分身で相手を錯乱しろ!あとアルフ!お前は援護系の魔法は使えるのか!?」
アルフ「え!?あ、確かに使えるけど……」
櫂「ならお前はユキの補助に回れ!」
櫂が先陣を切って突入し、ユキも走りながら印を結ぶ。
ユキ「影分身の術!」
叫ぶと同時にユキの姿が10、20と増えていき、そのまま九尾狐の陽動に入る。
時に飛び道具でけん制を、時に飛び掛るなどをして気を引く。更にアルフのチェーンバインドとリングバインドの2重がけで口と四肢の自由を奪う。
九尾狐「がぁるるぁああああああああああ!!!!!」
だが、九尾狐ももがく様な雄叫びを上げ、強引にバインドを打破してしまった。
そして標的をアルフに定めた獣は9つの尾で飛び掛っていたユキを全て振り払い、猪の如くアルフに突っ込んできた。
当然アルフもその攻撃を避けようとした。だが、突如足に違和感を感じたと思ったら足が棒の様に固定されて動かなくなってしまう。
アルフ「っ、バインド!?——ヤバイ、やられる!」
いつの間にか仕掛けられた拘束魔法に両足を封じられたアルフは避けられない攻撃を覚悟して目を硬く閉じた。
だが、いっこうに衝撃が来ない。不思議に思ったアルフが閉じていた目を開くと、誰かが攻撃を受け止めていた。
ジライヤといいユキと言い自分が見たことの無い衣装と兜。身なりからして人ではなく、爬虫類の類が人となって衣装を身にまとっているようだ。ただ、腕が4本多いような気がするが。
櫂「マンダラロード!」
マンダラロード「異国の名で呼ぶな。まあ、頭の方は合っているのが癪に触るがな」
マンダラロードと呼ばれた竜は冷たく応えると九尾狐を押し戻す。
そしてアルフの足元に苦無を突き刺し、彼女を抱えて後方へと跳んだ。
アルフ「な、なにやってんの!?早く封印を——」
マンダラロード「もう済ませた。見てみろ」
アルフの言葉を軽くいなした彼は一本の腕で印を結ぶ。その途端に九尾狐のいる場所を取り囲むように線が引かれ、瞬く間に五芒星となり、輝きが増していく。
輝きが増すに連れて九尾狐は苦しむ様に暴れだして五芒星から逃れようとのた打ち回る。だが、地面に描かれているだけの線から外に出る事無く、一際大きな雄叫びを上げて消滅し、後に残ったのは騎士甲冑を身に纏ったシグナムだった。
アルフ「終わったの……?」
マンダラロード「ああ。暴走ライドと言うのは人の負の感情が爆発した化身。大方そこで転がっている奴らが頭にくる暴言を浴びせたのだろう。人は怒りの臨界点を突破するとありえない力を発揮すると言う。暴走ライドもその類とあれば解るだろう」
河原の傍で転がっている数人の浪人を見て事の発端を理解した。
その浪人達は魂が抜かれたかの様に動かず、目はうつろとなっていた。
マンダラロード「もう無駄だな。強い幻影を見せられて精神が崩壊している。櫂、その者とアルフの受け渡し、確かに完了した」
櫂「後の事はお任せします。アルフ、来い」
アルフ「……」
マンダラロードの言葉を承諾した櫂は動かないシグナムの肩に担ぎ、アルフに声を掛けた。
だが、アルフは動かずにユキの所に歩み寄る。
アルフ「頼む……あたしにさっきの魔術を教えてくれ!!」
ユキ「ふにゃっ!?」
マンダラロード「何ぃ!?」
突然言い出した事に、マンダラロードは鬼のような形相か一転、ヒョットコの様に口を尖らせて講義を申し立てた。
マンダラロード「貴様正気か!?我らむらくもの忍術を教わりたいだと!?馬鹿も休み休みいえ!一朝一夕で忍術を会得できるわけがないだろう!」
アルフ「何もジライヤやアンタみたいなもの凄い術を教えてくれなんて言わないよ。あたしの戦い方に応用できる一部の術だけで十分さ!」
アルフがマンダラロードとの口論の後、「それに……」と続ける。
アルフ「あたしらの常識がここじゃ通用しないのが良く解ったよ。ここでの常識を学ばなきゃ、この先またあの時のような事が起きる。凄く悔しかったよ。凄い後悔の念が襲ってきた……もう嫌なんだよ!あんな思いをするのも、フェイトを……あたしのご主人様を守れないのも!」
マンダラロード「それで忍術を学ぶと?」
ぎん、と鋭い視線にアルフもゆるぎない視線で「その通りだ……!」と応える。
しばしの沈黙が過ぎた後、マンダラロードは街に戻ろうとした。
マンダラロード「その覚悟が本当なら認めてやろう。だが、もし修行中に貴様が一度でも弱音を吐いたり、その覚悟に背く真似をした時は……」
そこまで言うとくるりとアルフを見て、腰に差した一本の脇差の柄に手を添える。
マンダラロード「直ちに斬り捨てることを覚えておけ」
その言葉の後、そこにいたマンダラロードは霞の様に忽然と消えていた。
アルフは先ほどの言葉を承諾と受け取り、早速ユキに修行を頼んだ。
アルフ「じゃあ、早速頼むよ!」
ユキ「うー!——ユキ、あんまり人に教えたこと無いけど頑張る〜!」
それが、アルフのこの世界で学ぶ、新しい魔法を学ぶ最初の一歩だった。
書き込みはまだ。
- jokerに繋がるストーリー:その5 ( No.259 )
- 日時: 2014/03/01 18:55
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: 3CAtWHbZ)
むらくも編が終了し、次の話へ。
ヒロ「それがアルフさんが忍術もとい、アサシック・スキルを習うきっかけだったんですね」
シュウ「そしてシグナムに狐耳と尻尾が付いたんですね解りました」
ジャック「でもさ、影分身の術はともかく忍刀の術を使う必要なんてあるか?お前の圧縮した魔力を拳に纏わせてたたき潰すのがセオリーだろ?」
アルフ「あぁ、あれは水辺の戦闘や表面からの魔力を通しにくい相手に使うだけだよ。これは魔力を多く送ればそれだけ刀身も伸びるから案外使い勝手もいいし」
倖「伸びるって、孫悟空の如意棒じゃあるまいし;」
シュウ「まぁありがとな。参考にはなった」
アルフから一通り話を聞いたシュウ達は腰を上げ、別の場所に行こうとする。他の人達の話しも聞きに行く予定なので、今回はここまでだ。
シュウ達は立ち去る時にアルフに礼を言い、次の場所へ向かって行った。
†
シャマル「クレイに飛ばされた時の事?」
次に訪れたのは八神家。リビングにいたシャマルの言葉にはやてとツヴァイとリインフォース、そして遊びに来ていたレッカも思い出す様に呟いた。
レッカ「あー、確かにそれが原因でクレイに飛ばされたんだよね?」
千沙「ああ。倖達がどうしても聞きたいって言うし、あたしもなんか興味があるからな……って、おい?シャマルの様子が変だぞ?」
ヒロ「本当だ、なんか視線が明後日の方を向いてるんですけど;目が虚ろなんですけど;」
シャマル「飛ばされた……時……」
ヒロ「シャマルさん!?ごめんなさい!何か酷い事言ったんなら謝ります!元気出して!?」
相当なトラウマがあったらしい。ヒロの必死の謝罪もスルーして明後日の方角を見つ続けている。
だが、
はやて&ツヴァイ(´・ω・)←期待の眼差し
シャマルΣ(・ω・;)
はやて&ツヴァイ(´・ω・)キキタイヨー……
シャマル(・ω・;)……
で、結局……
シャマル「本当は語りたくなかったのに……OTL」
ジャック「ドンマイ;」
千沙「よくやったはやて。後でたこ焼き奢ってやる」
はやて「???」←個人的に聞きたかっただけ。
観念したシャマルは傷を抉り返すような苦い顔で語り始めた。
シャマル「スイコさんから聞いた話だと、私はエンジェルフェザーの敷地内に落ちたみたいで、その直後にスイコさん達が私の治療を引き受けてくれたの。それで私が目を覚ますと……
レッカちゃんに襲われて——」
シュウ&ジャック「待て待て待て待て待て待て待て待て!!」
一つ聞かせろ。何でいきなり襲われてんの!?何をどうしたら治療後にセクハラを受ける状況に陥ったんだ!?
突然セクハラされると言う事態に思わず待ったを掛けてしまう。ヒロと千沙はいきなりシャマルが襲われた事に仰天しつつもツヴァイとはやての耳に手を当てるという防音対策は怠らなかった。
ジャック「何故にセクハラ!?何で病み上がりの患者相手にセクハラ仕掛けられてんの!?」
シュウ「つーかレッカもレッカだろ!!お前俺らの世界じゃスイコとコーリンと同じアイドルなんだぞ!!アイドルがセクハラするなんてスキャンダルもいいとこだよ!テメーにゃ自覚っつーもんが欠けてるのか!?あぁっ!?」
レッカ「がたがた言わないでよ。こっちはこっち、シュウ達の世界はシュウ達の世界でしょ?何もこっちのあたしの事が向こうのスキャンダルになる訳無いでしょ?それにさ……
あんな可愛い人を見たら、誰だっていたずらしたくなっちゃうでしょ!?」
まさかの開き直り発言に純粋組みとレッカとシャマルを除く全員が(°Д°)ポッカーン。
だがそれと同時にある一言が一同の心に思っていた。『コイツ、後で絶対潰す』と。
はやて「倖さん?何で私の耳塞でいるんや?よー聞こえへんよ〜?」
ツヴァイ「リインも聞こえないですよ〜?」
リインフォース「主達は知らなくていい……;」
ジャック「もうセクハラはいいから;それで?続きは?」
シャマル「襲われそうになった所をスイコさんに助けてもらったの……本当にどうなるかと思ったわ;」
次から回想。つか、いきなりセクハラって……;
- jokerに繋がるストーリー:その6 ( No.260 )
- 日時: 2014/03/01 18:59
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: 3CAtWHbZ)
〜回想編02:エンジェルフェザー〜
スイコ「本当にごめんなさいね。うちの馬鹿な義妹(いもうと)が迷惑をかけて」
シャマル「あ、はぁ……;」
スイコ「全く。抽出はオペの必要は無いし、大体そんないかにもセクハラしますよ的な行為はしないわよ?」
レッカ「も〜、あたしは患者をチェックしようとしてたんだよ?それをセクハラだのとやかく言って邪魔するのも医者の仕事なの?」
スイコ「患者の安全を守るのも医者の仕事です」
口を尖らせるレッカにスイコは正論を述べて一蹴する。
そしてシャマルに向き直ると謝罪と共に自己紹介をする。
スイコ「さっきはごめんなさい。私はウルトラレア部隊隊長、スイコと言います。それで、この子はアタッカーのレッカ。どうにも貴方みたいな人を見ると悪戯したくなっちゃうのよね;」
シャマル「あはは……;私は時空管理局医療班所属のシャマルと言います。ところでここは……地球の病院……じゃあないですよね?」
スイコ「あら、意外と冷静なのね?丁度よかった。ここは第100管理外世界、通称惑星クレイと呼ばれる世界で、ここは起動病棟フェザーパレスの病室内よ」
シャマル「起動病棟……」
スイコの言葉を復唱した後、シャマルは想像した。
——アースラの様に時空間を渡る海鳴大学付属病院を。
流石にそれは無いと首を振ってそのイメージを払拭する。それと同時にある事に疑問を抱いた。
シャマル「そういえば医療にかなり慣れているみたいだけど、いつから医療班に所属したの?」
スイコ「そうね……ざっと6年くらい前かしら?」
レッカ「あたしは3年とちょっとだね」
シャマル「2人ともそんなに早くお医者さんになったの!?」
スイコ「エンジェルフェザーに所属している天使の殆どは、幼少から医師になる志が自然に生まれるのよ。この地域じゃ珍しいことじゃないわ」
レッカ「中にはあたしらより小さい時に医者になるのを決めたのもいるからね」
スイコに続いてレッカの言葉に思わず言葉を失った。自分はまだ医者としては半人前なのに、エンジェルフェザーと言う医療組織は相当熟練された組織らしい。
一通り話を終えるとスイコはシャマルにあるものを渡す。
スイコ「それとこれ」
シャマル「え?」
ふとスイコがシャマルに一つのデッキケースを渡す。
こんな物を貰う道理は無いと慌てて返却しようとするが、レッカがそれを止めた。
レッカ「それはシャマルのコアから出たカードだよ。自分のものなのに誰かに渡すなんて、変なの〜?」
シャマル「私のコアから……カードが???」
スイコ「貴方の……いえ、ひょっとしたら貴方の仲間全員は何らかの加護を誰かが人為的に受けたみたいね。それでこのデッキが生まれた……」
スイコの話についていけないシャマルは渡されたデッキから1枚のカードを抜き取る。
青い髪をなびかせ、右手に激しい電流を放出する電動式丸鋸を付けた天使のカードを。
レッカ「回転する剣(サーキュラソー)キリエル。面白いカードね」
シャマル「ヴァン……ガード……これ、何のカードなの?」
至って他愛も無い質問にスイコとレッカは思い切りずっこけてしまう。
無理もない。シャマルはカードゲームの類を知っているどころか、寧ろ今日産まれて初めてカードゲームのカードに触れたのだ。これで『知ってる』なんて答えたらどうするつもりだろう。
レッカ「あ、あのねぇ……;ん?通信。コーリンからだ」
やっとこさ起き上がったかレッカに通信のディスプレイが空中から映し出される。
ディスプレイの着信ボタンをタッチすると、金髪の凛々しい少女が映し出された。彼女がコーリンだろう。場所はどこかの森の近くの港らしく、生い茂る木々とが見える。
コーリン『こちらコーリン。報告する事があるから伝えておくわ』
スイコ「何かしら?」
コーリン『まず、ズー国家のネオネクタール領で一人魔導師の保護を完了したわ。今、聖域行きの船に乗る所よ。昼ごろにはそっちに到着するわ』
スイコ「ありがとう。とりあえず保護した魔導師達の本拠地はここでいいわね?」
コーリン『ええ。お願いね』
コーリンの話によるとネオネクタールと言う所から魔導師を保護したらしく、昼頃にはこちらへ合流できるとの事。誰だか知らないが、シャマルの知る人物らしい。その報告にシャマルは安堵の息を吐く。
ここまでは良かったのだが、次の瞬間コーリンの話からある事に発展しようとは……
コーリン『そうそう、カイトが保護した魔導師への事情聴取の為にそっちに来るから』
スイコ「そう。あの事件が起きてたから大変でしょうね……」
シャマル「あの事件って?」
スイコ「去年の秋くらい前だったわ。私達捜査局の魔導師の一人が無人世界でベルカ魔導師に襲撃を受けたのよ。一人は女性で、もう一人は狼の姿をしたハイビースト。被害は魔導師はリンカーコアを極限まで収縮され、同行していた忍軍も、負傷しつつもハイビーストを撃退。ついでにその無人世界の大型生物が数匹惨殺されたわ」
レッカ「ユキもおかげで数日は動けなかったし、カイトは時空犯罪者を手当たり次第に拷問してたりと……こっちも大変だったわよ;」
シャマル「ユキ……ひょっとして水色のフード付きのコートにミニスカートの子?」
スイコ「あら?どうしてしってるの?」
シャマル「何か特徴的な服だったし、それに時期的にも私達が蒐集を、それも私が外に出ていた時間と重なるのよ」
スイコ&レッカ「……」
スイコ&レッカの理論
↓
シャマルが闇の書事件で蒐集活動に出ていた時期=ユキがベルカ魔導師に襲撃された時期
↓
カイトは襲撃者の顔を知っている=その犯人の片割れがシャマル。
↓
カイトとシャマルが遭遇=つまり……。
スイコ「レッカ!今すぐにシャマルさんを安全な場所に避難させて!」
レッカ「イエッサー!カイトが来る前に何としても隠し通すであります、スイコ隊長!」
シャマル「え?え?」
いきなり慌しくシャマルの避難と言う訳の解らない行動をとるレッカとスイコ。
そのレッカにいきなり手を掴まれ、ベッドから引き摺り下ろされたかと思ったら今度はロッカーに詰め込まれた。
レッカ「いい!?あたしらがOKって言うまで絶対に出ないでよね!?あと、音立てるのも禁止!」
シャマル「えぇ!?それどういう「音立てたら死ぬから」はい;」
無理矢理シャマルを詰め込み、スイコが幻影魔法で先ほどまでベッドのうえにいたシャマルを映し出す。様々な工程を終えたと同時にその病室のドアが開けられ、一人の少年が入ってきた。
少年と言うには顔は中世的で、銀灰色の跳ねっ毛に蒼い瞳。まるでファンタジー物語に出てきそうな魔法使いをそのまま引き出したような少年だった。
カイト「スイコさん、レッカ。魔導師を保護したと聞きましたけど……」
スイコ「え、ええ。この病院の中庭に倒れていたから保護したのよ」
レッカ「患者や看護師の話だと、空から降ってきたみたいだって〜。ロマンチック〜♪」
2人とも顔は笑顔を保っているが、流れる汗が尋常じゃない。
そんな2人をよそに、カイトはベッドの上で眠るシャマル(幻影)を見つける。その途端に級に彼の雰囲気が冷めた。
カイト「その人……」
レッカ「あ、この人!?無理無理、今眠っててさ〜。いつになるのかな〜?「必要ないです。つか、寧ろ好都合ですし」は?」
カイトが冷たく言うと同時に彼の手に魔道書が現れる。シャマルの知る闇の書や紫天の書とも違う、禍々しさを詰め込んだ分厚い魔道書だとロッカー越しに伝わった。
その魔道書が突如開いたかと思った次の瞬間、開けられたページに会とが右腕を突っ込んだのだ!
シャマル(なっ……本の中に手を!?)
レッカ「ま……まさか……!拷問処刑道具を……!?」
部屋でレッカとスイコが身構える中、カイトは突っ込んでいた腕を引きずり出す。その中身は……
レッカ「果物……?」
何の変哲も無い果物だった。毒々しさを感じない、みずみずしい果物を盛り合わせた果物の入ったかごだった。
カイト「それ、その患者さんにやって下さいね」
レッカ「あ、どうも……」
予想外の親切なおすそ分けに目を丸くしながらかごを受け取った。
その後カイトは笑顔でその病室を後にしていった。
足音が遠のいていき、聞こえなくなると、ロッカーからシャマルが出てきた。
シャマル「何か……結構いい人なんだね」
レッカ「予想外だわ……あたし、てっきり虐殺するんじゃないかって思った……あ、なんなら食べる?」
スイコ「それは賛成するわ。最も、食べるんだったらもうちょっとマシなものをお願いしたいけど」
レッカ「は?」
どういう意味か問う前にスイコはかごの中のサクランボをつまみ上げ、それを花瓶の中に入れた。するといきなり花瓶の中から煙が上がり、生けた花が瞬く間に枯れ果て、挙句の果てに解けて無くなってしまった。
シャマル「ええっ!?」
スイコ「この果物、全部猛毒入りの奴ばかりね。しかも水に反応するタイプだから、もし食べてたら……」
レッカ「確実に内臓がどろどろの飲料ゼリーになってたって事なのね……;」
シャマル(((;;;°Д°)))
危く猛毒を食しかけたシャマル。もし食べてたら確実に死は免れ無かったであろう……
後でスイコに聞いたのだが、カイトの持つあの魔道書は『死神の書』と呼ばれる彼のデバイスであり、記されたページの中から本の中から様々な拷問、処刑道具を収納できる機能を持っていて、更に強度の高い結界魔法も記されているのだ。
カイトも愛用しており(何に使うか聞きたくないけど;)、仕事でもよく使っているのだ。更に記されていない白紙のページには新しく拷問、処刑道具を書き込むことでそれを収納、取り出しする事が可能なのだ。
スイコ「早く貴方の主が見つかるといいわね……;その人が見つかったら私も立ち会い人になるからね;」
シャマル「お願いします……;」
ここで回想終了。因みにウルトラレア部隊の3人は義姉義妹関係です。
- jokerに繋がるストーリー:その7 ( No.261 )
- 日時: 2014/03/01 19:07
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: 3CAtWHbZ)
シャマル「その後ははやてちゃんも知ってるよね?」
シュウ「食った瞬間に溶けちまう猛毒……;想像するだけでも怖いなオイ」
話を聞いていたシュウ達も特にカイトの話にゾッと背筋を凍らせていた。
その話にはやても思い出したらしい。
はやて「そういえば、ユキちゃんのコアを抜き取ったゆうてたから、私も謝りに行ったんや。理由がどうあれ、私が事の発端やったのも事実や。知らなかった私にも責任があるんよ」
ツヴァイ「それで、カイトさんははやてちゃんを許したんですか?」
はやて「ううん。許してもろうたんや。皆怖いゆうてるんけど、ほんまはユキちゃんの事、大切に思うてるんやな」
ツヴァイ「それは良かったです♪」
シュウ「じゃあ、俺らはここで——」
シャマルの話を聞き、立ち去ろうとした時にはやてが待ったを掛けた。
はやて「ちょお待って。皆私達の話を聞いてるんやろ?どうせなら私達の話も聞いてくれへん?」
シュウ「え?いいって。俺らは……」
はやて&ツヴァイ(´・ω・)←期待の眼差し
シュウΣ(・ω・;)
はやて(´・ω・)ハナサセテー……
ツヴァイ(´・ω・)キキタイヨー……
シュウ(・ω・;)……
で、結局……
シュウ「ったく……;」
結局聞く事となりました。あれ?何このデジャヴ。
だが、小説の都合上今回はここまでにしておこう。
おまけ「THE・死亡フラグ」
????「おい……」
アルフ「ん?」
シグナム「貴様、勝手に恥ずかしい話を喋るなんて覚悟はできているんだろうな?(笑顔でレヴァンティンを抜刀&笑顔だが目は笑ってない」
アルフ「」
その後、アルフの行方を知るものは誰一人いなかった……(勝手に殺すなよ!byアルフ)
その2「こっちのはやては純粋組です」(※テイルズシリーズのスキット風にお楽しみ下さい)
レッカ「そういや他の作者さんのはやてって、ギャグカオス好物組とか、腐女子属性が多いよね?」
リインフォース「いきなりどうした?そんなことを言って」
レッカ「いやね。なんか純粋組のはやてなんて珍しいなって」
リインフォース「そのかわりお前が腐っているけどな」
レッカ「じゃああたしが、この世界のはやてに色んな事を教え——」
メゴスッ!
レッカ「ほぐぅ!?」
リインフォース「我が主に何変な事を吹き込んでいる(怒」
はやて「???」
感想おk。因みになのフェイ以外の全員のストーリーを紹介します。
- ガガミラノ 時計 レディース ( No.262 )
- 日時: 2014/03/04 10:49
- 名前: ガガミラノ 時計 レディース (ID: YRggVfAb)
- 参照: http://bondvlaamsearchitecten.be/gagashop.html
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