二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 小さな書庫の騒動【短編集】
- 日時: 2016/03/19 18:19
- 名前: ブレイジング・フレア・ドラゴン (ID: zSZyy9Vi)
ようこそ我が小さな書庫へ。ここでは様々な著者が綴っていった作品を保管しており、皆様に楽しく読んでいただくために図書館として併用している保管庫です。
あ、だからといって貸し出しは厳禁ですよ?
では、この書庫の様々な作品をお楽しみ下さい。
タグ1:ヴァンガード ヴァイスシュヴァルツ リリカルなのは スマブラ ダン戦 ぷよぷよ ポップン オリキャラ ミルキィホームズ
タグ2:キャラ崩壊 オリジナル要素 百合表現あり なのフェイ
お知らせ>>638
『今は抹消したい駄作』
とあるキャラの諸事情>>1-2
祝福の風は一陣の風となりて>>3-5
聖夜のドタバタ体験記>>8-10
ヴァンガード認識試験>>17-18
クレイについて(2013年番)>>30-33
『依頼書まとめ』
QUEST1>>346-352
QUEST2>>361-367
QUEST3>>400-407
QUEST4>>499-505
QUEST5>>538-547
QUEST6>>816-821
QUEST7>>843-848
『映画を基にした本』
[天空の国エンジェランド]
第1章>>11-12
第2章>>15-16
第3章>>35-38
第4章>>39-42
第5章>>45-50
[怪盗と探偵の争奪劇]
前書き>>641-642
怪盗>>643-645
探偵>>651-653
争奪>>654-658
『長く続いた日記』
[行楽の秋]
旅館編>>55-58
宴会編>>66-68
一日の終わり>>85-87
特別編>>100-105
紅葉狩り編>>114-119
季節外れの肝試し編>>126-130
[jokerに繋がるストーリー]
むらくも>>256-258
エンジェルフェザー>>259-261
ネオネクタール1>>291-292
ダークイレギュラーズ&グリムホロウ>>293-295
[記憶喪失と夏祭りレース!]
前編>>416-421
中編>>428-433
後編>>439-446
[死と隣り合わせの料理会]
準備編>>571-575
前編>>582-586
後編>>601-607
結果発表>>624-629
[2ちゃんネタシリーズ]
ヴァンガちゃんねる1>>328-330 2>>338-340
すまちゃっと>>477-478
だっちゃんねる>>662-665
『色々なオムニバス』
祝福の風の厄日>>19-25
ハロウィン狂騒曲>>77-80
本当に酷い赤ずきんの話>>136-140
異世界を巻き込んだ事件
前編>>149-153
後編>>164-168
新たなオリキャラとシスコン同盟会>>182-186
ダンボール戦機とリンクジョーカーでアンジャッシュネタ>>198-201
テストネタ>>209-213
金髪(かなかみ)乱れて修羅となりて>>226-231
THE・没ネタ>>242-245 2nd>>518-521
二つのスピカは相対する。>>263-268
人魚の報復物語>>274-279
ゲームの世界にようこそ!>>301-306
GWでも騒動はやってくる1>>310-311 2>>312-314
氷の狙撃手と光の剣士の先導者1>>374-378 2>>389-394
あっちこっちパロで質問ネタ>>455-460
プロローグ>>485
伊吹コウジ君の退屈>>486-487 桜庭道子ちゃんの憂鬱>>488-489
新春混沌すごろく祭>>560-566
Fleet of silver soul>>673-678
ポケホームアローン>>694-697 ポケホームアローン2>>705-709 答え合せと悪ふざけしたおまけ>>721
桜の花と共に来た依頼>>722-728
ショートランドの艦これ日和>>739-744 2>>758-762
君がいた夏は……>>768-772 後半戦>>783-792
戦姫絶唱しないシンフォギア番外編>>803-806
錬金術師とのカードバトル>>834-839
先導者と定理者>>858-860
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- 君がいた夏は……後半戦:その1 ( No.783 )
- 日時: 2015/08/24 20:44
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: V89zVUtf)
ようやく……ようやくE−2をクリアしたぜえええええええ!!!しかも、江風だけじゃなく、瑞鳳まで来てくれたよ!よし、艦娘たちは暫く戦いからはなれて休暇!
初動作戦攻略艦娘s「ぁ゛ぃ゛……;(疲労困憊」
時雨「うわー、ズタボロだね;でも、江風だけでも連れて来てくれてありがとう」
扶桑「暫く戦いからはお休みね。あと1週間、楽しみましょう」
八雲「ゆっくり過ごせよ。あの軽巡のお姫様の為に持ってかれたボーキ満タンになるまで(遠い目」
前回の続き。夏祭りはまだ続く。
支部長「さて、夏祭りイベントの続きをといいたい所だけど、そろそろお昼だ。お腹もすいた頃だろうからお昼にしよう!」
サヤ「確かにお腹がすいたミュー;それじゃあ12時まで休憩!皆は午後に向けて英気を養ってほしいんだミュー!」
2つのイベントを終えてもう時間は昼に近い。次のアトラクションまでに英気を養っておこうと言うのだろう。スタッフが次のアトラクションの準備を進めている中、参加者であるトコハ達も休憩を取る。
ログ「次は12時開始か。屋台も出てるそうだから、全員腹を満たしたらここに集合だ」
ミチ「次は3つのアトラクションが来るのね。武、そんなに落ち込んでないで屋台に行こう?」
武「ぁぁ……そぅだね……(意気消沈」
かみじょうさん「」←撃沈
まだ精神ダメージが残っている2人は放っておく事にする。というか、シャマルやスイコでなければこの精神ダメージの回復は無理だろう。
しずる「大丈夫かしら、武……あ、そうだ!この時のために私、お弁当を作ってきたの!」
しずるが用意したもの:弁当箱から這い出ようとしている何か(因みに卵焼きととんかつとカップパスタ(どれもアルカノイズ使用)だそうです)。
その変異体が出現した途端、用意したしずる以外の全員がその場から消えていた。
†
屋台エリア。
音也「マジで死ぬかと思った……;あの人、今年の初めの事もう忘れたんですか?(死と隣り合わせの料理会参照」
すずか「聞いてます;人食い料理なんてどうやったら出来たの……?」
セレナ「私も聞きたいです;(荷台の上に用意したプールに入っている」
しずるの魔物料理から逃れた3人は屋台の並ぶ道をぶらぶらと歩いている。とりあえず適当に昼食代わりの屋台の商品を買ってベンチで一休みしている。
音也「にしても、よく幼児用のプールが見つかったね。売ってたの?」
すずか「私も売ってあった事に驚いた……;でも、セレナが溶けた方がもっと驚きだよ;」
セレナ「クレイでの海暮らしが、暑さに弱い人魚に拍車を駆けたのかもしれませんね;お嬢様、ご迷惑を掛けて申し訳ありません」
すずか「気にしなくて良いよ。もし溶けて消えちゃったらどうしようって思ったから」
音也「はは、まさか蒸発したら消滅したりして……;」
セレナ「笑い事じゃないですよ!」
あのお祭り好きの支部長ならこの後も更に面白いものを用意してそうだ。すずかも不安げになるが、参加したのだったら最後まで楽しもうと思うのだった。
広場エリア。
ミチ「何とか生き延びられたわね;」
ぷちふぉぎあs「もしゃもしゃもしゃもしゃ(辻宗さんが送ったうな丼を食べている」
はるひちゃん「みゅー;(辻宗さんが送ったうな丼を食べている」
ジェシカ「あんな化け物を召喚するなんて、一体どんな腕してるの;」
トコハ「辻宗さんには感謝しないとね;」
広場エリアでは、女子3人とSD化した契約キャラが昼食を取っていた。
炎天下のこの日を考慮してか、広場エリアには日傘が用意されており、日差しを遮ってくれている。
ミチ「この次のために、しっかり体力をつけてよね」
ぷちふぉぎあs「みゅー!(でしゅー!)(みゃー!)」
?「あれ?トコハちゃんじゃん!」
気合を入れる女子3人に、誰かに声を掛けられる。その人物はトコハが良く知る人物だった。
トコハ「トリニティドラゴン!?」
ツネト「なんだよ。トコハちゃんも参加してたのか?」
トコハ「いやいや、それはこっちの台詞よ!何でここにいるの!?」
山路「何でって、こっちも参加してたんですよ。岡崎さんも呼んで。安城さんも誘おうと思ったけど、用事がある見たいで……」
どうやら彼らも参加していたみたいだが、連絡のすれ違いで届かなかったようだ。
ツネト「ま、別のチームだったらどっかで当たるだろうな。じゃあな」
伝えるだけ伝えて去っていくトリニティドラゴンの2人。となると、ケイもここにいるのだろうか?だが、そんな事よりトコハは彼らが去って行った後、うなだれて呟いた。
トコハ「呼ぶ気あるんだったら誘えよ」
控え室
ログ「さて、次のイベントは……」
三和「あんまり煮詰めると身体壊すぜ」
その頃、控え室では次のイベントに備えてログが参加者を決めている。その付近ではベンチで恭平が昼寝、武はまだダメージが抜けずに落ち込んでおり、三和に至ってはその恭平に落書きをしようとしているのか、黒マジック(水性)を用意している。
ログ「結構大変だぞ。競技が解っているのならある程度対策を建てられるが、そもそも今回は夏物限定。どれが来るのかも予想しなければならん」
三和「なるほどなー。って、ちょwww我ながら酷い出来www」
落書きをしてた三和がペンに蓋をする。悲惨な事になってしまった恭平の顔を見て爆笑しているなよ;だがその時、彼の頭をがっちりと褐色の腕が掴む。
三和「え?」
恭平「何してんだゴルァ(^ω^#)」
その後、一人の男の悲鳴が海上に響き渡ったという……。
†
12時。
支部長「さて皆、お昼は済ませたかなー?いよいよ後半戦の開幕だぁぁぁぁ!」
サヤ「今度の相手は『夏祭り連合』対『ツヴァイ・ジェネレーション』だミュー!そしてこの2チームが戦うゲームは……これ!」
支部長「『Splatoon』!また涼しげのが出たね〜」
昼の休憩の後の午後の部の最初のゲームの対戦相手が発表される。
新導「なんだよ?安城まで来てたのか?」
トコハ「え?クロノ!?」
三和「おいおい、今度は新導達と鉢合わせか?」
なんと、今度は新導と綺場、カムイとエミまでもがチームに入っていたのだ。流石にこれはトコハは耐えられずにOTL状態。
トコハ「何で同じチームなのにこうなるのOTL」
エミ「何かごめん;私もバミューダのチームに入ろうとしたけど、ちょうど新導さんから誘われて……」
新導「ってか、お前岡崎と組んだんじゃ「3バカに盗られましたOTL」おぅふ……」
完全に撃沈しているトコハは放って置いて、今回のゲームのルール説明を行った。
『Splatoon〜インクサバイバル!〜』ルール説明。
1.お互い3人が参加する4対4のチームバトルを行う。
2.プレイヤーはそれぞれ剣と銃、サブとなるインクボムを選択。相手のチームを全滅させたほうが勝利となる。
3.剣は相手を倒す事に特化したソードとリーチの短いダガー、二刀流のツイン、リーチが長く穂先を90度傾けて壁にもインクを塗れるスピア、床を広範囲に塗り進むローラーの4種類。
4.銃は連射に特化したシューター、溜める事で遠くの敵を撃つチャージャーの2種類。
5.インクボムは壁や床に設置してから近付いたプレイヤーに反応して爆発するキューバン、地面や遮蔽物、プレイヤーに触れるとすぐに爆発するクイックの2種類。
6.インク切れ担ってしまった場合、東北と南西に位置する補給ポイントで
7.味方を誤って倒してしまうと、ペナルティとして倒したプレイヤーも脱落する。
今度はスプラトゥーンをモチーフにしたゲームのようだ。
説明を入れるがスプラトゥーンとは、インクの銃を使って自軍の面積を広げるオンライン制のナワバリバトルだけでなく、イカとタコの戦いを描いたストーリーのヒーローモード、1対1のガチマッチ、風船の割った数を競うバトルドージョーの様々なモードから選んで遊ぶゲームである。そしてこのゲームはシューティングだけでなく、「ギア」と呼ばれるアイテムでプレイヤーキャラのファッションを楽しめるのもこのゲームの特徴であり、「ギア」によって能力が変化するのだ。
ログ「今回は音也、三和、翼、響。頼むぞ」
三和「やっと出番だね。それじゃ、軽く潰しに行ってくる」
クリス「2人とも頑張れよな?」
翼「ああ。後輩ばかりに出番を取られてはたまらないからな」
響「ばっちり白星上げてくるからね!」
向こうは新導、綺場、カムイが参加するようだ。まずお互いこの戦いでの服に着替え、武器を選ぶ。ここからもう試合は始まっていると言っても良いだろう。
数分間の武器選択の末、以下の通りになった。
綺場:剣(ソード):クイック
新導:銃(チャージャー):キューバン
カムイ:剣(スピア):キューバン
エミ:銃(シューター:クイック
三和:剣(ツイン):クイック
翼:剣(ソード):クイック
音也:剣(ダガー):キューバン
響:銃(シューター):クイック
支部長「それででは……スタート!!」
久しぶりの更新&夏の間に執筆できた。
- 君がいた夏は……後半戦:その2 ( No.784 )
- 日時: 2015/08/24 20:47
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: V89zVUtf)
BGM:Splattack!
三和「しっかし、よく見たら響以外全員剣なんだな」
響「あ、本当だ。なんで銃にしなかったの?」
翼「私は、単に使い慣れている理由で使っていだったが」
音也「翼さんに同意権」
どうやら3人とも使いやすいという理由で剣を選んだらしい。因みにバトルフィールドはこの場所の天然の地形を利用したオリジナルフィールドだ。
響「あはは;でも、この4人ならすぐにやっつけ——ぶべっ!?」
笑っていていた響が後ろを振り向いたその時、赤いインク(仕様)が直撃。その瞬間響がアウトになった。
三和「おっと!お出ましみたいだな!」
敵との接触を確信した3人は咄嗟に陰に隠れる。
相手側の新導とエミはチャージャーを持っている。今回用意したチャージャーは原作にも登場した「スプラスコープワカメ」の様にスコープ機能が付いているのだ。こちらは剣系が3人もいるので結果的に近付いて倒すのが完全なセオリーとなっているのだ。
翼「まず、新導をどうにかしなければならないな。ここから死角を縫って行けるか?」
音也「賛成。チャージャーは射程は広い代わりに装填時の隙と一発分のインク量は大きいからね」
三和「そんじゃ、俺は足止めついでに手合わせし解きますかね」
音也「手合わせ?誰と?」
三和「向こうの鉄砲玉とだよ!!」
その直後に三和は抜刀し、物陰から出た瞬間に誰かの攻撃を防いだ。
三和「よう、クソガキさんよ……!お元気そうじゃねぇか……!」
カムイ「余計なお世話だっての!」
三和「まあ丁度良いじゃねぇか。魔法抜きの一本勝負——」
カムイ「おう、受けて立ってやろうじゃねぇか!!」
そのままぶつかり合い、インクが周りに飛び散り真っ赤にさせてしまった。
思わず激しいぶつかり合いの展開に一旦全員呆然となるが、改めて行動を開始する。
新導「チッ、逃したか……」
綺場「速く補給ポイントに行って。今のでインクをかなり使ったみたいだし。次のチャージも考えたほうがいい」
エミ「私が援護します!」
新導「ああ、頼むぞ!」
音也「——いた!」
一方、先制攻撃を仕掛けた新導と綺場を見つけた音也と翼。すぐにチャージ時間を考慮した綺場が新導を引き下がらせ、自分は得意のフェンシングの要領で剣を構える。
翼「新導は任せた。私はコイツを食い止める!」
音也「了解!」
こちらもすぐに二手に別れ、新導を追う音也と綺場と戦う翼の組み合わせとなる。
綺場「その構え……まるで和の国の剣士ですね。幕末の壬生の浪士ですか?」
翼「西洋の騎士に言われたくは無いな。お前も相当な手練れと見る」
綺場「持った得物は違えど、剣士に変わり無いって事ですよね?それ」
翼「まぁ、そういうところだ……!」
こちらでも再び激戦の予感がする中、補給ポイントへと急ぐ新導は……。
エミ「奥は大丈夫です」
新導「よし、あいつらが足止めしてくれてるうちに補給ポイントに……」
カムイ?「おーい、クロノー」
新導「カムイ……さん?」
エミ「カムイ君!?」
補給ポイントへと向かおうとしたギアクロニクルの先導者とメガラニカの先導者に突然、三和と戦っているはずのカムイが突然声を掛けてきたのだ。って、「?」って何?新導が妖しく思うのも無理は無い。オマケに声と影は確認できるが肝心のカムイ本人の姿が見えない。
エミ「……なんでここに?三和さんと戦ってたんじゃなかったの?」
カムイ?「一気に片付けてきたんだよ。それで、そっちは?」
新導「補給ポイントに……ってか、なんで姿見せないんスか?」
カムイ?「色々事情ってもんがあるんだよ。それよりそっちの通路はさっき相手が罠を仕掛けたんだ!」
新導「罠?」
カムイらしき声に新導が曲がり角の死角キューバンボムが設置されている。もう少し進んでいたら、キューバンボムの爆発でアウトになっていただろう。
カムイ?「ともかく、迂回ルートを俺が見つけといたからそこを使ってくれ」
新導「そっか。ありがとうございます」
早速そこを利用する新導。そこには確かに補給ポイントと繋がっていており、ボムも設置されていなかった。そのままそのコースを使い、補給ポイントに到達した。
新導「よし、補給して綺場の援護を……!」
カムイ?「いや、もういい」
新導&エミ「え?」
その直後、新導とエミの悲鳴が補給ポイントに響いたのだった。
- 君がいた夏は……後半戦:その3 ( No.785 )
- 日時: 2015/08/24 20:55
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: V89zVUtf)
その頃、三和とカムイの戦闘は更に激しさを増していた。双剣の乱舞と槍の鋭い一撃が互いにぶつかり合い、既に周りは赤いインクに塗れて真っ赤になっている。
三和「いい加減倒れろっての!」
カムイ「そいつはこっちの台詞じゃあああああああ!!!」
両者の得物がぶつかり合う度に辺りに赤い雫が辺りに飛び散る。この惨状を見てると赤いインクが血に見えてしょうがないのは気のせいですか?
三和「血だったら怖ぇだろ。昼寝してる奴らそこらに置いたら猟奇殺人の現場だぞ!」
カムイ「いや、俺らも血だらけだから十分怖いけどな!」
それを言うなよ……;そんなナレーションが愚痴ってる時、カムイが突きを放った瞬間に足を滑らせる。その隙を目ざとく突いた三和が双剣を振るい槍を弾き落とす。慌てて駆け寄ろうとするが、三和が剣で阻害する。
カムイ「やっべ……!」
三和「終わりだな?じゃ、覚悟しな!!」
カムイ「こうなったら……」
トドメを刺そうと振るった片方の剣の一撃を後ろに飛んで避ける。そして背中から床に着地すると、壁を押し、その勢いでインク塗れの床を滑る。するりと三和の攻撃を避け、滑る先は先ほど落とした槍……!
それを掴んで起き上り振り向き様の薙ぎ払いと、三和の双剣の突きがほぼ同時に互いにヒットした……!
支部長「あ、相討ちぃぃぃぃぃ!!三和選手とかムイ選手、まさかの相討ちぃぃぃぃぃぃ!!はっきり言って白黒はっきり着けたい!でも……!調べる方法が無い……!!つまり……!両者、引き分け……!」
セレナ「2人とも、凄い……!」
トコハ「こっちじゃ私達と年はあんまり変わんないのに……!」
クリス「秒刷された響はともかく、あの2人どんな修羅場を潜って来たんだよ……!」
激戦の末の相討ちは、観客や控えの選手達の開いた口がふさがらなくなっていた。あの2人、かなりガチだった様子です。
サヤ「うわぁー……サーヤもこの決着は白黒ハッキリさせたかったミュゥ……!でもでも!新導お兄ちゃんとエミちゃんを倒したから2対1!夏祭り部隊が俄然有利!」
支部長「だけど!ツヴァイ・ジェネレーションにも綺場シオンという最後の砦がある!彼のフェンシングの腕をどう生かせる!?」
クライマックスに近付く中、相手側は綺場一人なので、勝負を着けるのは容易い……そんな時、勝負が着いた。
支部長「おぉっと!ここで決着ゥゥゥ!勝ったのは……ツヴァイ・ジェネレーション!」
夏祭り部隊「え!?」
なんと、勝利したのは夏祭り部隊だったのだ!しかも原因は翼が味方を倒した事によるペナルティ敗退……!何が起こったのか解らないまま、参加者の4人が帰ってくる。
綺場「……;」
エミ「ペナルティって……どういう事?」
新導「俺がカムイさんにやられたのと同じ状況か?」
カムイ「いや、俺今の今まで三和と戦ってたぞ?あ、映像が出た」
どうなっているのか困惑していると、映像が流れ出した。映像は綺場と翼が戦っている所であり、そこに新導とエミを倒した音也が合流する。傍から見れば綺場が絶体絶命の状況に見えるが、音也が姿を表した途端に翼ががっくりと膝をつく。何が起こったのか綺場が困惑していると、立ち上がった翼が綺場を押し退けてふらふらと音也の前で止まり、ソードを振り下ろしたのだった。その時の顔は、衝動的な殺人を犯す直前の加害者の怒りと憎しみの顔だったという。
一部を除く両チーム「……どゆこと?」
エミ?「ゴメン会長;まさか足を引っ張るなんて……」
カムイ「え?エミさん?」
エミ「わ、私じゃないよ!?それに、なんだかちょっとトーンが低いような……?」
切歌?「あぁ、ゴメン。また声がおかしな方向に……;」
調「切ちゃん、語尾に「デス」が消えたよ?」
切歌「いやいやいやいや!あたし喋ってないデスよ!?」
ログ「……音也か」
ログの言葉に声のした方向を全員が向くと、オと矢が申し訳無さそうな顔で立っていた。ログは彼にボイスレコーダーを渡すと、改めて一同に説明する。
ログ「こいつは一度聞いた他人の声を真似る事が出来る特技を持っている。その特技のお陰で色々役立ってはいるが、時々自分の声を忘れてしまうのが玉に瑕でな;」
武「どういう喉してるんだよ!?喉に変声機でも仕込んでんのか!?」
ミチ「いや、寧ろ声紋キャンディーでしょ;って事は、まさか……;」
翼「……奏かと思って驚いた矢先に、これだった……(´;ω;`)」
響「トラウマ、思いっきり抉られちゃったんだね……;」
その言葉に夏祭り部隊は思わず言葉が出なかった……;ってこれ、要するに音也が原因の自滅じゃねぇか!?音也の声変化の術(作者命名)がこんな形で足を引っ張るとは……;だが、祭りはこれで終わりではない。落ち込んでいる場合ではない。このゲームで負けはしたが、このままなら総合得点の優勝の可能性もある……!
まさかの敗北!感想まだ。
- 君がいた夏は……後半戦:その4 ( No.786 )
- 日時: 2015/08/28 08:11
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: V89zVUtf)
支部長「さぁお祭りの4回目のゲーム!今度は『夏祭り部隊』対『トリニティ・ドラゴン+』!それとチーム2人追加だ!」
サヤ「いつもの様にクジでゲームを決めるミュー!えーっと……これ!」
支部長「出たのは『攻略!カードウェイ』!さて、ここでルールの説明だ!」
『攻略!カードウェイ』※ルール説明。
Ⅰ.4組の参加チームに詰め将棋式のカード問題が出される。
Ⅱ.答えが解ったチームは50メートル先のボタンを押し、回答者に選ばれた一人が問題を解く。
Ⅲ.正解なら先ほどまでいた地点に留まり、不正解なら1つ前の地点に戻る。
Ⅳ.最終的に100メートル先のゴールに最初に到達したチームが勝利となる。
武「これってペケポン+でよく見るなぞな城のアレだよな?」
三和「あー、俺も知ってる。」
ジェシカ「それのカードゲーム版って事ね」
ログ「これは俺達5人とジェシカで行くぞ。シロエ、準備はいいな?」
白坊「ふしゅ!」
ミチ「ハルヒもお願い!翼も、落ち込んでないで行くよ」
ぷちつばさ「みゅ……(´・ω・`)」
はるひちゃん「みゅい!」
もうこのゲームの参加者は決まっていたらしく、SD化している自分の契約キャラ達にデッキを翳す。契約主のデッキに触れた契約キャラ達は、瞬く間に1枚のカードとなってデッキの中に入っていった。残る響、未来、切歌、調の4人も同じ様に1枚のカードに姿を変え、しずるとミチが用意したデッキの中に入っていった。
トコハ「え?あれ??消えた???」
すずか「そういえばトコハさんもこれを見るのは初めてでしたね。響さん達はなんというか、原作の世界じゃないんです。ちょっと説明するのは私にも難しすぎてちょっと説明しづらいんですよね」
三和「後でトコハちゃんらも、伊村達から説明を受けるか?」
ジェシカ「いや、遠慮しとくわ;」
改めてスタート位置に並ぶ6人。場所はトリニティ・ドラゴンの3人とクミのいる隣だ。全チームがスタート地点に並ぶと、スクリーンに映像が映し出される。内容はこちらから見て右からの前列の左右にシンク・イズミと中央にミルヒオーレ・F・ビスコッティの3人の黒子トークンが並んでいる。そしてこちらから見て右から黒子トークンの“領主の覚悟”ミルヒと“ビスコッティ領主”ミルヒの2人後列にいる状態だ。相手のレベルは3、手札は2枚、クロックは1枚。自分の場には前列に右からパジャマの絵里、登場時効果を発揮している“ひつじのきもち”ことりの2人。後列はマーカーのある“お祭り娘”東篠希だけ。手札はイベントカード『福娘ここにあり』、『新年のおまじない』、“希望の光”アスナ、クライマックスカードの『《世界樹》の上で』、“Happy maker!”絢瀬絵里、“良い子のクリスマス”矢澤にこ、“読書の秋”絢瀬絵里。クロックは4、ストックは3だ。
そして画面上部に『相手はこちらのアタックを2回クライマックスキャンセルをする。このターンで勝利せよ』と書かれていた。そしてスタートの合図と同時にツネトが高笑いする。
ツネト「なんだこんなの!簡単じゃねぇか!」
ログ「何!?」
なんと、ツネトがいきなり問題の回答にこぎつけたのだ。そのまま3人を連れて50メートル先の回答ボタンを押した。
†
※嗜好を凝らしてみました。
ツネトが問題の回答に入ると画面の中から彼をモデルにしたアバターが現れる。
ツネト「要するに相手のクロックを7にすれば俺の勝ちって事だよな!手札から、“希望の光”アスナを前列にコール!そしてクライマックスフェイズに『《世界樹》の上で』発動!これで前列のキャラ全員のパワー+1千&ソウル+1!このまま総攻撃だ!」
クロックフェイズを飛ばし、一気にクライマックスを使ってパワーを上昇させた後、3人一気に総攻撃を始めた。だが、当然の如く絵里、響の攻撃はキャンセルされ、更に……
『助太刀アクション!』
ツネト「何ぃ!?」
手札にあった助太刀能力を持つカードで強化され、全員ものの見事に迎撃されてしまった……;当然これは不正解でスタートへ。
セレナ「……全然ダメでしたね;」
ジェシカ「あいつ、まさか攻撃が通ればキャラはどうなったっていいって思ってたんじゃないの;」
ログ「あのバカ……;ただソウルを溜めて勝てば良いってもんじゃないぞ;」
音也「取り合えずアイツ殴っていい?(・ω・#)もう問題は解いたから、今度はこっちの番だ」
入れ替わりに夏祭り部隊が50メートル先の問題解答地点に到達。すると、しずると音也のデッキからカードが1枚ずつ回答台のカード差込口に勝手に差し込まれた。
†
『グラナ砦』
絵里「あれ?ここは……」
音也「なんでそこにいるの?」
いきなり自分の契約カードが画面側に現れたことに驚く音也。場所はDOGDAYS1期のラストの舞台となったグラナ砦の屋上だ。絵里の正面には問題と同じ様に編成された黒子トークンが並んでいた。
絵里「どうやら映像と同じ状態みたいね。音也、問題はわかったの?」
音也「ご心配なく。クロック&2ドロー」
やり取りを終え、すぐに行動を起こす。因みに来たのは“ラヴバインド”海未とクライマックスカード『シンフォギア』である。
まずどうにかしなければならないのは1万5百と1万1千にまで跳ね上がっているシンク・イズミだ。
音也「奴の手札にはパワー1千を追加する助太刀カードがある。かといってバトルを回避するサイドアタックだとクリアできない。そこで、手札のこの2人に手伝ってもらうんだ。イベントアクション、『福娘ここにあり』。山札の上を確認……これはそのまま。カードはストックへ。続けてイベントアクション『新年のおまじない』山札の上を公開。カード名は“夏祭りデート”東條希。効果で強化されていないシンクのパワーを−6千!」
手札 7>6>8>6
クロック 4>5
音也ストック 3>4>2
NPCシンク現パワー 1万1千>5千
絵里「よし。これでパワーが下がって攻撃可能になったわ!」
音也「更に“読書の秋”絢瀬絵里をコール。コストを払い、“気まぐれにゃんこ”凛を手札に加え、前列中央にコール!そして“読書の秋”絵里と“ラヴバインド”海未を交代コール」
ツネトとは違い、効果やイベントカードを使って一気に磐石の態勢を立てる。だが、ここで問題が……!
武「……あ、音也のやりたい事は大体解ったけど、チェンジのコストが足りないぞ」
音也「大丈夫。何のために希さんが出てるの?」
武「え?あ、そうか!」
音也「“お祭り娘”東條希のアビリティアクション!」
希「うちの出番やな!このマーカー、使こうて!」
音也「自分のキャラがチェンジを発動する時、自分の下に存在するマーカーを取り除く事でストック1枚分の肩代わりとなる!よって、手札のキャラ、ストック1枚、マーカー1枚と絵里自身を控え室に置き、“狐の嫁入り”絵里をスペリオルステージアップ!同時にラヴバインドをレストし、狐の嫁入りにパワー+1千。トドメにクライマックス、《世界樹の上で》!これでパワー+1千とソウル+1!」
手札 6>5>4
ストック 2>1
ひつじのきもちパワー 1万1千>1万2千 ソウル2>3
気まぐれにゃんこパワー 1万5百>1万1千5百 ソウル2>3
狐の嫁入りパワー 1万5百》1万1千5百>1万2千5百 ソウル2>3
ついに音也のエースカードである絵里をコールした。だが、まだバトルは始まっていない。音也は冷静に場の攻撃順を模索する。
音也「まず、ストックを溜める事もあるから、ことりでフロントアタック」
ことり「任せて!」
最初にことりがシンクの黒子トークンへと戦いを挑む。杖の連撃を巧みに盾で防ぎ、横薙ぎを回避した所で投げた盾をブーメランの様に回転させてシンクに直撃させる。当然ダメージはキャンセルされるが、それが狙いでもある。
音也「ことりが登場してる間にダメージがキャンセルされた時、追加の1ダメージを与える!そして、シンク・イズミが退場した時、更にプレイヤーはダメージ1!」
ストック 1>2
NPCクロック 1>2>3
追加効果を得ていることりが更にプレイヤーに羊の綿を投げてダメージを与える。そして、次は絵里が挑む。
音也「絵里、正面の勇者にフロントアタック!もうストックが2枚あるから、ストック2をコストに、ミルヒオーレを手札に戻す!」
絵里「解ったわ!」
ストック2>0
絵里も黒子トークンのシンクの攻撃を巧に避け、飛び上がると両袖に仕込んだ苦無をミルヒの黒子トークンの足元に投げる。
絵里「消えなさい!“黄泉返し”!」
空中で印を結ぶと、苦無が突き刺さった所から異空間の穴が開き、そのままミルヒ(黒子トークン)を異空間へと消えていった。そして砦の壁に着地すると、床に着地すると再び印を結ぶ。
絵里「次は貴方の番よ。侵食凍土!!」
その直後、苦無が突き刺さった所から氷が徐々にシンクを侵食していく。そして完全に氷像と化したシンクは自然と爆発したように粉砕された。
NPCクロック 3>4
ジェシカ「……なるほど。ダメージキャンセルが発生するのは2回目のバトルまで。3回目と効果ダメージは無効にできない。それに最初にことりがアタックした事でストックが2に増え、コストを確保できたのか」
音也「ラストは凛にお願い!更に手札とストックを1枚をコストに、効果発動!自身を選択し、パワー+3千とソウル+1!ダイレクトアタックで更にソウル追加!」
凛「行っくにゃー!はぁっ!」
手札 4>3
ストック 1>0
“気まぐれにゃんこ”パワー 1万4千 ソウル4
最後に凛が浮遊する岩から岩に飛び移り、いつの間にか現れた鉤爪を構え、NPCにその攻撃を見舞わせた。
凛「グラップル・ネイル!」
NPCクロック 4>7
YOU WIN!
元ネタは5Dsの詰めデュエルから。
- 君がいた夏は……後半戦:その5 ( No.787 )
- 日時: 2015/08/24 21:08
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: V89zVUtf)
支部長「出だしは夏祭り部隊がリード!次の問題を解けば勝利だ!因みにヴァイスシュヴァルツのデッキは一つのタイトルシリーズだけで構成しなきゃ、通常の公式大会に参加できないし、中にはデッキへの投入の禁止や枚数制限が強いられてるカードもあるから、プレイヤーの皆は気をつけてね!」
サヤ「ミュー!夏祭り部隊はゴール地点の問題を解けば勝利だよー!ってか、WSスクフェスのお姉ちゃん達ってあんな格好だったっけ?」
一歩リードした夏祭り部隊だったが、まだ油断は出来ない。次の問題を攻略しなければ勝利ではないのだ。そんな時、武が疑問を口にする。
武「あれ?より確実に倒すんだったらツネトの時みたいにアスナのクライマックスコンボの方が手っ取り早いんじゃなかったか?」
クリス『ありゃフェイクだ。あのクライマックスコンボは、相手をリバース(相手によって倒されたキャラの状態を指す)させた瞬間にストック送りになるからな』
しずる「シンク・イズミのデメリットは舞台から控え室に置かれた時だけ。アスナのクライマックスコンボは強制だから、必然的にシンクのデメリットは回避される訳」
翼『最初からあの答えの為のコストとして使えという事だったのか』
そうこうしている内に次の問題が出された。内容はヴァンガードであり、相手はV(ヴァンガード)に星輝兵フリーズレイ・ドラゴン。R(リアガード)は存在せず、ダメージは3で手札は0枚。一方こちらはVは剛槍の解放者ブレオベリス。Rは右下に五月雨の解放者ブルーノとVの後ろの呪縛(ロック)された黒鎖の進撃カエダン、更に後列にいる神技の騎士ボーマン。手札には霧雨の騎士ベルナルドと神聖魔道士ブイス、解放者ホーリーシャイン・ドラゴンの3枚で、Gゾーンは裏向きのカードが7枚と既に超越をして表になったレインエレメントマデューの8枚。『このターンで勝利せよ』と書かれている。
セレナ「これはかなりの難問ですね。ダメージを受けた途端、呪縛とパワーアップでこちらの計算が狂わされる……」
すずか「ダメージ3だから、事実上リミットブレイクの範囲内になっているからね」
この問題はフリーズレイの能力をどうやって攻略するかがカギとなっているようだ。この問題には流石に全員苦戦し中々回答者が現れない。だが、その中で武が思いついたように駆け出した。
武「この問題、貰った!」
早速駆け出す武。この問題をクリアすれば勝利する。だが次の瞬間、彼の顔に水風船がぶつかる。
武「ぶっ!?」
支部長「あ、忘れてたけど50メートル地点からは水風船と濡れた足場の妨害があるから気をつけてね」
武「先に言えよ!」
ツネト「チャンスだ!急げ!」
武が倒れた隙にトリニティドラゴン+が50メートル地点の回答ポイントに走る!そしてクミが到着し、回答ボタンを押した。そして画面からケイを模したアバターが現れる。
ケイ「まずは、ホーリーシャインでGゾーン解放!疾駆の黄金騎士カンベルに超越!ブルーノの前にベルナルドをコールしてキマルクスを解呪。その前方にブイスをコール。アタックフェイズ。まずはブイス単体でアタック!」
当然NPCのフリーズレイはガードせず、ダメージを受ける。だが、次の瞬間にフリーズレイが右手を翳す。その瞬間にベルナルドが呪縛された。
次の攻撃はカンベルの番だ。その巨大な剣でフリーズレイに痛烈な一撃を与える。その瞬間に再びフリーズレイがブイスの後ろのボーマンを呪縛する。
ケイ「まずはカンベルの効果!山札の上から4枚見て……このカードは、デッキと同じクランと国家に所属する。アースエレメンタルポックルをブイスと交代!ソウルブラストでボーマンを解呪。そのボーマンをコストに、カエダンの効果発動!朝影の騎士キマルクスをコール!そして最後にポックルでヴァンガードにアタック!」
最後にポックルが足元の地面を拳で叩き壊し、その地割れから突き出た岩の刃がフリーズレイを直撃した。そのままスマブラの様に画面外に吹っ飛ばされのだった。
YOU WIN!
†
支部長「これで夏祭り部隊とトリニティドラゴン+が並んだー!」
サヤ「この2人のどっちが勝つのか!?はたまた他のチームがまさかまさかの逆転勝利なるか!?運命の第3問!」
ついに運命の第3問が公開される。内容はヴァイスシュヴァルツであり、相手の場には後列に“ベルベットルームの住人”エリザベスが2枚。前列には『進撃の巨人』の超大型巨人が前列全てを占めている。手札は1枚、クロックは7枚でレベル3。本来ならここで勝負は決しているが、どうやら今回は勝利が目的では無いらしい。
こちら側は後列に“物静かな少女”調。前列には右から奏を想う翼、暁切歌と、前列は全員レベル1以下のキャラだ。クロックは0。レベルは2。手札は心配する未来、“シンフォギア装者”響、“本当の願い”マリア、イベントカードは“包み込む優しさ”と“ソロモンの杖(1期)”。ストックは10枚で、勝利条件は『GIANT KILLING!!一撃で超大型巨人を討伐せよ!』である。
武「なんじゃこりゃああああー!?え!?アイツを倒せってのか!?しかも応援と両サイドのキャラと、イベントカード(他のカードゲームで言う魔法カードポジにあたるカード)『エレメンタルタロット・星』の影響で……合計パワー2万!?つーかそれ以前に他の前列のキャラはどこだよ!?」
カル「ちょっと待ってください……ありました!あれは3枚でひとつのキャラとして成り立ってるんです!しかも、中央に存在するカードがリバースしないと左右のキャラを倒せません!」
ツネト「複数枚でひとつのキャラだと!?エクゾディアやアニメ版機皇帝じゃあるまいし……!」
ただでさえ原作でも圧倒的なスケールを持つ超大型巨人の存在感に回答が中々出ない。たかだか50メートルの道のりも、その存在感の所為で50キロの果て無き道のりにさえ思えてくる。
天龍姉妹と海でイチャラブしたいおチームリーダー「これをこうして……!よし!攻撃だ!!」
超大型巨人『フッ……ヴヴア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ーーー!!!』
黒衣の天使を俺たちの愛で白くしてやるぜチームリーダー「じょ、蒸気!?ぐあああああー!!!」
何チームかがダメ元で挑むが、相手はまるで『お前らごとき触れなくても十分だ』といわんばかりの蒸気攻撃で撃退し、悉く不正解。暫く回答者が出ない間、残り時間が迫る。え?さっきのチーム名がおかしくなかったかって?そんな暇があるなら問題を答えろ。
しずる「——よし!」
支部長「おぉっと!タイムアップ目前で夏祭り部隊が動いた!だがしかし!水風船と濡れた床がその行く手を阻む!さぁどうやって攻略する!?」
ついに動き出した夏祭り部隊だったが、その直後に水風船が妨害するように襲い掛かる。更に床も滑るので回避は難しい……!
ログ「避けるのが難しいなら、この床を利用するまで!しずる、お前が決めて来い!」
しずる「え!?あ、ちょっと!?」
風船が当たる直前、ログはしずるの手首を掴み、ハンマー投げの要領で滑る床を利用して一気にゴールまで滑らせた。だが、ここまでは序章にすらならない。あの超大型巨人を討つのが本題……!
追い付いたミチから自分のを含めた7人の契約キャラを貰い、それらをカード差込口に入れて巨人討伐に取り掛かった。
月ブシでWSのページを見てこれだと思った。
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