二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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小さな書庫の騒動【短編集】
日時: 2016/03/19 18:19
名前: ブレイジング・フレア・ドラゴン (ID: zSZyy9Vi)

ようこそ我が小さな書庫へ。ここでは様々な著者が綴っていった作品を保管しており、皆様に楽しく読んでいただくために図書館として併用している保管庫です。

あ、だからといって貸し出しは厳禁ですよ?

では、この書庫の様々な作品をお楽しみ下さい。



タグ1:ヴァンガード ヴァイスシュヴァルツ リリカルなのは スマブラ ダン戦 ぷよぷよ ポップン オリキャラ ミルキィホームズ

タグ2:キャラ崩壊 オリジナル要素 百合表現あり なのフェイ


お知らせ>>638


『今は抹消したい駄作』

とあるキャラの諸事情>>1-2
祝福の風は一陣の風となりて>>3-5
聖夜のドタバタ体験記>>8-10
ヴァンガード認識試験>>17-18
クレイについて(2013年番)>>30-33


『依頼書まとめ』

QUEST1>>346-352
QUEST2>>361-367
QUEST3>>400-407
QUEST4>>499-505
QUEST5>>538-547
QUEST6>>816-821
QUEST7>>843-848

『映画を基にした本』

[天空の国エンジェランド]

第1章>>11-12
第2章>>15-16
第3章>>35-38
第4章>>39-42
第5章>>45-50

[怪盗と探偵の争奪劇]

前書き>>641-642
怪盗>>643-645
探偵>>651-653
争奪>>654-658



『長く続いた日記』


[行楽の秋]

旅館編>>55-58
宴会編>>66-68
一日の終わり>>85-87
特別編>>100-105
紅葉狩り編>>114-119
季節外れの肝試し編>>126-130


[jokerに繋がるストーリー]

むらくも>>256-258
エンジェルフェザー>>259-261
ネオネクタール1>>291-292
ダークイレギュラーズ&グリムホロウ>>293-295


[記憶喪失と夏祭りレース!]

前編>>416-421
中編>>428-433
後編>>439-446


[死と隣り合わせの料理会]

準備編>>571-575
前編>>582-586
後編>>601-607
結果発表>>624-629


[2ちゃんネタシリーズ]

ヴァンガちゃんねる1>>328-330 2>>338-340
すまちゃっと>>477-478
だっちゃんねる>>662-665


『色々なオムニバス』

祝福の風の厄日>>19-25

ハロウィン狂騒曲>>77-80

本当に酷い赤ずきんの話>>136-140

異世界を巻き込んだ事件

前編>>149-153
後編>>164-168

新たなオリキャラとシスコン同盟会>>182-186

ダンボール戦機とリンクジョーカーでアンジャッシュネタ>>198-201

テストネタ>>209-213

金髪(かなかみ)乱れて修羅となりて>>226-231

THE・没ネタ>>242-245 2nd>>518-521

二つのスピカは相対する。>>263-268

人魚の報復物語>>274-279

ゲームの世界にようこそ!>>301-306

GWでも騒動はやってくる1>>310-311 2>>312-314

氷の狙撃手と光の剣士の先導者1>>374-378 2>>389-394

あっちこっちパロで質問ネタ>>455-460

プロローグ>>485
伊吹コウジ君の退屈>>486-487 桜庭道子ちゃんの憂鬱>>488-489
新春混沌すごろく祭>>560-566

Fleet of silver soul>>673-678

ポケホームアローン>>694-697 ポケホームアローン2>>705-709 答え合せと悪ふざけしたおまけ>>721

桜の花と共に来た依頼>>722-728

ショートランドの艦これ日和>>739-744>>758-762

君がいた夏は……>>768-772 後半戦>>783-792

戦姫絶唱しないシンフォギア番外編>>803-806

錬金術師とのカードバトル>>834-839

先導者と定理者>>858-860

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天空の城エンジェランド第4章:その3 ( No.41 )
日時: 2013/07/26 22:20
名前: 八雲(元BFD) (ID: w/wSfXM1)

「ここが……私のご先祖様が住んでたお城……」

はやてが心ここにあらずと言った感じで玉座の間を見渡す。
廃墟となった今でも、積み上げた歴史は変わらない。

「先祖がここで何をしていたのか想像してたのか?」

「あ、うん。それもあるけどもう一つあるんよ」

同行していたリインフォースがはやてに聞く。
その答えに頷いたはやてが更に言葉を続ける。

「どうして私のご先祖様達は、住んでた人達を追い出してまでこのお城を空へ飛ばしたんやろ?」

「ん?何故そう思う?」

「だって、こんな立派なお城や国も、人が居なければただの廃墟同然や。人の居ない国や城なんて、何の意味もあらへんよ」

胸中にある疑問をリインフォースに当てもなくぶつける。
リインフォースは到底彼女が、ヴィータ位の少女だと思えるのが信じられないと
胸中でそう呟いた。
それと同時に、こう思った。

(この子は、こんなに幼いのにもう国の事を考えているのか……ある意味王の素質があると言う訳か……)

「……ん?なんやこれ?」

ふと天井を見回していたはやての足が何かに当る。
頭が丸いネジの様な部品だ。

(これ、何の部品やろ?こんな所に機械なんてある訳ないし。この材質はどう見ても鉄や)

「はやて、次へ行くぞ」

リインフォースに呼ばれ、あまり気にも留めずにポケットに入れて次の部屋へ向かう事にした。





同刻、宝物庫。

廃墟とはうって変わって莫大な宝物が無造作に並べられた部屋。
穴のあいた日の光が反射し、太陽様な眩しい光が起きている。
シグナムとザフィーラが手をサンバイザーの様に翳して漸く眩しさが抑えられる程だ。

「まともに歩けない……」

「足下に気をつけろ。所々穴が空いて……うおぉ!?」

「ザフィーラ!?」

碌に前が見えない状態で自然と視線が足下に集中していたや先にザフィーラの足下が崩れ落ちた。
慌ててシグナムもザフィーラが落ちた穴に飛び降りる。

「自分で言ってる傍からこの有様か……」

「人ひとり乗っただけで崩れる位に脆くなってるとはな。……!?」

「……どうした?」

降り立った途端我が目を疑う様に表情を引き攣らせたシグナムに疑問を抱きつつ起き上がるザフィーラ。
何事かとシグナムと同じ方角を見ると、一瞬でその理由を理解した。

「これは……!」

「どうやらこの城は、とんでもない物をお抱えの様だな……!」

笑い事じゃないと言わんばかりにそれから目が離せない。

(皆、解読が終わったわ)

シャマルの魔力通信で漸く我に返ったシグナムとザフィーラを含め、4人ともシャマルの居る書記室へ帰って行く。





「シャマル、どうだ?」

「この石板も壁に刻まれた文字も、文章から察するに記録みたいね」

「記録?」

「正確には日記見たいなものだけどね。全部は無理だったけど」

メモを手にシャマルが文字を示す。
何故この人形が文字を刻んだのかは不明だが、聊かその内容が気になる。

「何て書いてあるんや?」

「待って。一番興味のある物を2つ用意するわ」

はやてにせかされ、シャマルは2枚の石板の内容を語り出した。

天空の城エンジェランド第4章:その4 ( No.42 )
日時: 2013/07/26 22:23
名前: 八雲(元BFD) (ID: w/wSfXM1)

「じゃあまずこっちから」

そう言って机の右側の石板を手に取り、解読した文章を読み上げる。










エンジェランドが天に浮かんでどの位過ぎたのだろう。
国王の命令で民と息子夫婦を同盟を結んでいる他の国に任せ、国王とその一族、そして国を護ると誓い、生涯を捧げた騎士達と私が夜天の光を巨大な一個のクリスタルに変え、天へ飛ばした。
誰もがこの計画の重大性を解っている。
住む者が私だけとなった今もなお、王の墓石から通じる部屋のクリスタルは輝きを損なわない。
少なくとも千年は浮かび続けて少しも光を失わない事に驚いた。
だが、永遠にこの城が浮かび続けている訳では無い。輝きが失った時、この城が落下した時、世界が終焉を迎えるのだ。





国王が死んだ。
騎士達は嘆き悲しみ、王妃は悲しみに押し潰されそうな現実にも、嘆かずに気丈に振舞った。
王は遺言で、自らが亡くなった時は私の身体を腐敗させず、クリスタルを護る鍵にしてくれと願った。
騎士や一族達でその技術に秀でた者が技術を結集し、王の亡骸を錠に、義眼を鍵とした仕掛けを製造した。





王は夜な夜な嘆いていた。
もし我が血を受け継ぐ者が、悪意ある者だとしたら、この城を飛ばしてまで民や世界を守った意味がなくなる。
仮に入ったとしても、あのクリスタルから造られたシュベルトクロイツとヴァッフェントレーガーが1つになり、それら2つと王の息子夫婦の子孫の力が1つにななければ、この城の力を我がものとする事は不可能だ。










「これがその石板の内容か」

シグナムの言葉にシャマルは小さく、はっきりと頷いた。

「でも、世界が滅ぶってどう言う意味だ?デカい爆弾が積まれてるわけじゃあるまいし」

「そのデカい爆弾に該当するものなら、先程私とザフィーラが見つけた」

「爆弾に該当する物?」

「宝物庫の地下で、戦争に使われたと思われる様々な兵器を見つけた。爆薬らしうき物も大量に見つかった。それにこれらの兵器を使う様な戦争と言えば……」

「!聖皇戦争ね!あれは書物でも百年は続いた激しい戦争だって記されていたわ……」

「戦争に使われた兵器と巨大な夜天の光……世界の一つや二つが吹き飛んでも可笑しくない内容だな」

「にしても、義眼っていったい何なんだ……?」

「あ、ひょっとして……」

頭を寄せ集めて考えている5人にはやてが思い出したようにポケットに入れた義眼を取り出そうとした時だった。






















ドガァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!














城全体を揺るがさん勢いの震動に襲われる。

「なんだ!?……まさか、オーラムが!?」

シグナム達が咄嗟に武器を構えて城を見渡せる場所へ急ぐ。
その場所でヴィータが取り出した双眼鏡を見ると、ラーズとガレアス、バルマ、ハデスを乗せたダイソンスフィアからウジャウジャと兵士や冥獣が降り立っている。

「……あれは!」

更に目を凝らして見るとピットやブラピ、パルテナが縄で縛られていた。

「あらら?あの子達先回りしてたみたいだよ?」

「そうか、ならば一気に兵を向かわせろ!」

「あいよー!」

それと同時にハデスは挙手して合図を送る。
するとダイソンスフィアから丘で一戦交えた冥獣とツインベロス、ヒュードラーと共にガーゴイル型の冥獣が着陸し、エンジェランドへ進行する。
その傍ら、捕えられたピット達の近くに一人の甲冑の騎士が歩み寄る。

「おい、マスターラーズの命令だ。お前達は本隊と合流してこの城の捜索にあたれ」

「何?そんな命令は受けてないぞ?」

他の兵士2人がそんな命令を受けていないと反論する。
だが訊ねた兵士は「そうか?」と聞き返す。

「いや、絶対にそう言われたぜ」

「何でそう言いきれるんだよ?そうそう、今思い出したが、こんな事も言ってたぜ」

両手剣に体重を乗せ、杖の様に立てる兵士がその体制を直し、いきなりピットの後ろに剣を突き立てた。

「「なっ!?」」

「テメェらをブッ飛ばせってな!!」

言うが早いが、その兵士は両手剣を地面に叩きつけて巨大な竜巻を作り、オーラム兵を吹き飛ばす。

「ま、まさか……」

ピットが信じられないと言った表情で兵士の指を刺す。
そして、指された兵士はその正体を明かす為に兜を脱ぎ棄てた。

「よぉ。随分無様な補まり方じゃねぇか」

「マグナ!!どうしてここに!?」

「あの爺さんからの依頼でな。もしもの為に俺をこいつらの中に紛れこませていたのさ。案の定こうなっちまったか」

「うるさいなぁ!助けに来たならそう言えよ!」

「そりゃ悪かったな。んな事よりこいつらぶっ飛ばして、とっととあの嬢ちゃん達と合流するぞ!」

マグナが再び衝撃波を放って背を向けて親指を指した。
その標的は、遥か建物の上のシグナム達。

「マグナ……感謝する」

金属混じりの足音、翼を広げ空を羽ばたく音、そして獣のような唸り声。
様々な効果音が入り混じった音の発生源である大群から目を離さず、シグナムは腰に差した刀を抜刀し、シャマルは指輪に魔力を注いで戦闘モードに入り、ヴィータはハンマーを2、3度振って戦闘意欲を示し、ザフィーラは静かに拳を構え、リインフォースは愛用の短剣を構え、はやては自衛用に魔道書を取り出した。












「総員に告げる。何が何でもこの城を奴らの手に渡すな。そして……絶対に誰ひとり死ぬな!!!」

「「「「「了解!!!」」」」」







——————つづく。

Re: 小さな書庫の騒動【短編集】 ( No.43 )
日時: 2013/09/18 18:59
名前: りゅーと (ID: OPVNjM8g)

前回の設定のを訂正し、少し加えました。ディエチ、忘れてゴメン;





「ギンガ」
誰にでも優しく、妹のスバルやナンバーズ達の面倒を見る優しい姉。誰にでも平等に接し、妹同様に食べ歩きを好む一面がある。だが、訓練やテストや試験になると、鬼教官へと早変わりし、スバルやナンバーズや彼女の部下達は(((((°Д°;)))))となってしまう。プライベートと仕事を使い分け、プライベートでは思いっきり弾けて遊んだり食べ歩きを楽しんだりオシャレをし、仕事では私情を持ち込まずに真面目に取り組み、特訓や訓練やテストでは鬼教官へと早変わり。
スバル同様に目標があるので、前へ進む努力はしている(これがスバルやナンバーズ達にも影響を与えている)。裸族とタブーを嫌っており、笑顔でボコボコにするので怖い。


「ノーヴェ」
第二のスバルと言えるナンバーズ。性格はスバルと似ている部分があり、スバルの妹とも言える。一緒にいると双子と間違えられることもしばしば。ナンバーズのまとめ役の一人であり、チンク不在時は彼女が指示を出す。最初は中々感情を出せずにいたが、更生してからは年相応の反応を示すようになり、明るい部分を出している。ただ違う点は髪と瞳の色、そして食べる量(好物はほぼ一緒だが流石に多くは食べません。むしろ吐き気が生じる)。ギンガの訓練は恐ろしいのでたまにウェンディと共に逃げ出す(その後は捕まる)。
タブーを嫌っており、チンクやナンバーズやギンガ姉妹の下着を盗むので毎回苛立っている。地の果てまで追いかけて来そうなのでマジでヤバい。


「チンク」
更生ナンバーズのリーダー格。やや古風で大人びいていて常識がありクールなイメージがある。ただ、流行には疎い部分があるので、下の妹達の話題にはついて来れない部分はあるが妹達の会話と笑顔が好きなので、時間がある限りは聞いている。
裸族やタブーなどには免疫がなく、彼らを見て即座に気絶する人に該当する(ドタバタ逃走中4でニアみたいにすぐ気を失う)。しかも、タブーの好みに該当しているので笑えない(合法ロリ)。


「セイン」
明るくて子供っぽい部分があり、おふざけなどは好むが人の変化には敏感であり、その時には真面目になる。要するにアイクタイプ。上の姉妹や下の姉妹の潤滑油であり、喧嘩の制裁や仲裁はお手の物。別名は仲直りの達人や歩く仲裁辞典。
更生後は聖王教会でディードと共にシスターの修行をしているが、たまに失敗するのでオットーが呼ばれる事やディードの方がいい成果を出すのでまだまだな部分がある。ネスみたいな悪戯好き組に該当しており、性格も合わさっているので中々姉扱いされないのが悩み。


「オットー」
更生を受けてからは感情は明るくなり、たまに冗談を言うようになる。同じタイプのディードの事は気にかけているので彼女に悪影響を与えたら容赦はしない。
外見が中性的なので女物の服よりも男物の服が似合うので男物の服を着せると黄色い悲鳴が響き、しかも男装コンテストは優勝は当たり前(モデルにスカウトされる事もしばしば)。セインとディードと共に聖王教会に務めており、セインとディードの尻拭いに呼ばれる事も。ディードとチンクに悪影響を与える裸族とタブーには容赦しない。静かに怒るタイプです。


「ディード」
ナンバーズの最年少。最後に生まれたため、感情は乏しく知識はあまりないが戦闘系はかなり特化されている。更生されてからは感情はオットー同様に出るようになり、知識は若干ついた。聖王教会で学ぶ事が多く、姉達に可愛がられており(特にオットーに)、毎日が楽しい。聖王教会ではシスターとして現在は修行中。
だが、疎い部分があるので彼女に変な事を吹き込んだり、変な事をやらかすと上のお姉さん(特にオットー)がどこからともなく来る。


「ウェンディ」
性格は元から明るくて悪乗りするタイプ。口調は明るく、語尾に「〜っス」とつける。要するにピットタイプ。考えるよりも行動派なので戦闘は強いが頭は悪い。セインと共にムードメーカーであるが、同時にトラブルメーカーなのでよくギンガやチンクやノーヴェに怒られている。ギンガの特訓は凄い恐ろしく、高確率で逃げ出す(だが、その直後に見つかって怒られるのがオチ)。かなり前向きな性格なので多少の事でくじけない。


「ディエチ」
ナンバーズの中でも常識と思いやりがある子。更生組ナンバーズの大半が前衛タイプなので後衛を担当する。善悪の区別が出来る子なので不正や悪い事を嫌う。更生後はナカジマ家に引き取られ、家の手伝いをしたりナンバーズのサポートに徹する。他のナンバーズに埋もれがちだが、彼女がフォローをするのである種はバランスを保っている。一種の苦労人であり、裸族やミントハゲのせいで気絶するチンクの搬送、チンクを酷い目に遭わせた裸族やタブーを地の果てまで追いかけるノーヴェのストッパー、ギンガの特訓から逃げ出すウェンディ探しをする彼女がよく目撃される。毎日が大変だがまんざらでもないようだ。





とこうなりました。
ナカジマ家の方に行ったナンバーズがどんちゃん騒ぎしてますwwwギンガさんのイメージはプライベートと仕事をきっちり使い分けるタイプっぽいので、ちょっとだけなのはさん並みに鬼教官化しました。チンクとディエチ以外の3人は逃げ出す事もあるので鬼ごっこはしょっちゅう起きます(笑&スバル、お前もか)。
聖王組はまったりとしてますので、セインが騒いでいない場合は奉仕作業を黙々としてますし(ケンカや揉め事が起きた場合はすぐに駆けつけます)、オットーが仕事をすれば多くの女性が彼女の男装姿に惚れて彼女の信者が増え、ディードはまだまだ修行中なので保護者達が見守ります。休憩時になると三人集まってティータイムが日課です。


こんな感じでよろしいでしょうか?

天空の城エンジェランド 最終章:その1 ( No.44 )
日時: 2013/10/04 19:02
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: pND9SC4/)

>りゅーとさんへ

データありがとうございます&ダンガンロンパキャラs参戦おめでとうございます。
今から最終章を仕上げるので、その次は温泉旅行の執筆に移行します。もう少し待って下さい。
一人称はこっちが決めときますので。



八雲「次回はいよいよ最終回!」

シグナム「こんなに長くかかるとは思わなかったぞ;」

Re: 小さな書庫の騒動【短編集】 ( No.45 )
日時: 2013/10/04 18:57
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: pND9SC4/)

前回までのあらすじ

時は大ギルド時代。
魔道ギルド『ヴォルケンリッター』はひょんなことから空から降りてきた少女、八神はやてを拾う。
そして帝国ギルド『オーラム』と暗黒ギルド『冥王星』と激しい戦いを繰り広げながらも、ついに伝説と謳われていた天空の城『エンジェランド』を発見したのであった。
しかし、安息も束の間、ラーズ率いる『オーラム』軍団に追い詰められる。
今、天空で最後の戦いが繰り広げられようとしていたのであった。









鉄を擦り付ける音が静寂に包まれた天空の城に響き渡る。
リインフォース、シグナム、シャマル、ザフィーラ。そして八神はやては愛用の武器を取り出し、戦闘体制をとる。

「来やがったか!」

「ヴィータ。相手は帝国一のギルドだ。油断してるとやられるぞ」

テンションが上がり気味なヴィータを制す様にシグナムが言う。
やがて大群は足音を更に大きく、その姿をリインフォース達に大きく映し出した。
圧倒的な軍事力。その言葉を肌身で思い知りながらももう退く事は出来ない。ここで退いたり、負けたりしたら天空の城は帝国のものとなってしまう。
第一彼女らも、負ける気は毛頭無い。

「ほんなら、開戦の狼煙を大きく上げへんとな。——白銀の剣兵、夜天を切り裂く矢羽となれ……バルムンク!」

魔道書を広げたはやてが杖を掲げ、魔法を唱える。
白銀の剣が上空に展開し、杖を降ろすと剣が一斉に軍に向かって射出される。一発一発は大した事はない。だが、その剣が雨霰と降り注ぐ。しかも階段を上がる連合軍にとっては辛い物だった。
同時にヴィータとザフィーラが連合軍の中心に飛び降りる。

「守護の拳!」

「テートリヒシュラーク!」

ザフィーラの拳とヴィータのハンマーが空を裂き、連合軍を吹き飛ばす。

「穿空牙!」

「ナイトメア!」

更に続いたシグナムとリインフォースの追撃。
小規模の砲撃と斬激が更に連合軍の兵士を倒す。

「そんじゃまぁ、ここで冥府軍もいきましょうかねぇ!」

『出番だ出番だ!!』『焼き尽くしたらぁ!!』

『おらおらどけやぁ!』『邪魔だ邪魔だ!』『肉食い放題だぁ!』

ハデスが高らかに声を上げると同時、冥獣ツインベロスとヒュードラーが空を飛んで魔道師達に牙を立てる。
ツインベロスはザフィーラとシグナムに、ヒュードラーはヴィータとリインフォースの行く手を阻む様に前に立つ。

「数が多すぎる……!」

本来戦闘慣れしていないシャマルでさえも戦闘に参加せざるを得ない数を相手に、逆巻く嵐で周囲に近付いている敵をなぎ払う。
はやてはシュベルトクロイツにしか開けられない扉を開ける為に集中しているので戦闘に参加できない。
だが、先頭の激しさに不安に思ったはやてが振り向いた瞬間、口に布が押し当てられてしまう。
苦しみながら何とか後ろを振り返るとディアマント親子、更にラーズや親衛隊の数人までもがいた。裏を書かれてしまったらしい。

「う……うぐ……ん……」

「無防備とは感心しませんね。姫様?」

睡眠薬でも混ぜられていたのか、はやての意識が徐々に遠のいていく。
そして眠ったことを確認するとバルマはやや強引にはやてを引っ張りそのままラーズと共にそのまま窪みのある石版へと向かっていった。

「!!はやてっ!!」

『どこに目をつけている!!』

一瞬の隙を突いてシグナムがはやての元に向かうが、それより早くヒュードラーの右首が遮る。
その様子を確認したラーズが窪みに奪ったシュベルトクロイツを当てる。

「ついに来た……!この瞬間がやってきたのだ!!この世界を私の物にする歴史的瞬間が!!」

剣十字が填められた扉が溝を光で満たす。
するとどうだろうか、一瞬激しい地鳴りが襲ってきた。
流石にギルド員は先頭をやめ、収まるのを待つ。
冥獣も異様な地鳴りに危機感を察して戦闘を止める。
地鳴りは激しさを増し、やがて扉が開き、中枢へと続く階段が姿を現した。

「さぁ!いざ歴史を創造する時!」

そのままラーズはガレアス親子と親衛隊数名と共に扉の奥へと向かっていった。
シグナム達も向かいたいが、冥獣やハデスの存在が邪魔をする。

「貴様らは行かないのか?」

「そんなんに期待するよりも今を楽しまなくっちゃ。人生楽しんだ者勝ちでしょ?」

口調こそ軽々しいが醸し出されるオーラは半端なものではない。








「セレスチャルアロー!」

「おらぁ!!」

「女神の裁き!」

突如、降り注ぐ無数の矢がオーラム軍や冥獣の肉体に突き刺さる。
更に何者かの攻撃でツインベロスを吹き飛ばし、更に巨大な光が騎士団を飲み込んだ。

「本当に派手な登場だねぇ〜パルテナちゃんにブラピ君」

「お望みでしたらあなたも派手に消し去ってあげる事も出来ますよ?」

互いに皮肉を言い合う冥府神と女神。
そう、漸くホーリーロードのギルド員と合流を果たしたのだ。
ツインベロスを吹き飛ばした人物、マグナはヴォルケンリッターの5人に巨大な剣で大声で叫ぶ。

「ここは俺たちが引き受ける!お前ら、あの小娘を頼んだぞ!」

5人はマグナに「すまない」と礼を言って駆け抜ける。
その後を追おうとする冥獣とハデスだったが、そこにパルテナとブラピが立ち塞がる。

「散々やられた借りだ。今ここで全部倍返しにしてやるよ!」

「あらら、こりゃまた……」

やれやれと首を横に振るハデス。
と、そこへマグナが紫色の短剣をシャマルに投げ渡す。

「こいつを持って行け。必ず役に立つ」

「これは……?」

「ヴァッフェントレーガー。ガイナスがら渡された物でな。これとシュベルトクロイツ、そして夜天の主の力を合わせりゃこの城を制御できるって聞いた」

さらっと説明し、戦闘態勢に入るマグナ。
とにかく持っておいて損は無い。マグナに礼を言い、行く手を阻むものを薙ぎ倒しながら階段を駆け上がる。

「だーもー!鬱陶しい!エクスプロージョンシュート!!」

壁となる騎士団やギルド員がピットの放った巨大な砲弾に吹き飛ばされ、爆煙が晴れると残ったのは無傷の階段だけ。

「皆さん!早く!」

「サンキュな、ピット!」

そのまま奥の階段まで一直線。
見かねたハデスが火球を放とうとするが、パルテナの撃剣に妨げられる。

「ちょっとちょと。邪魔は無いんじゃない?」

「久しぶりの神様同士の会合です。お開きは早いんじゃないんですか?」

冥府神の悪態を軽くあしらう女神。
その表情はあくまで余裕を保っていた。
その光景を尻目で確認したリインフォースはギルドの仲間を引き連れて深遠へと消えて行った。


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